90.沈 黙
沈 黙 は 金
黙るに時があり、語るに時がある。だから、愛する兄弟たちよ、このことを知っておきなさい。人はすべて、聞くに早く、語るに遅く、怒るに遅くあるべきである。(伝道の書3:7; ヤコブ1:19)
1.言葉が多ければ、とがを免れない。自分の唇を制する者は知恵がある。箴言10:19
2.口を守る者は、その命を守る。唇を大きく開く者には滅びがくる。箴言13:3
3.言葉を少なくする者は知識のある者。愚かな者も黙っている時は、知恵ある者と思われ、その唇を閉じている者は、悟き者と思われる。箴言17:27-28
4.どうして話してしまったのかと、 思われるよりは、どうして話さなかったのかと、思われる方が良い。
5.もし平穏な思いを求めるなら、
これらの事に注意せよ:
誰について話すのか、誰に向かって話すのか、
またどうやって、いつ、何処で。
6.あなたが、他の人に憤慨して話すたびに、自分自身の空虚さを増し加える。
7.自分のつぶやきを悔やんだことはしばしばあるが、沈黙を悔やんだことはめったにない。
8.気転とは、思っていることで語られていない部分である。
9.気転とは、人に電光を感じさせることなしに、稲妻を見せる能力である。
10.耳が二つあって、舌が一つしかないのは、もっと多くのことを聞き、口数を減らすためである。
11.良い傾聴者は、単にあらゆるところで、好まれるだけではなく、しばらくの時間が経てば、何かを知るようになる。
12.見るためには、二つの目を与えられ、聞くために、二つの耳を与えられた神は、話すためには、一つの舌しか与えて下さらなかった。
13.言葉数が少ない者は幸いである。その電話代が少なくなるからである。
14.もしあなたが、口数の少ない人であるなら、それほど、多くの言葉を取り消さなくても済むようになる。
15.もし人間が、聞くよりも、二倍多くのことを語るように意図されていたなら、口を二つ、そして耳を一つ与えられていたことであろう。 16.二つ、またはそれ以上の言語を語るのを学ぶことは、一つの言語で、口を閉ざすのを学ぶことほど、困難なことではない。
17.ある者は、きしむ車輪には、油が差されると言うが、他の者は、きしむ車輪は、取り替えられるべき最初の車輪であることを指摘している。
18.知っていることを、決してすべて語ってはいけない。しかし、語ることは、必ずすべて知っておくようにしなさい。
19.もし他の人に、あなたの秘密を守ってほしいと望むなら、まずそれを、自分自身の胸に収めておくことである。
20.語るに遅く、見るに早くありなさい。
21.沈黙は時として、実に優れた、平和を作り出す者 (争いを防ぐ者のこと) である。
22.語る前に祈りなさい。
23.主があなたを通して語っているのでない限り、 語ってはいけない!
24.コミュニケーションも、聞くことなしには無きに等しい。
25.考えずに語ることは、狙わずに撃つことと同じである。
26.うちわの恥は、外に出さずにおきなさい。
27.考えずに語る者は、語らずに考える者より、多くの危険に遭遇する。
28.黙っていて、愚かな者と思われる方が、語ってしまって、あなたが全くその通りだと思われてしまうよりも良い。
29.口にギアをかける前に、脳のギアが噛み合っていることを確かめなさい。
30.何も語らないことは、言語を立派に使いこなす能力を、しばしば示すのである。
31.賢い人は、経験から語る−−もっと賢い人は、経験から、時には語らない。
32.口は、食料品店経営者の友であり、歯医者の財産であり、雄弁家の高ぶりであり、愚かな者のわなである。
33.赤ん坊が話すことを学ぶには、およそ2年かかる。そして彼が、いつも口を閉ざしておくことを学ぶには、残りの一生涯がかかる。 34.ある人々にとって、25字以下で言う、最も言いにくい言葉とは、 「グッド・バイ」 である。
35.緩んでいる舌は、しばしばその持ち主をきつい立場に追い込む。
36.人間の頭の中で、最初にゆるんでしまうネジとは、普通、舌をコントロールするネジである。
37.数カ国語を語る能力は役に立つものだが、一つの言語しか話さなくても、必要な際には、沈黙を保つ技能も、非常に価値のあるものである。
38.舌は祝福ともなり得るし、呪いともなり得る! あなたは、あなたの舌をどのように使っているか−−良いことのためか、それとも悪いことのためか?
39.学校から帰ってきて、次の事を告げた幼い男の子についての話を聞いた事があるだろうか。 「ママ、僕は今日、平和を作り出す者だったんだ。」 と言うと、母親は尋ねた、 「まあ、そうだったの? 喧嘩を止めたの?」 「いや、違うんだ。」 と少年は答えた。 「じゃ、喧嘩することを拒んだの?」 「違うよ。」 そこで母親が、「それなら、一体どうして平和を作り出す者だったの?」 と尋ねると、少年は答えた、 「僕は何かを知ってたんだけど、いわなかったんだ。」
40.事をよく聞かないで答えてはならない。(箴言18:13)
41.最もやかましい口は、普通語るべきものを何一つ持っていない。
42.年老いた賢いフクロウが樫の木にとまっていた。
フクロウは、色々なことを聞けば聞くほど、
口数が少なくなった。
口数が少なくなればなるほど、
もっと多くのことを聞いた。
私たち皆は、どうしてあの年老いた、
賢い鳥のようではないのだろうか?
(No.33,85,326C,381,1247,1250,1377,1547も参照。)
43.ヨブ13:5 どうか、あなたがたは全く沈黙するように、これがあなたがたの知恵であろう。
44.詩篇39:1 わたしは言った、 「舌をもって罪を犯さないために、わたしの道を慎み、悪しき者のわたしの前にある間は、わたしの口にくつわをかけよ。」 と。
45.詩篇46:10a 静まって、わたしこそ神であることを知れ。
46.詩篇141:3 主よ、わが口に門守りを置いて、わが唇の戸を守って下さい。
47.箴言10:19 言葉が多ければ、とがを免れない。自分の唇を制する者は、知恵がある。
48.箴言11:13 人の善し悪しを言い歩く者は、秘密を漏らす。心の忠信なる者は、事を隠す。
49.箴言13:3 口を守る者は、その命を守る。唇を大きく開く者には滅びが来る。
50.箴言15:23 人は口から出る、好ましい答えによって喜びを得る。時にかなった言葉は、如何にも良いものだ。
51.箴言15:28 正しい者の心は、答えるべきことを考える。悪しき者の口は悪を吐き出す。
52.箴言16:23 知恵ある者の心は、その口を教え、またその唇に、学ぶ力を増し加える。
53.箴言17:27,28 言葉を少なくする者は、知識のある者。優れた霊を持つ者は、悟き人である。愚かな者も、黙っている時は、知恵ある者と思われ、その唇を閉じている時は、悟き者と思われる。
54.箴言18:13 事をよく聞かないで答える者は愚かであって、恥を被る。
55.箴言21:23 口と舌とを守る者は、その魂を守って悩みにあわない。
56.箴言29:11 愚かな者は、その思いをことごとく表し、知恵ある者は、静かにこれを押さえる。
57.箴言29:20 言葉の軽率な人を見るか、彼よりもかえって愚かな者の方に望みがある。
58.伝道の書5:2 神の前で、軽々しく口を開き、また言葉を出そうと心にあせってはならない。神は天にいまし、あなたは地におるからである。それ故、あなたは言葉を少なくせよ。
59.伝道の書5:6 あなたの口が、あなたに罪を犯させないようにせよ。また御使の前に、それは誤りであったとは言ってはならない。どうして、神があなたの言葉を怒り、あなたの手の業を滅ぼしてよかろうか。
60.使徒行伝19:36b 諸君は静かにしているべきで、乱暴な行動はいっさいしてはならならい。
61.Tテサロニケ4:11 そして、あなたがたに命じておいたように、努めて落ち着いた生活をし、自分の仕事に身を入れ、手ずから働きなさい。
62.ヤコブ1:26 もし人が、信心深い者だと自認しながら、舌を制することをせず、自分の心を欺いているならば、その人の信心は空しいものである。