Mountain Streams
水晶の流れ ８
明日への希望を与え、心を新たにする、現代人へのメッセージ
聖なる戦い！
−−世界を変えたいと心から願っている人達全員への公開状！
ファーザー・ダビデ
聖なる戦いを、私達は皆、共に戦っている！ 信仰と真実と自由のために共に戦っている！ 地球上の貧しき人々が食べ物と衣服と家を与えられ、必要な物を得る為に、自由で平和な環境で、健康な体で共に幸せに働けるようになるまで断固として戦う覚悟である。世界中のすべての兄弟姉妹を愛するが故に、命を捧げると心に誓ったのだ。皆が誰からも束縛される事なく、幸福な人生を送れるよう、私達はすべてを捧げてきた。皆が協力し合い、それぞれの能力や必要に応じて分け合う、神の目にかなう社会主義の世界を築く為である。(２コリント8章14節、使徒行伝4章35節,11章29節を参照)
すべての人が、欠乏や束縛、苦痛、悪、恐れから解放されることを目指して、私達は一丸となって戦っている！ 人間は、いつもひもじい思いをしていては幸せにはなれない。抑圧や暴虐や搾取の奴隷となり、金持ちに身ぐるみはがされ、飢えにさいなまれ、栄養失調で病み、健康に恵まれず、長時間の重労働を強いられ、虐待され、戦争や絶え間ない衝突に苦しみ、恐ろしいほどの不安に年柄年中つきまとわれるという悪夢を経験しているなら、幸福にはなれない！
私達は、この世界の沢山の悪は、人間が、神と互いに対する愛を忘れ、愛と信仰と平和、そして神や他の人や神の全創造物との調和についての神のおきてに逆らったことが原因であると信じている。これらのおきては、真の信仰や、神と神の愛を真に信じる者達すべての基本的な信条である。
私達は、自分達が何のために、また何を相手に戦っているかだけでなく、いかに戦うかも知らねばならない！ 私達の戦いは、武器や軍隊を使っての、人間対人間の戦いではない。人間同士、国同士、人種間、金持ちと貧乏人、社会主義と資本主義の戦いではないのだ。異なる政治及び経済体制、社会、文化、宗教、信仰の間の戦いでもない。ただの憎しみや恨み、虐殺や復讐、拷問や、死の戦いではない！ 肉体や財産や土地や人間の誇りをかけての戦争でもない！
そのような人間の戦争が解決をもたらすことは稀であり、人類の根本的問題の解決などなおさらである。かえって、さらに多くの苦難や苦悩、苦痛や飢え、隷属、憎しみ、復讐、争い、地獄のような苦しみ、欠乏、破壊、荒廃、不幸、貧困、死を引き起こすだけだ！ 人間の邪悪で利己的な戦争のほとんどは、主人が変わり、奴隷が交換されるという結果に終わるだけで、終わりのない悪循環である。結局、貧乏人が増える一方で、金持ちはますます減り、少数の金持ちがさらに多くの富を占有するようになる。誰もがみじめで、不幸で、死や恐怖と隣合わせの生活を送るのだ！
私達の戦いは、信仰と愛における霊の戦いである。人間の体だけでなく、思いと心と霊を勝ち取り、その魂を救うことが目的である！ 人の魂や思考や心の中に宿る悪こそ、人を利己的で冷酷で残忍にする。私達はその悪から人間を解放するために戦っている。人間が他の人間に非人道的な行為をするのは、幸福になる方法を知らないからである。愛や信仰や神の力、そして、私達が永遠になることを目的として定められた、愛のこもった神のおきてを知らないのだ。
苦悩続きの人生は、頭や心や霊が悪に束縛され、魂が悪魔の奴隷となっていることが原因である。だから、私達は人をその束縛から解放するために戦っている！ これは、世界間の戦争である！ つまり、善と悪、神と悪魔、善良さと邪悪さ、肉と霊、天使と悪霊、愛と憎しみ、生と死、喜びと苦悩、その二つの世界での戦いである！ 天国の良い霊達と地獄の邪悪な霊達との間の宇宙戦争であって、この地上だけでなく、霊界においても、私達の体のみならず、魂をめぐって戦争が行なわれている。
それゆえ、私達は、自分達の人権のために戦うだけでは不十分である。はるかに強力な武器を使った、はるかにスケールの大きな霊の戦争を戦わねばならないのだ。その武器とは、信仰、愛、憐れみ、そして、親切な言葉や行いである！ 私達は、信仰を与えることで人々を恐れから解放しなくてはならない。愛を与えることで憎しみから解放し、喜びを与えることで悲しみから、平和をもたらすことで戦争から、豊かさをもたらすことで貧困から、永遠の至上の幸福をもたらすことで死から解放しなくてはならない！
ペンは剣よりも強し！ これは、信仰と希望を与えて人々の心を高揚する言葉と思想の戦いである！ 私達の願いは、人の霊を自由にするために、その心を愛と平和と喜びで満たし、愛と真心のこもった行いによって人の体を苦痛から解放することである。だから、邪悪な考えに対して言葉の戦いを、恐れに対して信仰の戦い、疑いに対して希望の戦いを挑まなくてはならない。私達は人の心に働きかけて、人が神を信じ、神の愛と、来たるべき地上の神の王国での輝かしい人類の将来を信じるようにしなくてはならない。その神の王国は、正義が支配し、もはや悲しみも叫びも痛みも死もなく、何もかも明るく、健康で幸福で、平和と豊かさがある国である！
私達は、人々が神の命と愛と幸福を永遠に持てるよう、神の聖なる本である聖書の中の、聖なる預言者達を通して語られた神ご自身の言葉を教えねばならない。神の言葉は、愛にあふれ、新たなる命を与える！ 剣によって打ち建てられた強力な大帝国は次々に興(おこ)っては滅びたが、愛と命の神の言葉は永遠に続き、幾世代にも渡って、喜びと平和、愛、生命、希望を何百億人もの人々に与え続けてきた！ アレキサンダー大王やシーザー、ジンギス・カン、ナポレオン、ヒトラーなどといった者達は現われては消えた。しかし、神の預言者の言葉と思想と宗教は、永遠に生き続けている！
神の言葉には何の境界もない。国も人種も帝国も一切関係なく、時間や空間を超越しており、人間にも、戦争にも、武器にも制限されることはない！ 万人を包み込み、万人への益のために、その思考と心と霊とを、神と互いへの愛の内に一つにする！
哲学者、教師、預言者、神の人々が帝国を支配したことはほとんどないが、彼らは、心と思いと霊を捕え、永遠の自由を与えた言葉と信仰と思想によって、人々を勝ち取ったのである！ 神に従う人々は、何千年にも渡って何十億人も存在し、命と愛の神の言葉から成る永遠の王国は、人間の永遠の霊の領域を征服した。剣によって打ち建てられた人間の諸帝国よりもはるかに偉大で、永続していくのである！
善良になるよう、人に強制することはできない！ 正義を、法律で強制することは不可能である！ 自らの意志で、悪ではなく、善を行なおうと人々が望むようになるよう、私達は、まず人々の心に訴え、心から納得させ、励ましを与え、その魂を救わなくてはならない！ 女性から愛されるには、女性に無理強いするのではなく、まずその女性に優しく言い寄らなくてはいけないのと同じである。「無理に納得させられても、人は、元からの意見を変えるわけではない。」 人間の思考を変えずして、人間世界を変えることはできない。また、その心が変わらなければ、思考が変わることはない。そして、体だけでなく魂をも救う神の御霊(みたま)の働きがなければ、その心を変えることはできない。
私達は、ただ人の体や環境にとどまらず、人のすべてを救うために努力しなくてはいけない！ 憂鬱で、苦悩し、落胆した心や、救われていない魂を抱えていては、決して幸せにはなれない！ 人の一部分だけでなく、全体を救わねばならないのだ。世界の一部だけではなく、世界全体を救うべく努力しなければならない。しかも、今だけでなく、永遠に救われるようにしなくてはならない！
それができるのは、神の力と命と光と愛と言葉だけである！ 地球上の至る所で、私達は、あらゆる手段を使って神の言葉をすべての人に伝えなくてはならない。地上のすべての人間の目と頭と心に、神の思想、希望、信仰、愛、そして、神の造られたものすべてに対するご計画を伝えなくてはならない！そうすることで、すべての人の心が変わり、すべての霊が励まされ、体だけでなく、魂も救われ、皆が永遠に共に生き、愛するようになるためである！
それには、ただ自分の国だけでなく、全人類を救うという地球ビジョンを要する！ 目先のささいな問題や、この人生や環境についての心配だけに没頭していてはならない。一つの国民、一つの国、一つの人種、一つの文化、一つの宗教、一つのイデオロギー、一つの政治的見解、東あるいは西、あるいは北、あるいは南の経済体制だけに捕らわれてもならない。
人類の救いは、万人のためでなければならないのだ。すべての人々の幸福を目指すのであれば、当然、誰もが救いを受けるべきである。９９匹の羊が囲いの中にいても、羊飼いは、最後の一匹が発見され、救い出されるまでは満足しなかった。数が満たず、一匹がまだ不幸でさまよっている限りは、完全には喜べなかったのだ！
私達は、神の迷える羊をすべて探し出し、神からの愛にあふれる命の言葉や信仰を与え、神と人に対する義務を教えなくてはならない。永遠に、一人の羊飼いを持った一つの群れとなるよう、それらの羊をすべて囲いに導き入れなくてはならないのだ！ ハレルヤ！ （マタイ18章12-14節、ルカ15章3-7節、ヨハネ10章1-16節を参照）
たとえ、みんながみんな耳を傾けたり、喜んだり、救われたりするわけではなくとも、それでもすべての人に伝えなくてはならない。神の教えと神の愛の人生とをすべての人に、特に、信じ、受け入れる人々に与える義務があるからだ。神は飢えた魂だけを満たされ、富んでいる者、自分は満たされていて神はいらない、変わる必要もないと考える人々は空腹のまま帰らせられる！(ルカ1章53節を参照)
真実を見ようともしない者と議論して時間を無駄にしてはいけない。見ようとしない者ほど、盲目な者はいないからだ！飢えた者を養い、光を待ちこがれる者が見えるようにし、愛されていない者を愛せ。
神が私達の味方であるなら、いかに強力でも多勢でも、誰も私達に打ち勝つことはできない！ 神に信仰を持て！ 神が私達の味方なら、誰が私達に敵し得ようか？ 良い事を行なうなら、誰がそれを止められようか？ 何ものも、神の威力や神の天の軍勢には太刀打ちできない。神があなたの味方であり、あなたが神の味方であって、正しい事を行なっているならば！ハレルヤ！(ローマ8章31節を参照)
私達は最後の最後まで徹底的に戦う！ 勝利は我らのもの、神に賛美あれ！ 幾つか戦闘に敗れることはあっても、戦争には勝つ。じきに、世界は我らのもの、神とその御国のものとなるのだ！ 絶対にあきらめるな！ 気落ちせず、信仰を持ち、喜ぶがよい。神は私達と共におられ、私達は決して敗れないからだ！ 神が私達の味方なのだから、勝利は定まっている。私達が戦っているのは、神と他の人々のための、信仰と愛による、聖なる正義と公平の戦いである。愛は決して敗れず。神は愛だからである！
天地は滅びても、神の言葉は滅びる事がない！ 神の言葉は天においてとこしえに定まっており、それを否定したり、逆らったりする事など、誰も永遠にできない！ だから神の言葉を使い、忠実な者達の口と行動を通して、神の愛と言葉を広めよ。できる限りあらゆる手段を使い、人々に光と希望と生命と愛と平和と豊かさと満足、それに永遠の至上の幸福を与えよ！
いつかは終わる今の人生を、決して終わることのない愛のために捧げるのは、愚かなことではない！
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イエスの愛と救い、そして聖霊の力を受け取るなら、あなたも、人の魂と心のためのこの聖なる戦いに加わることができます。下の短い祈りを祈って、それを受け取って下さい。
イエス様、私を変えて下さい。すべての罪や過ちをゆるし、私の心の中に入って、永遠の命を与えて下さい。私を聖霊で満たし、あなたの愛と救いを他の人にも与える力を与えて下さい。イエスの御名（みな）で祈ります。アァメン。
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「聖なる戦い！」初版は、1975年5月に発行されました。
第一巻８号 Ｃ1993, Mountain Streams, Postfach 241,8021 Zurich, Switzerland.