Mountain Streams
水晶の流れ １０
明日への希望を与え、心を新たにする、現代人へのメッセージ
私達の愛の宣言！
−−新しい使徒の信条！−−あなたに必要なのは愛だけ！
ファーザー・ダビデ
私達は愛を信じている！ 神と他の人々に対する愛を！ なぜなら「神は愛」だからだ！ 愛−−それこそが私達の宗教である！
愛はすべてだ。なぜなら愛なしには何も存在しない！ 友人も、家族も、父親も、母親も、子供も、セックスも、健康も、幸福も、そして天国も、愛なしにはあり得ない！ そして、神なしにもこれら一切のものはあり得ない。なぜなら、神ご自身が愛だからだ！
人類のすべての問題に対する解決策は、今も昔も変わらない。それは愛、真の愛、神からの愛、他の人達への愛である！神の聖なる愛の霊は、互いに愛し合いなさいという、神の偉大な戒めを、私達皆が守るのを助けてくれる！ 愛は、この複雑で高度化した現代社会においても、やはり神の解決策である！
人が他の人に対して利己的になり、悪意を抱き、残酷で冷淡になるのは、神の愛と思いやりに満ちた神の律法を拒んでいるからである。人間の非道な行為は、今の世界の状態を見れば明らかだ。人々は、抑圧や暴虐や搾取の奴隷となり、金持ちに身ぐるみはがされ、飢えや栄養失調にさいなまれ、病み、健康には程遠く、貧困状態で、ホームレスとなり、長時間の重労働を強いられ、虐待され、戦争の苦難を味わい、恐ろしいほどの不安に年柄年中つきまとわれるという悪夢を経験している。
この世界に沢山の悪がはびこっているのは、人間が、神と互いに対する愛を忘れ、愛と信仰と平和、そして神や他の人や神の全創造物と調和して生きていくことについての、神のおきてに逆らっているからである。「現に見ている兄弟を愛さない者は、目に見えない神を愛することはできない。」（第一ヨハネ4章20節）
これは単純なことだ。人が神を愛するなら、お互いに愛し合うことができる！ またそうなれば、人生や、自由や、幸福を得るための神のルールにも従うので、誰もが神にあって幸福で満足した人生を送るようになる！
こういうわけでイエスは、一番大切な第一の戒めは、愛することであると言われた。「心をつくし、精神をつくし、思いをつくして、主なるあなたの神を愛せよ‥‥第二もこれと同様である」−−同じくらい大切だという意味だ−−「自分を愛するようにあなたの隣り人を愛せよ！」（マタイ22章37-39節）
イエスからそう告げられた律法学者は尋ねた。「わたしの隣り人とは誰のことですか？」 そこでイエスは、良きサマリヤ人のたとえを使って、隣り人とは、人種、信条、肌の色、国籍、身分に関わりなく、誰でも私達の助けが必要な者のことである、と教えようとされた！ 以下はその聖書の箇所である。
「するとたまたま、ひとりの祭司がその道を下ってきたが、この人を見ると、向こう側を通って行った。ところが、あるサマリヤ人が旅をしてこの人のところを通りかかり、彼を見て気の毒に思い、近寄ってきてその傷にオリブ油とぶどう酒とを注いでほうたいをしてやり、自分の家畜に乗せ、宿屋に連れて行って介抱した。」（ルカ10章31,33,34節） 私達が真の愛を持っているなら、必要事態に直面した時に必ず何かするはずだ。エリコに行く途中で災難にあった気の毒な人のそばを黙って通り過ぎたりはしない！ ちょうどそのサマリヤ人がしたように、私達も行動しなくてはならない！ (ルカ10章25-37節を参照) 現代でも、「ああ、気の毒に。何とかわいそうなことだろう！」と口で言うだけの人々が大勢いる。しかし真の愛は行動で表すべきものだ！ 哀れみと真の愛の違いは何だろうか？ 哀れに思うのは、ただそう感じるだけで、真の愛はそれについて何かをする！
信仰は、行いによって示さなくてはならない。そして愛は、実際の行動なしにはめったに証明できないものである。誰かを愛していると言いながら、食物であれ、衣服や住む所であれ、相手が何か身体的な必要を抱えているのに助けようとしないなら、それは愛ではない！ 確かに、真の愛を求めるのは心が必要とするからだが、愛は行いによって、目に見える形で表わされなければならない。「愛によって働く信仰」である！（ガラテヤ5章6節）
「世の富を持っていながら、兄弟が困っているのを見て、あわれみの心を閉じる者には、どうして神の愛が彼のうちにあろうか。子たちよ。わたしたちは言葉や口先だけで愛するのではなく、行いと真実とをもって愛し合おうではないか！」（第一ヨハネ3章17,18節）
しかしながら、ただ単に物質面で助けたり、持ち物を分け与えるのではなく、自分自身を与えること、他の人々に奉仕することこそ、究極の愛の現れであると、私達は考えている。それが信仰の証しとなり、実際の行動や、持ち物を分け合うことにつながる。イエスご自身、物質的には、弟子達に与えられるものは何ひとつ持っておられなかった。しかし、イエスはその愛と命を、弟子達と私達のために与えて下さった。それは、私達もまた愛と命を永遠に持つためであった！
「人がその友のために自分の命を捨てること、これよりも大きな愛はない！」（ヨハネ15章13節） だから、自分自身を、つまり自分の愛と人生を他の人々に与えること以上に、偉大な行為はないと考えている。それこそが私達の究極の目標であり、また、その目標に達するために、現在、私達が行なっていることでもある。
実際、神が初めに人間を創造されたのは、愛するためだった！ 人が神を愛し、神を永遠に楽しみ、他の人々も同じことをするように助けるためである！ 愛を創造されたのは神であって、人間が、愛し愛されることを必要とするのも、神が定められたことだ。すべて人間の魂は、完全な愛と理解を深く渇望している。それを満たせるのは、神だけである。
この世のものはすべて束の間であって、体を満足させることはできるかもしれないが、すべての人の心にあるあの一種のうずき、霊的な空洞は、神と神の永遠の愛によってしか満たされない！ そこは、神がご自身のために造られた場所だからだ！ 人間の霊、すなわち、人の体に宿る、触れることのできない真のあなたは、創造主なる偉大な愛の霊である神と完全に結合しない限り、決して完全に満足することがない。
神はまさに愛の霊そのものである。その愛は、永遠に共にいてくれる、誰よりも素晴らしい恋人、つまり神ご自身からくる、決して終わりのない本当の愛、永遠の愛、真の愛、純粋な愛だ！
神は御子キリスト・イエスのうちにご自身を現された。イエスは愛のために地上に来られ、私達が生きて永遠に愛するようにと、愛のために生き、また死んで下さった！ 「神はそのひとり子を賜ったほどに、この世を愛して下さった。それは御子を信じる者がひとりも滅びないで、永遠の命を得るためである。」（ヨハネ3章16節）
イエスによって神の愛を受け入れるには、ただ心を開き、祈って、イエスに入って下さるようお願いすればよい。イエスはこう約束された。「見よ、わたしは戸の外に立って、たたいている。だれでもわたしの声を聞いて戸をあけるなら、わたしはその中に入るであろう。」（黙示録3章20節） イエスはあなたの心の戸の外で、優しく、柔和に待っておられる。ご自身を無理に押し付けることも、戸を押し開けることもせず、ただあなたがイエスに入って下さいと求めるのを待っておられる。あなたもイエスを受け入れてはどうだろうか？
イエスを受け入れると、人生が変わる。新生児が新しい神の子として、新しい霊を持って、自分にとって全く新しい世界に生まれてくるのと同じように！ その時あなたは、自分の内にあるイエスの霊によって、人間の力では不可能な事、すなわち神と人を愛する事ができるようになる！
真の幸福は、自分自身の利己的な喜びや満足を追求することではなく、神を知り、神の命を他の人々にも与え、彼らに幸福をもたらすことによって得られる！ そうすると、自分が幸福を追い求めなくとも、幸福の方が自分を追いかけてきて、想像もしなかったほどの幸福感を与えてくれるのだ！
「人は自分のまいたものを、刈り取ることになる。」（ガラテヤ6章7節） 愛を蒔けば、愛を刈り取る。友情を蒔けば、友情を刈り取る。だから神の愛の律法に従いなさい。神と他の人々を非利己的に愛しなさい。神と人々に当然与えるべき愛を与えなさい。そうすれば自分にも返ってくる。「あなたがたの量るその量りで、自分にも量りかえされるであろう。」（ルカ6章38節）
愛によってどんな奇跡が起こるか、あなたも発見してほしい！ ただ夢見るだけだった全く新しい愛の世界を見つけるだろう！ 試してみなさい。そうすれば、今まで寂しい心を持っていた人々と共に、素晴らしい愛の奇跡を楽しむことができる！ 愛を与えるなら、愛を受け取る！
愛を、心の中にしまっておいてはいけない。
愛は与えられるまで愛ではない！
イエスによる神の愛を今日受け入れなさい！ ハレルヤ！イエスは唯一の真理、唯一の平和、唯一の道である！ 神は愛だから、愛は決して絶えることも、失敗に終わることもない！
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あなたは、イエスからの贈り物である永遠の愛を受け入れましたか？ まだなら、下の祈りを祈って、神の愛の素晴らしい御国(みくに)に新しく生まれて下さい。
イエスよ、私は真の愛を求めます。それはあなたからしか来ないことがわかりました。私の過ちや罪をゆるし、心の中に入って、私の主、救い主となって下さい。あなたの愛と救いを他の人達にも伝えられるように、私をあなたの愛の聖霊で満たして下さい。イエス様のお名前で祈ります。アァメン。
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「私達の愛の宣言！」初版は、1977年9月に発行されました。
第一巻10号 Ｃ1993, Mountain Streams, Postfach 241,8021 Zurich, Switzerland.