グッド・ソーツ
子供と両親 第三部
191.子供は、家をめちゃくちゃにすることはあっても、家庭を壊すことはない。
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193.ほとんどの子供たちは、原子爆弾を製造する国が、どうして爆竹を禁じるのか理解できない。
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195.私達の子供たちの成長を助ける上で、一つ大切な事は、まず私達自身が成長する事である。
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196.子供に腹が立ち、愛想をつかしているなら、神がご自分の子供たちに対してどう感じておられるかを考えてみなさい。
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197.子供たちは普通、あなたが指さす方向よりも、あなたの歩む方向を見るものである。
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198.赤ん坊は小さく、力もないが、夫婦をつないでおくことができる。
200.子供には、頼りにできる強いものと、寄りかかって泣くことのできる肩と、手本となるものが必要である。
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201.どんな子供にでも、使い走りをさせることができる。寝る時間に頼むならば。
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202.子供は、狭く、まっすぐな道を歩み続けられる。もしも、その道を通ったことのある人から情報を得られるならば。
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203.自分の話していることを子供に聞かれたくないなら、子供に直接話している振りをしなさい。
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204.子供にとって正しい人生を送ることは非常に難しい。もしも、そういう人生を送っている人を見たことがない場合には。
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205.ベッドに入ったばかりの子供ほど、喉の渇きを訴える者はいない。
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206.神は何から一人前の男性を造られるだろうか。男の子からである。
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207.「悪ガキ」というのは、自分の子供と同じ振る舞いをする、隣の家に住む子供のことである。
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208.大半の子供は、あなたの言ったことを間違って引用することはしない。あなたが言うべきでなかったことを、一語として違えずに繰り返すのである。
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209.家を最高に飾るものは、子供たちである。
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210.近ごろでは、子供にアルファベットを教えるのは実に難しい。子供は、Tのすぐ後にVがくると思っている。
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211.親は、子供が嘘をつくときまり悪い思いをするが、時には、子供が真実を話すと、もっときまり悪い思いをする。
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212.いつか息子は、父親の忠告ではなく、父親の手本に習うようになるということを、どの父親も覚えておくべきである。
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213.庭師が、庭の植物に責任を負っているのと同様、家族が子供の性格や振る舞いに責任を負っている。
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214.幸運な農夫とは、大豊作、つまり立派に成長した沢山の息子や娘たちに恵まれた者である。
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215.子供たちはしばしば、両親を喧嘩などする暇もないほど忙しくさせて、夫婦の仲を保つ。
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216.今でも、子供をベッドに寝かしつけたいと思っている古風な母親達がいるが、彼女達はそれほど遅くまで起きてはいられない。今の子供たちは夜ふかしだから。
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217.子供が言うことを聞かないなどと言うのは誰か? 新しいおもちゃを買えというTVコマーシャルを見れば、その通りにするではないか。
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218.アメリカの親はたいしたものだ。彼らは、いかに子供の言うなりになるかを知っている。
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219.子供は、親に対して児童心理学を適用する。
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220.子供はいったいどうやって、親が答えられないような質問ばかり考え出すのか?
221.有能な学校教師を雇うにはお金がかかる。しかし、お粗末な教師を雇うほうが、後で一番高くつく。
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223.昨今では、ドルの価値の現状を知っている子供は、ひどく落胆しているに違いない。
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224.子供にドルの価値を教える上で苦労するのは、変動するその価値を毎週教え直さなくてはいけないことだ。
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225.男の子は犬が大好きだ。自分のあら捜しをしないのは、家の中で犬だけだからだ。
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226.昔は、 母親のひざの上で優しく諭されても聞かない子供は、父親のひざの上でおしりをたたかれたものだ。
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229.精神科医は語る。お仕置きは子供を悲しませるが、それは、お仕置きをしなかったことで親が味わう悲しみに比べたら、取るに足らない。
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230.大人が子供のような振る舞いをすると若々しいと言われるが、子供が大人のように振る舞うと、非行と呼ばれる。
231.一人の赤ん坊が誕生する時、地球から
はるか遠く離れた所で会議が開かれた!
天使たちは上にいます主にこう言った。
「この特別な子供にはたくさんの愛が必要です。
成長は遅く、あまり発達しないかもしれません
地上で出会う全ての人からの特別な世話が必要です
走ったり笑ったり、遊んだりしないかもしれません
何を考えているか、つかみ所がないかもしれません
多くの面で、彼は順応できないでしょう。
そして、障害児と呼ばれることになります。
ですから、この子の送り先は慎重に決めましょう。
この子に満足のゆく人生を送ってほしいものです。
主よ、この子のために両親を捜して下さい、
あなたのために特別な仕事をする両親を!!
自分達が大切な役割を任されているということに
両親はすぐには気づかないことでしょう。
でも、この子と共に、天から
より強い信仰とより豊かな愛が与えられるのです!
彼らはすぐに、天国からの贈り物を世話することの
特権を喜ぶようになるでしょう。
柔和で優しい、彼らの尊い預かりものは
「天国からの特別な子供!!!」です。
−−エドナ・マシミラ
232.非行問題の一つは、子供の家出だが、それは、子供が両親を探しているからだというのもありうる。
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233.子供は、まだ乾いていないセメントのようだ。そこに落ちるものはすべて、長期に渡って跡を残す。
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234.私達に「新しい弟子」である赤ちゃんが生まれたことは特別な出来事でした。6年間、宣教師として滞在していたインドネシアで受胎し、生まれました。結婚して5年も妊娠しなかったのですが、ついに妊娠したのです! インドネシアの人々は、女性に赤ちゃんができない場合、養子をもらうなら、神が祝福してもっと子供を与えてくれると信じています。私達がサムエルを養子にすると、友人たちは、私が妊娠するだろうと言いました。自分でも、もし私がサムエルにとって良き母親となるよう最善を尽くすなら、子供ができるのは時間の問題だと確信していました。そして、サムエルの1歳の誕生日の少し前に妊娠したのです。このテスティモニーが、まだ妊娠していない人にとって励ましとなるよう願っています。神は、神の時にして下さいます。神はまことに、すべての命ある者の神であって、神にできないことはないからです!
ダニエルとミリアム、インドネシア
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235.テミストクレスには息子がおり、母親はその子をとてもかわいがっていた。テミストクレスは言った、「この子供は全ギリシャの統治者である。」 「どうしてだい?」と友人が尋ねると、こんな答えが返ってきたのであった。「この子は母親を支配しており、この子の母親が私を支配しており、私がアテネを支配しており、アテネが全ギリシャを支配しているからである。」
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236.赤ん坊を子宮から掻き取ることはできるが、心から掻き取ることはできない。
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237.およそ2百年前、全ヨーロッパでナポレオン将軍の凱旋行進を、人々はかたずをのんで見守っていました。将軍の戦った数々の戦争の結果を誰もが聞きたくてたまりませんでした。その間ずっと、赤ん坊があちこちの家庭で生まれていましたが、誰が赤ん坊のことを考えていたでしょう? どこも戦争の話でもちきりでした。
しかし、トラファルガーの戦いとワーテルローの戦いの中間にあたる1809年の1年間だけでも、歴史上きわめて重要な人物となる運命にあった赤ん坊が何人も生まれていたのです。例えば、ウィリアム・グラッドストーンがそうです。グラッドストーンは、19世紀のイギリスで最も偉大な政治家だと多くの人に言われています。アメリカ史上、最も有名な大統領の一人、アブラハム・リンカーンもそうです。また、イギリスの桂冠詩人、アルフレッド・テニソン卿も、広く普及しているブライユ点字法を発明したルイ・ブライユもです! けれども、この人達が生まれた頃には、皆の頭の中は、赤ん坊ではなく、戦争のことでいっぱいでした。しかし、1809年に生まれた赤ん坊以上に重要だった戦いがその年にあったでしょうか?
大軍なくしては、神はご自分の造られた世界を運営できないと考える人もいますが、実のところ、神は赤ん坊を使ってしておられるのです! 悪が正されなくてはならない、あるいは真理が伝えられなくてはならない場合、神はそのためにいつも赤ん坊をこの世界に送られるのです!
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240.人間の赤ん坊について考えると、霊的な赤ん坊のことがよく理解できる。人間の赤ん坊だけが、全くの無力のままで生まれてくる。このような例は、他の動物には見られない。農場の動物はほとんど全部が生まれてすぐに立ち上がり、歩き出すことができる。そして、母親から乳をもらわなくてはいけないことを除けば、大体、自分の面倒は自分でみられるくらいだ! しかし、私達はそうではない! 私達の霊的な赤ん坊もそうだ。乳と御言葉がなくては生きていけず、その成長は私達に頼っている。 −−デービッド・ブラント・バーグ
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241.生まれたばかりの赤ちゃんを腕に抱き
そのふっくらした手を握った
そして そっとささやいた
「ママの言うことがわかったらいいのに。
あなたに話してあげたいことが山ほどあるのよ
(赤ちゃんは小さくうなずいたみたいだった)
早く 早く大きくなってちょうだい
そうしたら神様の事を教えてあげられるから!」
生まれたての赤ちゃんの小さな口は閉ざされたまま
まるで何も聞こえなかったかのように
でも、目がキラッと輝いた
こんなふうに言っているみたいだった
「僕 話せたらいいのに
話したいことが沢山あるんだよ
忘れてしまう前に 神様のことを話してあげたいな
僕 きのうまで神様と一緒にいたんだもの」
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243.両親がおばあちゃんをしつけないので、子供はますます甘やかされている。
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244.私の母は、胎教は効果があると堅く信じていた。だから、それを実行に移した! 私がまだ母親のおなかの中にいた時に、私をあらゆる美術館に連れて行っては美しい絵画を見せ、シンフォニー・コンサートに連れて行っては美しい音楽を聞かせ、また、聖書を読んで聞かせたり、賛美歌を歌ったり、教会に連れて行ったりした。何でも、私のためになると思われること、私に良い影響を与えると思われることをしたのだった。
−−デービッド・ブラント・バーグ
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245.おまえは小さな天使だ。イエスを愛していて、天国からおりてきて、私達と一緒にいるようになったからだ。いつの日か、また天国へと飛び立つことだろう。天国ではイエスと共にいた。だが、おまえは天国を出て、ママのおなかという暗闇に入らなければならなかった。それから、その暗闇を出て、天から注がれる光の中に出てきたんだ! 素晴らしいと思わないかね? −−デービッド・ブラント・バーグ
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246.主は、天国にいる時に赤ん坊から記憶を取り去られる。そのことについて心配しなくてもいいようにである。天国がどんなに素晴らしかったかを覚えていないなら、パラダイスを失ったと知らないなら、この世界にいてもそれほど悲しむことはない! −−デービッド・ブラント・バーグ
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248.小さな男の子が、カリフォルニアの大きなデパートの下着売り場にやってきた。そして恥ずかしそうに、女性店員にこう頼んできたのだった。「ママにスリップをプレゼントしたいんだけど、サイズがわからないんだ。」
「ママは背が高いの、低いの? 太ってる、それともやせてる?」と店員は尋ねた。
「ママはすごくカンペキなんだ。」と、男の子は目を輝かせて答えた。そこで、店員はMサイズを男の子のためにきれいに包装してあげた。
ところが二日後に、母親が店にやってきて、LLサイズと交換したのだった。
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249.立派な人間になる可能性があっても、少年の時に道を誤ればその道は断たれる。
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250.8千人の非行少年の内、毎週日曜学校に通っていたのは42人だけであった。
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251.ある母親が5歳になる娘を連れて、よその家を訪れていた。その女の子がいけないことをしたので、母親は、「リサ、そんなことしてはいけませんよ。」と言ったのだが、リサはすぐにそのことを忘れ、またやってしまった。母親は言った、「今度それをしたら、罰をあげますよ。」と。だがすぐに、その子供はまた同じことをした。帰る時がきて、母親は娘の帽子をとりに行った。娘は、罰を受けることを思って悲しんでいた。訪問先の若い婦人はそのことに気づいて、こう言った。「心配しないのよ。おばさんが、リサちゃんにおしおきをしないよう、ママに頼んであげるから。」 だが、娘はこう答えたのだった。「そんなことをしてもだめだわ。ママは絶対に嘘をつかないの。」
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252.現代の離婚の件数を見てみると、子供よりも親のほうがよく家出をするようだ。
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253.主とその民に対する関係を示すのに、父という言葉が使われているということを考えると、身の引き締まる思いがする。
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254.赤ん坊はすぐに人を見分ける。大人以上に霊を感じ取るのだ。目はよく見えなくても、声を聞き分け、触れた感じであなただと知る。あなたのオーラも感じるのではないかと思う。−−デービッド・ブラント・バーグ
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255.テキサス州ヒューストンの警察署は、非行少年を育てるためのルールの載ったパンフレットを発行した。
赤ん坊の頃から、ほしがるものは何でも与えること。子供が悪い言葉を覚えたら、笑ってやること。絶対に道徳を教えないこと。自分で決断を下させるのは、子供が21歳になるまで待つこと。「間違っている」という言葉は使わないこと。罪の意識を持たせることになるかもしれないから。責任はすべて他の人に押しつけることに慣れるよう、何から何まで子供のためにしてやりなさい。雑誌や本であれ、新聞であれ、何でも手当たり次第、読ませなさい。子供の前で頻繁に喧嘩をしなさい。そうすれば、家庭が崩壊しても、子供はそれほどショックを受けない。小遣いはほしがるだけあげなさい。親が経験したほどのつらい生活をさせるべきではない。最後に、悲しみにくれる生活に備えなさい。実際にそういう生活を送ることになるのだから。
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256.ある英国人の少年は、他の生徒達から「にんじん頭」と呼ばれ、何人かの教師からは、「成功の見込みはほとんどない」という烙(らく)印を押されていた。クラスでは下から3番目の成績で、平均成績は、英語95点、歴史85点、数学50点、ラテン語30点であった。
成績表にはこう記されていた。「この生徒はできの良い生徒とは言えず、落第して、同じ学年を繰り返さなければならなかった。強情なところがあり、時に反抗的な態度をとる。学業に関しては、ほとんど理解していないようで、機械的な事しかできないようだ。時々、学習能力に障害があるかのようにさえ思える。この少年は学ぶチャンスを最大限に利用したとは言えない。」
後に、この少年は真剣に勉学に励むようになり、じきに、世界の人々はウィンストン・チャーチルの名を耳にするようになった。
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257.子供は、家庭で従順を学ばなければならない。そうでないなら、天の父に従うことを学ぶことはないだろう。
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258.子供がまず従順になることを学べば、あとは、あなたの願う通りに学んでくれる。
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259.最近、私の机の上に教会の会報が置いてあったが、そこにはこんな現代版おとぎ話が載っていた。「幼い男の子がいました。生まれて3週間たつと、両親はその子をベイビー・シッターに任せました。2歳になると、両親はその子にカウボーイの格好をさせて、銃をもたせました。3歳になり、男の子が舌っ足らずでビールのコマーシャルの歌を口ずさむと、誰もが、『何てかわいいんでしょう!』と言いました。6歳になると、父親はその子を日曜学校まで送り、自分はさっさと帰りました。8歳になると、両親は空気銃を与え、スズメを撃つことを教えました。そしてその子は自分で、フロントガラスを撃つことを覚えました。
10歳の時には、放課後になると本屋で漫画の立ち読みをするようになりました。母親は家におらず、父親は忙しくしていました。13歳になると、その男の子は両親に、よその子供たちは夜、何時まででも好きなだけ外で遊んでいると話しました。すると両親は、彼もそうしてもいいと言いました。そのほうが楽だからです。14歳になると、両親は彼に新車をプレゼントし、彼のために免許を何とか入手して、『気をつけて』運転するようにと言いました。彼が15歳の時、ある夜、警察から電話がありました。『お宅の息子さんを預かっています。問題を起こしたので。』と言うことでした。父親は大声をあげました。『私の息子に限って、そんなことはない!』 けれども‥‥彼の息子だったのです。」
260.子供たちの話しているのを聞いているとしばしば、子供に聞こえるところで何を言うかにもっと注意深くあるべきだと悟る。
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261.夜、犬はちゃんとつないでおくものの、息子にはしたい放題のことをさせておく父親があまりに多い。
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262.父親というのは、麻酔注射も受けずに出産を耐え忍ぶことを強いられる者のことである。
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263.父親は、それほど立派でもない男に自分の娘をくれてやる。誰よりも優れた孫を持つために。
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264.長期に渡って、イスラム教徒がスペインの首都を包囲していた。勇敢に、しかも巧みに、アルフォンソ王は都の防御を指揮していたが、運命の意外な展開によって、王の息子が敵に捕らえられてしまった。
包囲している軍は、その人質を最大限に利用した。イスラム君主は、首都からよく見える所に絞首台を設置するよう命じた。若い王子は、「アルフォンソ、都か、息子のどちらかをいただく!」という文字の下に立たせられた。
父親にとって、いかに困難な決断を迫られたことか! 王の助言者や将校は、心配そうに王の顔をうかがった。都を明け渡し、敵が民を殺したり奴隷にしたりするのを許すのであろうか? あるいは、愛する息子の命を犠牲にするのだろうか? しかし、家来達は長く待つことはなかった。アルフォンソ王はすぐに決断を下したのである。イスラム君主にこんなメッセージが送られた。「私の民が生きるように、息子を殺すがいい!」
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265.成功した若い弁護士がこう言った。「私の人生の内で最高の贈り物とは、あるクリスマスの時に父から受け取った贈り物です。父は小さな箱をくれたのですが、中に紙が入っていて、こう書いてありました。『息子よ、今年は、おまえに365時間をプレゼントすることにする。毎日、夕食後の1時間はおまえとの時間とする。おまえの話したいことを話し、おまえの行きたいところに行き、おまえのしたいことをして遊ぶことができる。それはおまえの時間なんだ!』
父はもちろん約束を守ってくれ、さらには、毎年それを更新してくれたのです。それは、私が自分の人生で受け取った最高の贈り物です。父がそうやって時間をとってくれたおかげで、今の私があるのです。」
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266.「少年、行方不明!」 盗賊にさらわれてほら穴に連れて行かれ、泣きじゃくり、飢えており、警察が血眼(まなこ)になって探しているわけではない。父親が息子を失ってしまったのである。幼い息子にとって父親がただ一人の英雄であった時に、忙しくて、暖炉の前に腰をおろし、息子のささいな質問に答えてやることもせず、父親は息子とのつながりを失ってしまったのである。母親も息子を失ってしまった。大切な会合や、立派な大義をかかげた婦人クラブの仕事に夢中で、息子の祈りを聞くのはベビーシッターに任せ、息子への影響力を失ってしまったのである。
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268.食料品店の主人が不正をしていなかったなら、J.C.ペニーは、衣料品の全米チェーンの社長になることも、米国最大手の販売業者の一人になることもなく、ただの食料品店の主人で終わっていたかもしれない。
十代の若者だった頃、ジム(ペニーのこと)はミズーリ州ハミルトンの食料品店で働いていた。そこの仕事が好きで、それを職業にすることを考えていた。ある夜、帰宅した彼は、家族に「インチキ」な雇い主のことを自慢げに話した。その主人は、高級ブランドのコーヒーに、質の悪いコーヒーをまぜて儲けていたのだった。ジムは、夕食の席で笑いながらその話をした。
だが父親は、それを聞いて、おかしいとも何とも思わなかった。「誰かがその主人をだまして、最高品の価格で悪い品を売りつけたら、彼はただ、ああインチキだと言って、笑っているだろうか?」
ジムは、父親が自分の行いにがっかりしているのを見てとった。「そうしないだろうね。僕は、そういうふうには考えていなかったんだ。」
父親はジムに、翌日そこに行き、もらえるはずのお金だけもらって、もうそこで働くのはやめると店主に告げるようにと言った。当時、ハミルトンで職につくのは容易ではなかったが、ペニー氏は、自分の息子がインチキ商売にかかわるくらいなら、失業するほうがましだと考えたのだ。
J.C.ペニーは、あと少しで食料品店の主人で終わるところだったのだ。
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269.ポター氏が、ある若者の話をしている。その若者は、法廷に立ち、偽造罪で有罪を宣告された。裁判官は子供の頃から彼を知っていた。彼の父親は、法曹(そう)界の権威で、トラスト法に関する著作は、その分野におけるこれまでの研究の中でも、あらゆる点を最もよく網羅していた。裁判官は厳しい口調でこう言った。「お父さんを覚えているかね? 君はお父さんに汚名を着せたのだ。」
若者は答えた。「よーく覚えていますよ。何か助言を求めて、あるいは一緒に時間を過ごしたくて父親の所にいくと、父親は、トラスト法の本から目をあげて、こう言ったものです。『あっちへ行きなさい。忙しいんだ。』とね。父は本を終えました。そして私はこうなったわけです。」
この偉大なる法律家は自分の息子の信頼をなおざりにし、その結果、こういうひどいことになったのである。
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270.「赤ん坊に読みを教える」の著者、グレン・ドーマンはこう語っている。「たいていの親は、他の誰も持たぬ可能性を持っているのだから、教育のプロではなく、親こそが、子供に関する決断を下すべきだ。ベテランの父親のほうが、私のようなプロの育児専門家よりも、はるかに優れている。」
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272.あの1時間のことを私は決して忘れはしない。家で(そこには10人の子供がいた)、父親が私達の前に座って話をした時のことを。大学の話が出ていた。子供の一人がこう言った。「お父さんが、伝道師になるのではなく、その切れる頭を法律の分野でいかしていたなら、僕たちは皆、大学にいくチャンスに恵まれ、お父さんには僕たちを大学に行かせるだけのお金があったことでしょう。」 父は窓の外を見た。そして、ほおに涙を伝わらせながら、僕たちのほうを向いて、こう言ったのだった。「そう、その通りだ。お父さんはそうすることもできた。だが、ある日おまえ達が地獄にいることに気づいたなら、おまえ達は今よりももっとお父さんのことを呪っていたことだろう。子供たち、お金が全てではない。私はおまえ達に、朽ちることも、色あせる事もない財産を残すようにしよう。貧しいメソジストの伝道師である私が死んだ時、おまえ達は、一つのことは確信できる。私がイエスを知っていたということだ。」 父が、子供のほしがるもののために主義を曲げなかったことを、私は喜んでいる!
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273.疲れ切って、落胆し
くたくたになっているお母さんたち
しばしば、忍耐を切らし、怒りっぽくなり
子供のうるささや遊びのことでガミガミ言う
色々なことでイライラするし
うまくいかないことばかり
でもお母さん、何のことでいらだっていても
子供におやすみを言う時にはキスをあげてください!
小さな足はよく、正しい道から
さまよい出てしまうことがある
小さな手は、新しいイタズラをする
そして朝から晩まであなたの忍耐を試す
でも、孤独な母親のことを考えてみてください
あなたのように子供と共にいる喜びをもてるとしたら
何でもしようとすることでしょう
だから、限りない祝福に感謝して
子供におやすみを言う時にはキスをあげてください!
いつの日か、子供が騒いで
あなたをいらだたせることもなくなる
その時、沈黙の方がもっとあなたの心を痛めるから
彼らの優しく子供らしい声、
そして扉からのぞく彼らの優しく
子供らしい顔をなつかしく思うことだろう
子供を自分の胸に抱き締める、ただその事のために
何を捨ててもいいと思うことだろう!
悲しみにあっても、
それがあなたに慰めを与えてくれる
だから、子供におやすみを言う時にはキスを
あげてくださいね!
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275.マルチン・ルターの名前は誰もが聞いたことがあるが、彼の母親の名前を聞いたことのある者はいるだろうか。炭鉱夫の妻であった母は、自分はひもじい思いをしてでも、幼いマルチンが学校に行けるようにしたのだった。
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277.
神様は、世界中で全部の赤ちゃんの涙を
優しい手でもってぬぐうことはできなかったから
母親を造ることを思いつかれた。
神様は、私達を一人だけで送って、
私達を未知の運命に任せることなどできない。
だから、ご自分の子供に、
母親が手を差し延べるようにされた。
神様は、昼も夜も私達を見守りながら
ゆりかごの脇にひざまずいて祈ることはできない。
キスをして痛みを和らげてあげることもできない。
だから、神様は母親を送って下さった。
私達がまだ幼かった時、
神様はすべての指揮をとることはできなかった。
だから、神様は私達の手が
しっかりと母親の手を握るようにした。
若かりし日々はすぐに終わりをつげ、
人生の太陽が空高く昇った。
私達は大きく成長したが、
近くにいて私達を愛してくれていたのは、母親。
そして、私達の人生が終わりをつげる時、
自分の子供を天国に迎えるようにと、
神様は喜んで、
あの優しい母親を送って下さる。
−−ジョージ・W・ワイズマン
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278.ある人が通りを歩いていると、薄汚い少年が歩道の縁にしゃがんで、通行人に食べ物を買う金を乞うていた。その人は尋ねた。「どこに住んでいるのかね?」 少年は、自分のすぐ後ろの大きな屋敷を指さした! 「そこに住んでいるのかい? 使用人の一人なのかい?」 すると少年は言った。「違うよ、僕はそこの主人の息子なんだ。」「お父さんはどこだい?」「仕事で出かけてるのさ。」「お母さんは?」「ミーティングに行ってる。誰にも世話してもらえない子供を救う会のね!」
−−デービッド・ブラント・バーグ
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279.年老いた白髪の母親は、ほほえみながら席につき、有名人となった息子ドワイト・アイゼンハワーが到着するのを待っていた。ある人が母親に言った。「有名で偉大なる息子さんのことを、さぞかし誇りに思っていらっしゃることでしょう。」 すると彼女はこう聞くのだった。「どの息子のことですか?」 この尊い母親にとっては、どの息子も同様に偉大なのであった。
ドワイト・アイゼンハワーはこう語っている。「聖人のごとき私の母親は、神に献身すること、また国を愛することを教えてくれました。それは、母国から遠く離れた敵国において孤独な決断を下す厳しい時に、常に私の支えとなりました。母に、私は息子からの尊敬と感謝の意を捧げたいと思います。」
280.私の母は、私がまだ若い時に死んでしまったものの、私の生涯全体に影響を及ぼしました。幼い時に受けた訓練の成果は、失われることがなかったのです。人生の大切な時期に、母が私を正しく評価し、私に信仰を持ってくれていなかったなら、私が発明家になることはまずなかったことでしょう。私はいつも軽はずみな少年だったから、異なる考え方を持った母親に育てられていたら、どうしようもない人間になっていたことでしょう。だが、母の厳しさ、優しさ、善良さの持つ力のおかげで、私は正しい道を歩むことができました。母のおかげで、この私ができたのです。母の思い出は終生、私の宝物となるでしょう。
トーマス・エジソン
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281.昔、ある若き母親がサウス・ウェールズの山を越えていこうとしていた。腕には小さな赤ん坊を抱えて。だが、猛吹雪に見舞われ、視界は完全に閉ざされてしまった。彼女は生きて目的地に着くことはなかった。吹雪がおさまると、雪に埋もれた死体が発見された。救援隊は、彼女が死ぬ前に、自分の着ていた服を脱ぎ、それで赤ん坊をくるんでいたことを知った。
その服を取ってみると、驚いたことに赤ん坊はまだ生きており、元気だった。みんなは、大喜びした。母親は子供のために自分の命を捧げたのだ。これは母親の愛の深さを示している。のちに、この子供デービッド・ロイド・ジョージは英国の首相となった。彼は間違いなく、英国の最も偉大なる政治家の一人である。
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282.アメリカの一家のあるじは、大きな声で、しかも断固とした口調で話すべきである。そして実際、彼女はそうする!
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283.親は、話をすることならいつでもできる。だが、真に教えることは別だ。教える事を自ら実行するようになるまでは、教えることは決してできない。
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284.父親が、おやすみ前の聖書物語を読み終えて部屋を出て行った後、小さな男の子と女の子が話をしていた。弟が姉に聞いた。「あの話、前にも聞いたんじゃない?−−二日ぐらい前に話してくれたよ。」 すると姉は、知ったかぶりをして、こう答えたのだった。「そうね、もちろん! でもね、その話は本当にパパのためになるのよ!」 −−デービッド・ブラント・バーグ
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286.絵を描くことも、
物語や詩を書くこともできなかった
著名な女性でもなく
彼女は簡単なことしか知らなかった
子供をベッドに寝かしつけるとか
頭の痛い子供をなだめてあげるとか
シンガーでもなければ、
拍手喝采をあび、一時の名声を得るほどの
特別な才能や美貌を持ち合わせているわけでもなく
新聞の一面に名前が出ることもなかった
だが彼女は、愛する者にとって、
昼も夜も輝く光だった!
家庭が彼女の王国で、彼女はそこの女王
彼女は忠実に治め、正直できれい好きであった
誰にも公平で、愛情深く、正しかった
彼女は誰にも教えようとした
その名前は? もちろん、世界中でこの名前ほど
スィートなものはない−−母親である!
メイ・アルリード・ベーカー
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287.お母さんというのは、子供たちのくちびるや心にある神さまの名前。
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288.
あなたには、莫大な富があるかもしれない
箱いっぱいの宝石や金が
でも、私以上に裕福になることはできない。
私には、物語を読んできかせてくれた
母親がいたのだから。
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289.先日、私は大型旅客機に乗ったが、ひどい暴風雨に見舞われてしまった。四つの強力なエンジンがあるものの、飛行機はかなり揺れていた。9歳の男の子が私の隣に座っていた。その子は、飛行機に乗るのは初めてで、ものすごく怖がっていた。そして突然、私のほうを見て、こう言ったのだ。「おじさんも怖い?」 私はほほ笑みながら言った。「そんなことないよ、楽しいじゃないか。」 すると、その子は急に変わった。恐れや緊張がなくなり、楽しむようになった。
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291.主が両親を作ったのは、主の愛情深いしつけやおきての手本とするためであった。主は、親の愛情深い世話や、愛によるしつけが、主のご意志に従う訓練になるようにと願っておられたのだと思う。ずっと、地上の両親に聞き従ってきたなら、神の権威を認め、それに敬意を払い、服従するのは、それほど難しいことではない! −−デービッド・ブラント・バーグ
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292.「彼らは、わたしの者となり、わたしの宝となる。」(マラキ3:17)
「まだ削られていないダイヤモンド、
それでもダイヤモンドであることに変わりはない
まだ輝きを放っていなくとも
ダイヤモンドでできているのだから!
もちろん、誰かがそれを見つけなければならない。
そうしないなら、見つかることはない。
そして誰かが削らないなら 削られることもない
でも、見つけられ、削られ 磨かれるならば
それは永遠に輝きを、光を放つのである!
ああ、日曜学校の先生たち、
「もうできるだけの事はした」などと言わないように
聖書クラスで一番出来の悪い少年も
まだ削られていないダイヤモンドかもしれない!
その子のほうがあなたを擦り切らせていると思うかもしれない。
その通りかもしれない。
だが、あなたはそうやって削られることが必要なのかもしれない。
仕上げをして、あなたをより輝かせるために!
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293.キリスト教系の学校の年老いた校長は、ある日、学校の視察に来た牧師にこう言った。「子供たちは、信仰問答書を全部知っていると確信してます。」と。
「でも、本当に理解していますか? それが問題です。」と牧師は言った。
校長は深々と頭を下げた●●。そして、テストが始まった。小さな男の子は、5番目の戒めを繰り返した。「父と母とを敬え。」 そして、その意味を説明するよう求められたのだが、そうするかわりに、その少年は、顔を赤らめながら、ささやくような声でこう言ったのだった。「きのう、知らない人に山を越える道を案内してあげてて、とがった石で、足を切ってしまったんです。血が出てるのを見て、その男の人は、靴を買うようにとお金をくれました。僕はそのお金をお母さんにあげました。お母さんも靴を持ってなかったからです。僕のほうは、裸足でも何とかなると思ったから。」
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294.年を重ねるにつれ、自分が親にいろいろ迷惑をかけていたことがわかってくる。今、あなた達のほとんどは、親元にいた頃を振り返り、自分がひどい振る舞いをしたり、悪さをしたり、親のことを感謝していなかったりしたことをすまなく思っていることだろう。今、その気持ちを両親に知らせているよう、私は願っている。 −−デービッド・ブラント・バーグ
295.私の知る限りでは、真の父親や母親は、自分のこと以上に、子供のことを愛しているものだ。そうやって、子供のために苦しむこともいとわず、子供のために喜んで犠牲を払うというのが、真の父親であり母親であるのだ。 −−デービッド・ブラント・バーグ
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296.ある忙しい母親は、クリスチャンの仕事がほとんどできないことを残念に思っていた。そして友人に、「とうとう、家事ばかりの人生を過ごすことになってしまったわ。」と言った。すると、それを聞いていた娘が大声で言った。「ママ、どうして? 私達子供たちが、ママが私達のためにしてくれたことを全部話してあげるわ−−ぜーんぶね! 天国では、良いお母さんが一番歓迎されると思うわ!」
そして友人はこう答えたのだった。「この子の言う通りよ。地上から送ることのできる聖徒の内で、最善を尽くした、真のクリスチャンの母親ほど素晴らしい人はいないわ。」
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297.ある日、岩だらけの山道を登っていると
人なつっこい二人組に出会った。
男の子とその父親だった。
そこは危険な断崖絶壁、風はますます強まり
嵐が来そうな気配だった。
しかし、子供は安心しきった様子で
明るく、穏やかな表情をしていた。
先のことを案じた私は不安でならなかった。
しかし、「怖くはないの?」と聞くと
私の無知に驚いているかのように
子供は首を振ってこう答えた。
「おじさん、僕、全然怖くなんかないよ。だって、
父さんが僕の手をつないでいてくれるんだもの。」
アリス・モーテンソン
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298.いつも思っていた、
父さんにはどうして、
遊ぶ時間がないんだろう、と
いつも思っていた、
父さんはどうして、
働いてばかりいるんだろう、と。
少年は、毎日自分のまわりで起こっている事に対して
盲目でいる。
父親のお金の使い道など知るよしもなかった。
私にわかっていたのは、靴がいると
すぐにそれが与えられ
何でもほしがると
父さんはそれをくれたということだけ
いつもいつも思っていた
父さんはどうして休まないのだろうと
僕のために、休みもせずにいてくれるなどとは
思いもしなかった
休む時がやってきた−−父さんの仕事は終わった
その生涯を終えた彼の顔は穏やかだった
父の人生は大きく、素晴らしかった
そして今になって、私には理解できる
−−エドガー・A・ゲスト
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299.レストランのテーブルについた父親は、ウェイターから注文を聞かれて、「ビールを1本」と答えた。その父親の隣に座っていた子供に、「僕は何にするのかな?」と尋ねると、子供は、「パパと同じ。」と答えた。すると父親は急いで、「じゃあ、何か違うものにしよう!」と言ったのだった。
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300.いかに優れたカウボーイでも、おじいちゃん、おばあちゃんが財布から孫の写真を取り出すほど素早く銃を抜くことはできない。