――― 輝くひととき 52 ――― PDFファイル49-52
人生の深み
私たちには大きなことなどできません。ただ小さなことを大きな愛をもってするだけです。
−マザー・テレサ(1910-1997)
誰でも大物になれる…誰でも人に仕えることができるからだ。人に仕えるのに学位などいらない。流ちょうに話す能力もいらない。ただ、心が慈愛で満ちていさえすればいい。愛にかきたてられて行動する人であればいいのだ。
−マーティン・ルーサー・キング(1929-1968)
自分がどれだけ生きるかは誰にもわからない
あと数年、もしかしたらあと一日かも…
人には、人生の長さは決められない。
その長さで人を測ることもできない。
人生を判断するには
どれだけ広く深く生きたかを見なくては。
それで人は判断される。
大切なのは、どれだけ生きたかではない。
どれだけ広く、どれだけ深い人生を送ったかだ。
−ヘレン・マーシャル
偉大さは、財産や権力、地位、名声の内にはない。善意や謙虚さ、奉仕、人格の内にある。
−ウィリアム・アーサー・ウォード
最終的な人間の評価においては、人間が互いに与えてきた階級や地位など、全く無視されるというのは、歴史の最大の皮肉である。これでわかるのは、歴史とは、その人の階級や地位、築いてきたキャリアなどお構いなしに、その人の行動や人格、心によって判断するということだ。
−サミュエル・ローガン・ブレングル
19世紀のイタリアの愛国者ガリバルディーについて、私たちは普通、その勇敢な戦いぶり、あるいは立派な指導者ぶりを耳にしますが、次のような意外な一面もあったそうです。
ある夜遅く、ガリバルディーと兵士たちが兵舎に戻る途中、迷子の子羊を探している羊飼いに出会いました。気の毒に思った兵士たちは方々に分かれて探したのですが、その間、ガリバルディーとはぐれてしまい、兵士たちは仕方なく兵舎に戻りました。
翌朝、兵士たちは、いつも目覚めるはずの時間をとっくに過ぎたというのに、ガリバルディーがまだ眠っているのを見て驚きました。その気配で目を覚ましたガリバルディーは、毛布の下に手を入れて、迷子の子羊を出してやりました。彼は、凍死寸前の子羊を発見し、自分のベッドで温めてやったのでした。
−フランシス・ゲイ
あなたは才能や経験に乏しいかもしれないが、それでも神はあなたを使うことができる! それどころか、それが主のお決まりの方法だ。主は強い者を恥ずかしめるために弱い者を選び、常識で考れば最善とは言えない人々を選ぶ。そして、それによって神ご自身に何ができるかを示されるのだ!(第1コリント1章26-28節を参照)
この世から見れば最高の人間とは言えなくても、主から見て、愛をもって主と他の人々に仕えている人は最高である。そして主は、神の強さとその奇跡的な力を示すために、あなたが弱い時にあなたを強くして下さるだろう!(第2コリント4章7節、12章9節)
−デービッド・ブラント・バーグ(1919-1994)