結婚と家庭

−夫婦関係、親としての義務

 

1.結 婚 

  A.神は結婚を定め、祝福された: 

創世記 2:18 主なる神は言われた「人が一人でいるのは良くない。彼のためにふさわしい助け手を造ろう」

箴言 5:18 祝福を受けさせ、あなたの若い時の妻を楽しめ

箴言 18:22 妻を得る者は、良き物を得る、かつ主から恵みを与えられる

伝道 9:9a*  命の日の間、あなたは、神から賜わったその愛する妻と共に楽しく暮らすがよい

マタイ 19:4,5a (神)は…人を男と女とに造られ…それゆえに人は父母を離れ、その妻と結ばれ

 

  B.結婚は多くの問題を解決する: 

1コリ 7:2 不品行に陥ることのないために、男子それぞれ自分の妻を持ち、婦人もそれぞれ自分の夫を持つがよい

1コリ 7:9 結婚するがよい。情の燃えるよりは、結婚する方が良い

1テモ 5:14 若い[女]は結婚して子を産み…反対者にそしられるすきを作らないように

  

  C.夫または妻は人生の伴侶となり、支えとなる: 

創世記 2:18 神は言われた「人が一人でいるのは良くない」

伝道 4:9-11 二人は一人に勝る…彼らは…良い報いを得る

1ペテ 3:7 命の恵みを共どもに受け継ぐ

  

  D.結婚とは誓約である: 

エゼ 16:8 わたしはあなたに誓い、あなたと契約を結んだ…あなたはわたしのものとなった

 (ホセア2:19,20も参照)

 

2.妻に対する夫の責任 

  A.夫は妻をいたわり、愛するべき: 

エペソ 5:25 夫たる者よ。キリストが教会を愛してその為にご自身を捧げられたように妻を愛しなさい

エペソ 5:28 夫も自分の妻を自分の体のように愛さねばならない

エペソ 5:33a それぞれ、妻を自分自身のように愛しなさい

コロ 3:19 夫よ、妻を愛しなさい。つらくあたってはいけない

  

  B.夫は妻に敬意を払い、妻をほめ、喜ばすべき: 

1ペテ 3:7* 夫達よ。妻が…自分よりも弱い器だということをわきまえて生活し…尊びなさい

箴言 31:28 夫もまた(立ち上がって)彼女をほめたたえ

1コリ 7:33 結婚している男子は…心を配って…妻を喜ばせようとし

  

  C.妻の賢い助言に耳を傾け、心にとめるべき: 

士師記 13:19-23  [マノアの妻は恐れる必要はないと賢く説明した]

サム上 25:9-33 [ナバルの妻アビガイルはダビデを賢くなだめた]

サム下 20:1,2,7,13b-22 [アベルの賢い女が「知恵をもって、全ての民の所に行き」彼女の町を救った]

列王下 4:8-10  [シュネムの女]は夫に言った「[エリシャ]は確かに神の聖なる人です…小さい部屋を…彼のために備えましょう

 (サム下14:1-15、ダニ5:10-12、マタイ27:19も参照)

 

3.妻のあるべき姿と責任 

  A.聖書に書かれた善良な妻: 

箴言 11:16 しとやかな女は、誉を得

箴言 12:4 賢い妻はその夫の冠

箴言 19:14b 賢い妻は主から賜わるもの

箴言 31:10-12 誰が賢い妻を見つけることができるか、彼女は宝石よりもすぐれて尊い(箴言31:10-31全部を参照)

箴言 31:26 彼女は口を開いて知恵を語る、その舌には慈しみの教がある

1テモ 3:11* 妻達も…謹厳で、他人をそしらず

テトス 2:4* 若い女達に…真面目であるように教え

テトス 2:5 慎み深く(賢く)、純潔で…善良で、夫に従順

  

  B.家族や子供達を治めるという妻の務め: 

1テモ 5:14 結婚して子を産み、家を治め

詩篇 128:3 あなたの妻は…多くの実を結ぶぶどうの木のよう

箴言 14:1* 賢い女性はその家を建て

箴言 31:27 彼女は家の事をよく顧み、怠りの糧を食べることをしない

1テモ 3:11 妻達も同様に…全ての事に忠実でなければならない

テトス 2:4 若い女達に…子供を愛[することを教え]

テトス 2:5 家事に努め

  

  C.悪い妻の見本: 

箴言 7:11 騒がしく、慎みなく、その足は自分の家に留まらず

1テモ 5:13 彼女達は怠けていて、家々を遊び歩く…無駄事をしゃべって、いたずらに動き回り

  

  D.外見の美しさより、善良さの方がより大切: 

箴言 11:22 美しい女の慎みがないのは、金の輪の、ぶたの鼻にあるようだ

箴言 31:30* 美しさは無駄である、しかし主を恐れる女はほめたたえられる

1ペテ 3:3-5 外面の飾りではなく…柔和で、しとやかな霊は(尊い)

 

4.夫に対する妻の義務 

  A.連れ合いとなる: 

箴言 31:11 その夫の心は彼女を信頼して

マラキ 2:14b  彼女はあなたの連れ合い、契約によるあなたの妻

  

  B.夫を愛し、喜ばせる: 

箴言 31:12 生きながらえている間…夫の為に良い事をして悪い事をしない

1コリ 7:34b 結婚した婦人はこの世の事に心を配って、どうかして夫を喜ばせようとする

テトス 2:4* 若い女達に、夫を愛することを教え

  

  C.夫に従う: 

1コリ 11:3 知っていてもらいたい…女の頭は男

1コリ 11:8,9 男は女のために造られたのではなく、女が男のために造られた

エペソ 5:33b 妻もまた夫を敬いなさい

コロ 3:18 妻たる者よ、夫に仕えなさい。それが主にある者にふさわしい

 (テトス2:5、1ペテロ3:1aも参照)

  

  D.イエスへの愛のゆえに服従する: 

エペソ 5:22 妻たる者よ。主に仕えるように自分の夫に仕えなさい

1ペテ 3:1-6 妻たる者よ。夫に仕えなさい…柔和でしとやかな霊[で]…神の御前に

 

5.主への奉仕は男性に限られてはいない 

  A.主への奉仕における女性の立場は男性と同等、あるいはそれをしのぐこともある: 

ガラ 3:28 男も女もない。あなたがたは皆キリスト・イエスにあって一つ

ローマ 2:11 神には、かたより見ることがない

  

  B.初代教会における女性の弟子や指導的な働き人達: 

マルコ 16:9   [マグダラのマリヤはイエスの復活後、最初に主を見た者として光栄を受けた](ルカ8:1-3、ヨハネ20:1-18も参照)

ヨハネ 19:25  [ヨハネ以外の男性の弟子は皆、逃げ、身を隠したが、忠実な女性の弟子達はイエスの十字架刑の時に共にいた]

 (マタイ27:55,56も参照)

ローマ 16:1,2* 姉妹フィベを…主にあって迎え、彼女があなた方にしてもらいたいことがあれば何事でも助けるよう命じる

ローマ 16:3,4  私の同労者プリスカとアクラ[夫よりも妻プリスカに敬意が払われ、名前が最初に出ている−使徒 18:2,18(ここでは妻の名がプリスキラと訳されている)]

1コリ 16:16  全て[女性も含む]彼らと共に働き労する人々に従って(1テサ5:12,13も参照)

ピリピ 4:3a 助けて…福音のために私と共に戦ってくれた女達

 (ローマ16:6,12a,13、1テモ5:1,2、2テモ4:21も参照)

  

  C.パウロの個人的な意見は、おきてとして書かれたのではない: 

1コリ 14:34,35 (ヨエル2:28、使徒2:17と比較)

1テモ 2:12  (1コリ7:6,12a,25と比較)

  

  D.栄誉を受け、高められた妻達: 

士師記 13:1-10 [主の使はマノアの妻に二度現れ、その後でマノアに現れた]

サム上 25:38,39  [神は邪悪なナバルを殺されたが、妻のアビガイルには、イスラエルの王となるダビデと結婚するという栄誉を与えた]

列王下 4:8-37  [この話の中で栄誉を受けたのは、夫ではなく「シュネムの裕福な婦人」だった](列王紀下8:1-6も参照)

ルカ 1:26-35  [天使長ガブリエルは最初にマリヤに現れ、3ヵ月後にヨセフに現れた−ルカ1:56、マタイ1:18-21]

ルカ 1:46-48 [マリヤが預言する:]代々の人々は私を幸いな女と言う

 (士師記4:17-23、5:24、サム下20:1,2,7,13b-22も参照)

  

  E.御霊の塗油を受けた女預言者: 

出エジ 15:20,21 女預言者ミリアム[勝利の歌を歌った]

士師記 5:1-31  [女預言者デボラとバラクの勝利の歌]

ルカ 1:39-55 [エリサベツとマリヤが御霊に満たされて、預言をする]

ルカ 2:36-38 アンナという女預言者…夜も昼も…神に仕えていた

使徒 2:17 わたしの霊を全ての人に注ごう…あなたがたの息子娘は預言をし(ヨエル2:28も参照)

使徒 21:8,9 ピリポ…に四人の娘があったが…預言をしていた

  

  F.神の民を裁き、治めた女性: 

士師記 4:4 女預言者デボラがイスラエルを裁いていた

士師記 5:6,7 ついにデボラが立ち上がり、立ってイスラエルの母となるまで…イスラエルには農民が絶え(士師記4:1-10,23,24も参照)

 

6.調和と夫婦間の平安 

  A.調和はクリスチャンの結婚生活において大切なもの: 

コロ 2:2 心を励まされ、愛によって結び合わされ

1テモ 3:4,5 自分の家を治めることも心得ていない人が、どうして神の教会を預かることができようか

1ペテ 3:7 命の恵みを共どもに受け継ぐ者として…あなたがたの祈りが妨げられないため

1ペテ 4:8 互いの愛を熱く保ちなさい。愛は多くの罪をおおう

 (テトス2:5も参照)

 

  B.口論は避けるべき: 

箴言 17:9 愛を追い求める人は人の過ちを赦す

箴言 17:14 喧嘩の起らないうちにそれをやめよ

箴言 21:19  争い怒る女と共におるよりは、荒野に住むほうがましだ(箴言25:24も参照)

箴言 27:15 雨の降る日に雨漏りの絶えないのと、争い好きな女とは同じだ(箴言19:13bも参照)

ピリピ 2:3* 何事も闘争心…からするのでなく

コロ 3:13 互に忍びあい、もし互に責むべきことがあれば、赦し合いなさい(1ペテ3:9も参照)

  

  C.夫婦間の争いや不和は家庭を壊す: 

箴言 14:1*  賢い女性はその家を建て、愚かな女性はそれを壊す(箴言24:3も参照)

 

7.結婚とセックス 

  A.夫婦間のセックスは清く聖なるもので、神が定められた: 

ヘブル 13:4a* 結婚は聖なるもの…寝床も清い

1コリ 7:28a たとい結婚しても、罪を犯すのではない(36節も参照)

  

  B.子孫存続のため定められた: 

創世記 1:27,28 男と女とに創造された…神は彼らを祝福して言われた「生めよ、ふえよ」

マラキ 2:15* 神は人を一体にされたではないか。なぜか。神を敬う子孫を持つため(エレ29:6も参照)

  

  C.結婚とは、男女が「一つの肉体」として結合すること: 

創世記 2:23 これこそ、ついに私の骨の骨、私の肉の肉

マルコ 10:6-8 神は人を男と女とに造られた…人はその父母を離れ、二人の者は一体となるべき(創世記2:24も参照)

1コリ 6:16b 二人の者は一体となるべきである

エペソ 5:31 人は父母を離れてその妻と結ばれ、二人の者は一体となるべき

  

  D.夫婦間のセックスは神からの賜物: 

箴言 5:18 あなたの泉に祝福を受けさせ、若い時の妻を楽しめ

箴言 5:19 いつも、その乳ぶさをもって満足し、その愛をもって常に喜べ

雅歌 7:6-12 あなたは何と美しく、愛すべき者であろう

 (詩篇19:5、雅歌1:1,4,13、2:3,6,16,17、4:6,10-16、5:4,5、8:3,14も参照)

  

  E.セックスは夫婦の権利であり、罰や報酬として使われるべきではない: 

1コリ 7:3 夫は妻にその分を果し、妻も同様に夫にその分を果すべき

1コリ 7:4 妻は自分の体を[自分だけの思いのままに]自由にすることはできない[それができるのは夫]

1コリ 7:5 互に拒んではいけない。ただし合意の上で(しばらくなら)…差し支えない

  

  F.夫は妻をセックスの相手としてだけでなく、誉れと愛をもって扱うべき: 

1テサ 4:4,5* 各自…自分の妻を…情欲におぼれず…尊敬の念を持って扱う

 

8.結婚 対 独身主義 

  A.結婚を禁ずるのは間違っている: 

1テモ 4:1-3a ある人々は…信仰から離れ去り…結婚を禁じ

  

  B.祭司や監督者、教会幹部でさえも結婚するよう勧められている: 

エゼ 44:21,22 [結婚について、祭司に具体的な指示が与えられている]

レビ 21:10a,13 [大祭司でさえも、結婚するよう指示されている]

マタイ 8:14   [「初代法王」と考えられるペテロでさえも結婚していた](1コリ9:5)

1テモ 3:2 監督は…一人の妻の夫であり

 (1テモ3:11,12も参照)

  

  C.独身主義や結婚を禁ずることは、問題になり得る: 

創世記 2:18 神は言われた「人が一人でいるのは良くない

1コリ 7:9 情の燃えるよりは、結婚する方が良い

ローマ 1:27 男も…女との自然の関係を捨てて互いにその情欲の炎を燃やし

 

9.離婚、再婚、夫婦の不貞と赦し 

  (離婚、再婚、夫婦の不貞と赦しに関する聖句については、現代の主要なクリスチャン神学者や宗派の間で、意見や解釈、適用に大きな違いがあるので、このような微妙で個人的な事柄について独断的になるのを避けるためにも、ここでは大要だけを載せることにしました。新約聖書ではどんな形の離婚や再婚も禁じられていると信じている教会もあるし、それに関する聖句の指針を、愛や憐れみや理解をもって、また法の許す範囲内で、融通をきかせながら適用している教会もあります。どちらの側にも、誠実なクリスチャンが大勢いるので、この点に関する教えを定めるのは、読者の個人的な信仰と確信に任せるのが最善と感じました−「各自はそれぞれの心の中で、確信を持っておるべきである」−ローマ14:5b)

 

10.子供に対する親の義務 

  A.親は子供を愛の内に教えるべき: 

エペソ 6:4 父たる者よ。子供を怒らせないで、主の薫陶と訓戒とによって、彼らを育てなさい

コロ 3:21* 父たる者よ、子供をいらだたせてはいけない。がっかりするかもしれないから

  

  B.親は子供に神の御言葉を教えるべき: 

申命記 6:7 努めてこれ(神の御言葉)をあなたの子らに教え(申命記4:9、11:18,19も参照)

申命記 31:12,13  (子供達は)主を恐れることを学ぶであろう

詩篇 78:5 主は…その子孫に教うべき事を我らの先祖達に命じられた

箴言 22:6a 子をその行くべき道に従って教えよ

ヨハネ 21:15b わたしの羊を養いなさい

  

  C.父親は子供達の必要を満たすべき: 

2コリ 12:14 子供は親のために財を蓄えておく必要はなく、親が子供のために蓄えておくべき

1テモ 5:8 もしある人が…自分の家族を顧みない場合には、その信仰を捨てたことになるのであって、不信者以上に悪い

 (使徒20:35も参照)

  

  D.父親は権威をもって子供を治めるべき: 

1テモ 3:4 自分の家をよく治め、謹厳であって、子供達を従順な者に育てている人

1テモ 3:12b 子供と自分の家とをよく治める

  

  E.親は必要なら子供を懲らしめるべき: 

箴言 13:24 鞭を加えない者はその子を憎むのである、子を愛する者は、つとめて(素早く)これを懲らしめる

箴言 19:18* 望みのあるうちに、自分の子を懲らせ、泣く声のゆえに差し控えてはならない

 (箴言22:15、23:13も参照)

  

  F.子供を甘やかした親が結ぶ悪い実: 

サム上 3:13 その子らが神を汚しているのに、彼がそれを止めなかった

列王上 1:1,5,6 彼の父は…一度も「なぜ、そのような事をするのか」と言って彼をたしなめたことがなかった(16-21節も参照)

箴言 29:15b わがままにさせた子はその母に恥をもたらす

ルカ 15:12,13  [放蕩息子の父は息子に身代を与えたが、息子は家を出て、全部浪費してしまった]

  

  G.何でも許容される社会における、誤った家族のあり方: 

イザヤ 3:4,5 わらべを立てて彼らの君とし、みどりごに彼らを治めさせる…若い者は老いたる者に向って高ぶり

イザヤ 3:12 わが民は幼な子に虐げられ、女達に治められる

  

  H.偏愛に注意: 

創世記 25:28 イサクは、しかの肉が好きだったのでエサウを愛したが、リベカはヤコブを愛した(創世記27:6-17も参照)

創世記 37:3,4 イスラエルは他のどの子よりも(ヨセフ)を愛し…兄弟達は(それを)見て、彼を憎み(創世記48:21,22、42:4も参照)

1テモ 5:21 偏見なしに…不公平な仕方をしてはならない

  

  I.子供を思いやる親心の例: 

(創世記37:14、サム下18:29、エステル2:11を参照)

  

  J.母親の愛の例: 

  (創世記21:15,16、出エジ1:22と2:1,2、ヘブル11:23、サム上1:22-28と2:18,19、列王上3:23-27、列王下4:17-20,27、イザヤ49:15a、マタイ15:22-28、ヨハネ19:17,18,25を参照)

  

  K.父親の愛の例: 

  (創世記37:33-35、サム下12:15-18、マルコ5:22,23、ルカ15:20-24を参照)

 

11.親への注意 

  A.単に肉親だからではなく、愛と思いやりがあってこそ真の親といえる: 

列王上 3:26,27 女はその子のために心が焼けるようになって…王は答えて言った…彼女はその母

エス 2:7,20 [エステルの叔父はエステルを実の娘のように育てた]

 (箴言29:21も参照)

  

  B.神は、従順で敬神的な親の子供を祝福される: 

申命記 12:28 これらの事をことごとく…守らなければならない…あなたにも後の子孫にも長く幸いがある

箴言 20:7 欠けた所なく、正しく歩む人−その後の子孫は幸い

 (詩篇144:12も参照)

  

  C.神は、親への罰として子供に災いをもたらされることもある: 

出エジ 34:7b 父の罪を子に報い、子の子に報いて

 (出エジ20:5、民数記14:18も参照)

ヨブ 21:19 神は彼らの罪(への裁き)を積み蓄えて、その子らに報いられる

エレ 32:18 あなたは…父の罪をその後の子孫に報いられる

 (民数記14:33、レビ26:39、サム下12:13-18、24:17、イザヤ14: 21も参照)

  

  D.子供の信仰をつまずかせる者への厳しい警告: 

マタイ 18:6 わたしを信ずるこれらの小さい者の一人をつまずかせる者は…ひき臼を首にかける方が…益になる

1コリ8:9,11,12 あなたがたが…その弱い良心を痛めるのは、キリストに対して罪を犯すこと(ローマ14:13-21も参照)

 

12.子供を正しく育てることの重要性 

  A.子供が親より優れた者になることは余りない: 

エゼ 16:44 この母にしてこの娘あり

  

  B.親からの良い影響: 

列王上 9:4 あなたの父ダビデが歩んだように、全き心をもって正しくわたしの前に歩み(歴代下17:3も参照)

歴代下 26:4  ウジヤは父…がしたように、全て主の良しと見られる事を行なった(歴代下20:32も参照)

2テモ 1:5 あなたが抱いている偽りのない信仰…この信仰は、まずあなたの祖母…とあなたの母…に宿った

  

  C.親からの悪影響: 

列王上 22:52 彼は…悪を行い、その父の道とその母の道…に歩み

歴代下 22:3 母が彼の相談相手となって悪を行なわせた

エレ 9:14 先祖の教えたようにバアルに従った

 (エゼ20:18、アモス2:4、マタイ14:8も参照)

 

13.「良き羊飼い」としての親 

  A.親として子供を保護する義務: 

出エジ 2:1,2  [モーセの母はパロに反抗し、赤ん坊を隠した](ヘブル11:23も参照)

列王下 11:1-3  [赤ん坊ヨアシの叔母は、邪悪な女王からヨアシを隠した]

マタイ 2:13-22  [ヨセフはマリヤと赤ん坊イエスを連れてエジプトに逃げ、危険がなくなってから戻るようにと神から告げられた]

  

  B.親として子供を守る義務: 

ヨハネ 10:11-13 良い羊飼いは羊のために命を捨てる

ネヘ 4:14b 主を覚え…息子、娘…のために戦いなさい

  

  C.神が助けて下さる: 

イザヤ 49:24,25 わたしはあなたと争う者と争い、あなたの子らを救う