13.非難/ゴシップ
人の善し悪しを言う者の言葉は傷のようで、腹の奥にまでしみこむ。(箴言26:22)
1. 物事を一方の耳から入れて、他方の耳から出してしまうことは、 十分に悪い。 しかし物事を一方の耳から入れて、すっかりごちゃまぜにし、 それから口に出すことは更に悪い。
2.理解できないものを非難してはいけない。
3.彼らはあなたの所に来て、私のことを話すが、彼らは私の所に来てあなたのことを話す。
4.間違いを正すようにせよ−−決して他の人のせいにしてはいけない。
5.あなたの友人を選ぶことは賢い−−しかしあら捜しは良くない。
6.人の舌は、その人の車のようだ。もしそれがあまりにも異常音をだす (批判的になる) なら、それを整備に出すか、変えるかしたほうが良い。
7.クリスチャンは、目を覚まして祈るべきであり、目を覚まして非難すべきではない。
8.非難する事が、あなたに心の痛みを与えるならそれをしなさい。それがあなたにほんの僅かな喜びでも与えるなら黙っていなさい。
9.新しい考えとは、デリケートなものである。それは嘲笑やあくびによってしぼんでしまう。それは辛らつな言葉によって刺し殺され、しかめっつらによってひどく心配させられ死んでしまう。
10.絶えず異常音を出す (批判的になる) 時にはいつも、モーターと同様にその人もどこかおかしい。
11.あなたは人を追い詰める (悪口を言うの意味がかけてある) のに、車に乗る必要はない。
12.私の隣人を裁く前に、その人の立場に身を置いて、考えるのを助けたまえ。
13.他の人の欠点を正当に判断できる人は珍しい。
14.批判家: 最も良い物事の中に一つの小さな悪いところを見つける人。
15.誰かの過ちにカッとなる前に、10数える時を取れ−−あなた自身の10の過ちを。
16.私が隣人に向かって指を差す時には、もう三本が私に向かって差し返している。
17.秘密を守るつもりのない人ほどの、秘密好きはない。
18.忙しく働く人には、おせっかいをする暇はない。
19.噂は、大いなる旅人である。
20.あなたに他人の陰口を言う人は、あなたの陰口を他の人にも言う。
21.ひとりの目撃者は、二人のまた聞きの人に勝る。
22.穴から覗き見する人は、自分を悩ますことを見るかもしれない。
23.私に、道路の脇にある家に住まわせて欲しい。
そこでは人々が行き来する。
彼らは良くもあり、悪くもあり、
弱くもあり、強くもあり、
賢くもあり、愚かでもある−−私もまたそうだ。
それなら何故私は、あざ笑う者の座に座したり、
あるいは冷笑者の非難を浴びせているべきなのか?
私に、道路の脇にある家に住まわせて欲しい。
人々の友人となるために。
24.誰かがでっちあげるものを、他の者が誇張する。
25.事を言いふらす者は、その友を離れさせる。(箴言17:9)
26.あなたのする事が、非難や大言壮語や取り留めのない事を言うことだけであって、イエスの優しい愛をあふれさせることがないなら、気をつけよ!
27.犬がとても可愛い動物である一つの理由は、それが舌の代わりに尻っ尾をしきりに動かすことである。
28.舌の毒のような毒はない。
29.私たちの最も悪い者たちの内にも非常に多くの良い点があり、私たちの最も良い者たちの内にも非常に多くの悪い点がある。だから私たちの誰にも、他の者について語る資格はない。
30.舌は、僅か7センチの長さであるが、それは170センチの人を殺すことができる。
31.あなたが誰かの悪口を言わねばならないとしたら、それを口に出してはいけない。それを書きなさい−−水際の近くの砂に書くのである。
32.あなたは好きなように私のことを話すことができる。私はひざまずいて、主にあなたの事を語ろう。
33.あなたは誰かの悪口を言うたびに後退していく。
34.他の人々を軽視することに気をつけよ−−あなた自身も軽視されがちである!
35.ガラスで出来た家に住む者は、他人に向かって石を投げぬがよい。
36.真実が靴を履く間に、嘘は世界を一周する。
37.神の油注ぎを受けた人について、あなたの言う事に気をつけよ−−それが本当であれ、偽りであれ−−それが神の仕事や神の働き人を傷つけることであるならば。
38.批判的な霊は、兄弟の間に不和、分裂、不一致を蒔く。神が忌み嫌われる七つの事の一つである!
39.私たち自身に提供できるより良いものがない限り、他の人々の製作品をけなしても無駄だ!
40.賢い人からの小さな教訓は、「他人に対する非難」をもって始まるべきではない。
41.取り壊す方が、それを築くよりも常に容易である!
42.ほとんどのゴシップを語る者たちは、実際に間も無く、彼らが話している話が真実であると、自分で思い込むものである−−彼らは、それらを余りにもしばしば告げるために、彼ら自身それが真実であると信じ始めるのである。
43.からかうのは、いたずらな霊である。
44.コップの縁までいっぱい入った甘い水は、たとえ突然に揺すられても、苦い水を一滴たりともこぼすことがない。
45.批判家とは、あちこちの場所に行って、物事をやじる人々のことである。
46.心 (心臓) にとって、きつい事が二つある−−階段をかけあがる (running up) ことと人々をけなすこと (running down) である。
47.偽善者とは、欠点を捜し出しているに過ぎない時に、仲直りをする振りをする人のことである。
48.非難を逃れる方法−−何もせず、何も言わず、何者にもならないこと。
49.モーゼがどんな間違いを犯そうとも、神は人々に彼ら自身の罪の責任を問われたのであり、モーゼに対するいかなる非難−−彼らが間違っていると思った事や、間違っていると知ってさえいた事−−に対しても彼らを叱責されたのだった。
50.言葉とは、実在するものである! それらは祝福するか呪うか、高めるかけなすか、救うか地獄に落とすかのいずれかである!
51.もし誰かが、人々についてあなたが話す親切な言葉の一つにつき20円を払い、無慈悲な言葉の一つにつき10円を取るとしたら、あなたは金持ちになるか、それとも貧乏になるか?
52.小さな町では、何も大した事が起こらないが、あなたの聞くことがその埋め合わせをしてくれる!
53.あなたが誰かの悪い点を聞く時には、良い点もあるに違いないということを忘れてはいけない。
54.手に負えない舌を変えるには、一つの方法しかない。それは、それをコントロールする霊を変えることである。
55.交戦における全ての武器の中で、口の軽さほど、害を加えるものはない。
56.あなたが教える秘密が、一つの耳から他の耳へと伝わっていくことは、とてもよくあることである。
57.賢者とは、このように言う人だと、ある人が言った、 「あなたは、あなたの舌の主人であるが、わたしもまた、私の耳の主人である」
58.責任を転嫁することは、エデンの園で始まった。他の人のせいにすることは自己防衛の最初の形である。
(No.1247,「牧師のまくら」 FC,1377,1547,も参照。)
59.出エジプト23:1 あなたは、偽りの噂を言いふらしてはならない。あなたは、悪人と手を携えて、悪意のある証人になってはならない。
60.レビ19:16 民の内を行き巡って、人の悪口を言いふらしてはならない。
61.詩篇15:3 その舌をもってそしらず、その友に悪を成さず、隣り人に対するそしりを取り上げず‥‥
62.詩篇32:9 あなたは悟りのない馬のようであってはならない。またラバのようであってはならない。彼らはくつわ、手綱をもって押さえられなければあなたに従わないであろう。
63.詩篇101:5,7 ひそかに、その隣人をそしる者をわたしは滅ぼします。欺く事をする者はわが家の内に住むことができません。偽りを言う者はわが目の前に立つことができません。
64.箴言15:1 柔かい答えは憤りをとどめ、激しい言葉は怒りを引き起こす。
65.箴言15:4 優しい舌は、命の木である。乱暴な言葉は魂を傷つける。
66.箴言18:21 死と生とは舌に支配される。これを愛する者は、その実を食べる。
67.箴言26:20 たき木がなければ火は消え、人の善し悪しを言う者がなければ争いは止む。
68.箴言26:22 人の善し悪しを言う者の言葉は傷のようで、腹の奥にしみこむ。
69.マタイ7:1-5 人を裁くな、自分が裁かれないためである。あなたがたが裁くその裁きで、自分も裁かれ、あなたがたの計るその計りで、自分にも計り与えられるであろう。何故兄弟の目にあるちりを見ながら、自分の目にある梁を認めないのか。自分の目には梁があるのに、どうして兄弟に向かってあなたの目からちりを取らせて下さい、と言えようか。偽善者よ、まず自分の目から梁を取り除けるがよい。そうすれば、はっきり見えるようになって、兄弟の目からちりを取り除けることができるだろう。
70.マタイ12:34b おおよそ心からあふれることを口が語るものである。
71.ローマ2:1-3 だから、ああ、すべて人を裁く者よ。あなたには弁解の余地がない。あなたは他人を裁くことによって、自分自身を罪に定めている。裁くあなたも同じ事を行っているからである。わたしたちは、神の裁きが、このような事を行う者どもの上に正しく下ることを知っている。ああ、このような事を行う者どもを裁きながら、しかも同じことを行う人よ。あなたは神の裁きを逃れうると思うのか。
72.ローマ14:13 それ故、今後わたしたちは、互いに裁き合うことをやめよう。むしろあなたがたは、妨げとなるものや、つまずきとなるものを兄弟の前に置かない事に決めるがよい。
73.エペソ4:29 悪い言葉をいっさいあなたがたの口から出してはいけない。必要があれば、人の徳を高めるのに役立つような言葉を語って、聞いている者の益になるようにしなさい。
74.ヤコブ3:5,6 それと同じく、舌は小さな器官ではあるが、よく大言壮語する。見よ、ごく小さな火でも非常に大きな森を燃やすではないか。舌は火である。不義の世界である。舌はわたしたちの器官の一つとして備えられたものであるが、全身を汚し、生存の車輪を燃やし、自らは地獄の火で焼かれる。
75.Tペテロ3:9,10 悪をもって悪に報いず、悪口をもって悪口に報いず、かえって祝福をもって報いなさい。あなたがたの召されたのは、祝福を受け継ぐためなのである。 「命を愛し、幸いな日々を過ごそうと願う人は、舌を制して悪を言わず、唇を閉じて偽りを語らず‥‥