睡 眠

 

1.睡眠は祝福と考えられている 

  A.神が眠りを賜わると信頼する: 

詩篇 3:5 私は伏して眠り、また目を覚ます。主が私を支えられるから

詩篇 4:8 私は安らかに伏し、また眠ります

詩篇 127:2b* 主はその愛する者に、眠りを与えられる

伝道 5:12a 働く者は…快く眠る

エレ 31:26 私は目を覚ましたが、私の眠りは心地好かった

  

  B.神は恐れを取り去り、心地よい眠りを与えて下さる: 

詩篇 91:5 あなたは夜の恐ろしい物を…恐れることはない

箴言 3:24 恐れることはなく、伏す時、あなたの眠りは心地好い

使徒 12:6 ペテロは二重の鎖につながれ[獄の中で眠ることができた]

  

  C.主は奇跡を行なって、人を深く眠らせることができる: 

創世記 2:21 主なる神は人を深く眠らせ

サム上 26:12 主が彼らを深く眠らされたから

  

  D.主に信頼し、どんな状態でも眠る: 

エゼ 34:25 心を安んじて荒野に住み、森の中に眠る

マタイ 8:24 暴風が起って、舟は波に飲まれそうになった。ところがイエスは眠っておられた

 

2.眠れない時には、祈りなさい 

詩篇 42:8 夜には、その歌…祈が私と共にある

詩篇 63:5,6 夜のふけるままにあなたを深く思う時

イザヤ 26:9a わが魂は夜あなたを慕い

哀歌 2:19 夜…起きて叫べ…心を水のように注ぎ出せ

 (詩篇4:4、119:55も参照)

 

3.眠れない理由 

  A.主が語りかけたい時: 

サム上 3:3-10 サムエルが…寝ていた時…主は…呼ばれた

ヨブ 4:12-17 人の熟睡する頃…霊があって、私の顔の前を過ぎ…声を聞いた

  

  B.御心を行なうために、神がそうされることもある: 

エス 6:1-3 その夜、王(アハシュエロス)は眠ることができなかった

  

  C.心配したり、悩んでいる時: 

詩篇 77:3,4 あなたは私の瞼を支えて閉じさせず、私は(ひどく)悩む

伝道 2:23 全ての日はただ憂いのみ…夜の間も休まることがない

伝道 5:12b 飽き足りるほどの富は、彼に眠ることを許さない

ダニ 6:14-18 [ダリヨス王はその夜は食を取らず、全く眠らなかった]

 (詩篇6:6も参照)

 

  D.不思議な夢を見たため: 

ダニ 2:1 心に思い悩んで眠ることができなかった

ヨブ 7:13,14 あなたは夢をもって私を驚かし、幻をもって私を恐れさせ

  

  E.ヨブにされたように、神が試みにかけておられるため: 

ヨブ 7:3,4* 苦しみの夜が定められ…私は暁まで寝返りをうち続ける

  

  F.神に従わなかった罰: 

申命記 28:58,66,67 守り行ないなら…夜昼恐れおののいて…「ああ朝であればいいのに」と言うであろう

  

  G.眠っている人の事を思いやる: 

箴言 27:14 朝早く起きて大声にその隣り人を祝すれば…呪いと見なされ

雅歌 2:7 愛のおのずから起きる時までは…呼び起こす事も、覚ます事もしないように

 

4.睡眠時間が少ないことの良い理由 

  A.必死に祈るため: 

サム上 15:11 サムエルは怒って、夜通し、主に呼ばわった

ルカ 6:12 イエスは…夜を徹して神に祈られた

1テサ 3:10* あなたがたの顔を見…たいと、日夜熱心に祈っている

  

  B.朝早く起きて、祈るため: 

サム上 1:19 彼らは朝早く起きて、主の前に礼拝し

マルコ 1:35 朝早く、夜の明けるよほど前に、イエスは…祈っておられた

詩篇 57:8,9 わが魂よ、さめよ。立琴よ、琴よ、さめよ。わたしはしののめ(暁)を呼び覚まします。主よ…あなたをほめたたえます

詩篇 119:147 私は朝早く(夜明け前に)起き出て呼ばわります。私は御言葉によって望みを抱く

  

  C.仕事をするため: 

創世記 31:38-40 [ヤコブは20年間よく働いて、羊の世話をしたので、睡眠を欠くこともしばしばだった]

  

  D.疲れ過ぎることへの注意: 

詩篇 127:2* あなたがたが早く起き、おそく休む…事は空しい…主はその愛する者に睡眠りを与えられる

使徒 20:7-9 ユテコ…ぐっすり寝入ってしまい…落ちた

 

5.眠るべきでない時 

  A.働いているべき時に、寝過ぎてはいけない: 

箴言 6:9 なまけ者よ、いつまで寝ているのか、いつ…起きるのか

箴言 6:10,11 しばらく眠り、しばらくまどろみ、手をこまぬいて…貧しさは…あなたに来る(箴言24:33,34も参照)

箴言 10:5 刈入れの時に眠る者は恥をきたらせる子

箴言 20:13 眠りを愛してはならない、そうすれば貧しくなる

箴言 26:14 戸がちょうつがいによって回るように、なまけ者はその寝床で寝返りをする

  

  B.起きて、祈るべき時: 

ヨナ 1:4-6 起きて、あなたの神に呼ばわりなさい

マルコ 14:37-41 眠っているのか、一時も目を覚ましていることができなかったのか。誘惑に陥らないように、目を覚まして祈っていなさい

ルカ 22:46 なぜ眠っているのか。誘惑に陥らないように、起きて祈れ

  

  C.先に重要な事をしなければならない時: 

詩篇 132:3-5 求め得るまでは…わが目に眠りを与えず

箴言 6:1-4 急いで行って…あなたの目を眠らせず、あなたのまぶたを、まどろませず

  

  D.眠り過ぎは怠慢、または他の人の事を考えない事が原因の場合もある: 

箴言 19:15 怠りは人を熟睡させる

イザヤ 56:10,11 見張人らはみな目しい…伏して…まどろむことを好む者

  

  E.睡眠が霊的な鈍感さを表わすこともある: 

ローマ 13:11,12 時を知って…眠りから覚めるべき時がすでにきている

エペソ 5:14 眠っている者よ、起きなさい…キリストが照すであろう

1テサ 5:4-8 眠っていないで、目を覚まして慎んでいよう

 

6.主が起こして下さると信頼する 

  A.十分に眠り、起きる必要のある時: 

イザヤ 50:4 (神は)朝ごとに(私を)覚まし…聞かせられる

ゼカ 4:1 私と語った天の使が…私を呼び覚ました

  

  B.危険から逃れるため: 

マタイ 2:13,14  主の使が夢でヨセフに現れて言った「立って…逃げなさい…ヨセフは立って、夜の間に[イエスとマリヤを連れて逃げた]

使徒 12:4-7 ペテロは(寝ていた)…主の使が…ペテロの脇腹をつついて起し、「早く起きあがりなさい」と言った

  

  C.必要物を与えるため: 

列王上 19:5-7 [天使は二度エリヤを起こして、食物と水を与えた]

  

  D.神は重要なメッセージを与えられた後に、起こされる: 

マタイ 1:24 ヨセフは眠りからさめた後に、主の使が命じた通りに(した)