感謝の心

  賛美と感謝 対 不平不満

 

1.感謝に満ちた態度を持つ        

  A.主は私達が感謝の心を持つのを願い、またそう期待されている:            

詩篇 50:14a  感謝のいけにえを神に捧げよ

詩篇 95:2 我らは感謝をもって、み前に行き

詩篇 100:4b 主に感謝し

詩篇 140:13 正しい人は必ずみ名に感謝し

エペソ 5:20 すべてのことにつき、いつも…父なる神に感謝し

コロ 3:15b いつも感謝していなさい

1テサ 5:18 全ての事に、感謝しなさい…これが神が求めておられる事 (詩篇92:1も参照)

              

  B.私達は満足しているべき:            

ピリピ 4:11 私は、どんな境遇にあっても、足ることを学んだ

1テモ 6:8 ただ衣食があれば、それで足れりとすべきである

1テモ 6:6 信心があって足ることを知るのは、大きな利得である

ヘブル 13:5 自分の持っているもので満足しなさい (箴言15:16,17も参照)

              

  C.神の祝福を当たり前と考えてはならない:            

詩篇 68:19  日々に我らの荷を負われる主はほむべきかな

詩篇 103:2  主をほめよ。そのすべての恵みを心にとめよ

ルカ 17:12-18 (らい病が)清められたのは、十人…神をほめたたえるために帰ってきた者はこの(一人)のほかにない

              

  D.いつも自分の祝福を感謝することを忘れない:            

サム下22:49,50  (神は)私を救い出し…それゆえ…あなたをたたえ

歴代上 16:8 主に感謝し…そのみわざをもろもろの民の中に知らせよ

詩篇 136:1-3 主に感謝せよ…その慈しみはとこしえに絶えることがない

1コリ 15:57  しかし(神に)感謝すべきことには…私達に勝利を賜わった

2コリ 2:14 神は感謝すべきかな…私達をキリストの凱旋に伴い (詩篇26:7、107:22も参照)

              

2.主を賛美する        

  A.私達は主を賛美するように訓戒されている:            

詩篇 107:8 彼らが主のいつくしみと、人の子らになされたくすしきみわざとのために、主に感謝するように

詩篇 18:3 ほめまつるべき主

詩篇 22:3 イスラエルの賛美の上に座しておられる(神)

詩篇 66:8 もろもろの民よ、我らの神をほめよ。神をほめたたえる声を聞えさせよ

詩篇 67:3   神よ、もろもろの民にあなたをほめたたえさせて下さい

詩篇 100:4 感謝しつつ、その門に入り、ほめたたえつつ、大庭に入れ

詩篇 103:1 わがたましいよ、主をほめよ。我がうちなるすべてのものよ、その聖なるみ名をほめよ

詩篇 113:1 主をほめたたえよ。主のしもべたちよ

詩篇 117:1 もろもろの国よ、主をほめたたえよ。もろもろの民よ

詩篇 147:1  主をほめたたえよ…賛美はふさわしいことである

詩篇 150:6 息のあるすべてのものに主をほめたたえさせよ

ヘブル 13:15 賛美のいけにえ、すなわち、彼の御名をたたえるくちびるの実を、たえず神に捧げようではないか

1ペテ 2:9* 招き入れて下さった方への賛美を示すべきである (詩篇50:23、148篇全部、150篇全部も参照)

              

  B.歌で主を賛美する:            

詩篇 30:4 主をほめうたい…感謝せよ

詩篇 69:30 私は歌をもって神の名をほめたたえ、感謝をもって

詩篇 92:1* み名をほめ歌うのは、よいことです。

詩篇 98:1 新しき歌を主にむかってうたえ

詩篇 147:1,7 主に感謝して歌え…神をほめうたえ

エペソ 5:19 主にむかって心から賛美の歌をうたいなさい

コロ 3:16* 恵みにあふれて心から神に向かって歌いなさい

              

  C.喜びの内に主を賛美する:            

詩篇 5:11 み名を愛する者があなたによって喜びを得るように

詩篇 95:2b 賛美の歌をもって、喜ばしい声をあげよう

イザヤ 51:3b 喜びと楽しみとがあり、感謝と歌の声とがある

エレ 30:19 感謝の歌と喜ぶ者の声とが、その中から出る

 (詩篇100:1、エレ33:11も参照)

              

3.絶えず神を賛美する態度を持つ        

ヘブル 13:15 賛美のいけにえ、すなわち、彼の御名をたたえるくちびるの実を、たえず神に捧げようではないか

詩篇 34:1 私は常に主をほめまつる。その賛美は私の口に絶えない

詩篇 35:28 私の舌はひねもす…あなたの誉とを語るでしょう

詩篇 71:8 私の口はひねもす、あなたを称える賛美をもって満たされ (詩篇30:12b、72:15b、79:13、104:33、113:3も参照)

              

4.不平(不満)は神によって禁じられている        

ヨハネ 6:43 イエスは彼らに言われた、互につぶやいてはいけない

1コリ 10:10 ある者たちがつぶやいたように、つぶやいてはならない

ピリピ 2:14 すべてのことを、つぶやかず疑わないでしなさい

 (詩篇144:14も参照)

 

5.不平の原因        

  A.神が与えて下さったものへの感謝の欠如:                  

民数記 11:4-6,18 我々は思い起すが、魚を食べた。きゅうりも、すいかも、にらも…今…このマナのほか何もない

民数記 21:4,5 ここには食物もなく…粗悪な食物(マナ)はいやになりました

              

  B.神が必要物を供給して下さるという信仰の欠如:            

出エジ 16:2,3 荒野で全会衆は、モーセにつぶやいた[食糧が底をついた時]

出エジ 17:1-4 民は乾き、モーセにつぶやいて言った、「エジプトから導き出して、乾きによって死なせようとするのですか

 (出エジ15:23,24も参照)

              

  C.御言葉と神の力への信仰の欠如:            

詩篇 106:24,25 主の約束を信ぜず…つぶやき

ヨハネ 6:60-66 弟子達の内の多くの者は言った、「これは、ひどい言葉だ…そのことでつぶやき…去っていった

 (出エジ3:4-8、4:30,31、14:9-12と比較)

 (申命記1:19-27、民数記14:1-11と比較)

              

  D.あきらめ、望みを失った:            

サム上 27:1 ダビデは言った、私はサウルの手にかかって滅ぼされる

列王上19:1-4,10 エリヤは…自分の死を求めて言った

エレ 20:14-18 私の生れた日は呪われよ。なにゆえに私は胎内を出てきて、悩みと悲しみに会い

ヨナ 4:1-9 ヨナは主に祈って言った、「どうぞ今私の命を取って下さい。生きるよりも死ぬ方がましだから

 (ヨブ7:6,11、10:1も参照)

              

  E.神が私達を愛しているという信仰の欠如:            

申命記 1:27 つぶやいて言った、『主は我々を憎んでアモリびとの手に渡し、滅ぼそうとした』

 (詩篇73:13,14、77:1-9も参照)

              

  F.神は近くにおられず、祈りを聞かれないと思うため:            

ヨブ 23:2-9  今日もまた、私のつぶやきは激しく…どこで(主に)会えるかを知りたい。私は彼を認めることができない

詩篇 10:1 主よ、何ゆえ遠く離れて…何ゆえ身を隠されるのですか

 (詩篇13:1、22:1,2も参照)

              

  G.独善的に他の人を裁いているため:            

マルコ 14:4-10  何の為にこんなにむだにするのか…(売ることが)できたのに…ユダは、(主を裏切るため)彼らの所へ行った

ルカ 15:2 パリサイ人が「この人は罪人達を迎えて…」と言った

ルカ 19:7 [パリサイ人は]これを見てつぶやき、「彼は罪人の家にはいって客となった」と言った

 

6.何故、不平は危険なのか        

  A.不平は神を怒らせる:            

民数記 11:1*  民は…つぶやいた。主は怒りを発せられ、主の火が…燃えあがって、宿営の端にいた人々を焼いた

民数記 11:10,33 [イスラエル人は肉を求めて嘆いた]主は激しく怒られ…民を撃たれた

民数記 21:4-6 民は神に向かい、つぶやいた…そこで主は、火のへびを民の内に送られ…多くの者が死んだ

1コリ 10:10 ある者達[イスラエル人]がつぶやいたように、つぶやいてはならない。つぶやいた者は「死の使」に滅ぼされ

 (民数記17:10も参照)

              

  B.神は私達の言葉通りの事をされるかもしれない:            

民数記 14:1,2 イスラエルの人々は皆つぶやき…この荒野で死んでいたらよかったのに

民数記 14:26-35  あなた方が耳に語ったように、わたしはする。あなた方は死体となって、この荒野に倒れる…40年の間

              

  C.どんな不平も、結局は神に対する不平である:            

出エジ 16:7 あなた方が主に向かってつぶやくのを聞かれた…一体我々(モーセとアロン)を何者としてつぶやくのか

出エジ 16:8 あなた方のつぶやくのは、我々にむかってでなく、主にむかってである(9-13節も参照)

民数記 16:11 (あなた)は皆そのために集まって主に敵している。あなたがたはアロンを何と思ってつぶやくのか

              

  D.他の人にも不平を抱かせる:            

民数記 11:4,5 [寄り集まりびとが肉を食べたいと言い始め、 すぐ全会衆が不平を言い出した]

民数記13:30-32、14:36,37 (偵察者達は)その地を悪く言い、全会衆をモーセに向かってつぶやかせた(申命記1:27,28も参照)

 

7.問題が起こった時、どうすべきか        

  A.状態が悪くても、賛美し喜ぶ:            

ヘブル 3:17,18 田畑は食物を生ぜず…おりには羊が絶え…しかし私は主によって喜ぶ

マタイ 5:11,12 わたしのために人々があなた方をののしり、迫害し、偽って様々の悪口を言う時には…喜び、喜べ

ルカ 6:22,23 人々があなたがたを憎むとき…排斥し、罵る時は…喜びおどれ

使徒 5:40,41 使徒達を呼び入れて、むち打ったのち…(使徒達は)恥を加えられるに足る者とされたことを喜び

使徒 16:22-25  何度もむちを加えさせたのち、獄に入れ…パウロとシラスとは、神に祈り、賛美を歌い続けた

1テサ 5:18   全ての事について感謝しなさい。これが神が求めておられることである

1ペテ4:12,13 火のような試練を…驚き怪しむことなく…喜ぶがよい

 (エレ15:10,11,16、ヨナ2章全部、ピリピ4:4も参照)

              

  B.深い苦悩があるなら、主にそれを告げること            

詩篇 55:2,3 私に答えて下さい。私は悩みによって弱りはて、敵…によって気が狂いそうです

詩篇 55:22 あなたの荷を主に委ねよ。主はあなたを支えられる

詩篇 77:1-4 私は嘆き悲しみ、我が魂は衰える

詩篇 142篇全部  御前に我が嘆きを注ぎ出し、 御前に我が悩みを表します…我が霊は消えうせようとし

1ペテ 5:7 神は顧みて下さる…思い煩いを一切神に委ねるがよい

 (ヘブル4:14-16も参照)

              

  C.賛美し続ければ、勝利は必ず来る:            

歴代下 20:22   彼らが歌をうたい、賛美し始めた時、主は(敵に対して)伏兵を設けた

              

  D.祈りの内に感謝の心を持ち続ける:            

ピリピ 4:6  感謝をもって祈を捧げ、あなた方の求めるところを神に申し上げるがよい

コロ 4:2  感謝のうちに…ひたすら祈り続けなさい

              

  E.馬鹿げた愚かな態度ではなく、感謝の気持ちを持つこと:            

エペソ 5:4  卑しい言葉と愚かな話やみだらな冗談を避けなさい…むしろ感謝を捧げなさい