――― 輝くひととき  45 ―――   PDFファイル45-48

 

わたしの心はあなたのもの!

 

 「愛している、ただあなたを。」 わたしはこの言葉を、あなたに向かって言っているのだよ。何歳であっても、あなたはわたしの子供であり、時の始まりからわたしと共にいる。あなたは、わたしの愛から遠く離れていると感じているかもしれないし、失敗して、ゆるしてはもらえないと感じているかもしれない。あるいは、「どうだっていいじゃないか。希望はないんだ!」と感じているかもしれない。

 愛している、ただあなたを。あるがままのあなたを。今この時、わたしの愛はあなたに向かって手を差し伸べている。わたしの愛とゆるしと憐れみは、すぐそこにある。ただあなたのために。ただ受け取ればいいんだよ。愛している! あなたが必要だ! わたしの愛の心のすぐ近くであなたを抱きしめたい。わたしの腕であなたを感じたい。求愛し、触れ、その耳元にささやきたい。

 弱り、疲れ、戦いに破れ、意気そそうしているのかい? これは、あなたへのメッセージだよ。心はくじけ、気力も失(う)せたように感じるのか? わたしの尊い人よ、これはあなたへのメッセージだ。熱意など消え去り、もうおしまいだと感じているのかい?あなたを愛しているよ。前よりずっと、あなたが必要だ!

 あなたは新たなる地平線の入り口に立ち、待ちかまえるチャレンジを見つめ、将来を恐れて言葉を失っているのか? これからの必要に応える力など自分にはないと感じているのかい? わかってほしい、あなたを愛していると。最後まであなたを助けてあげよう。

 あるがままのあなたを愛している。まるで、あなたしかいないかのように。あなたが何歳であろうと、愛している。わたしはあなたの失敗や間違いを非難しようとして、それをため込んだりはしない。わたしの目はそのすべてに対して盲目だよ。わたしにはエックス線の目があって、人には見えない良い所や可能性だけを見る。心の奥底をまっすぐ見通せるのだ。あなたの、貴く優しい心しか見えない。ああ、あなたを愛している。

 わたしはあなたの涙を一つ残らず見た。心の叫びもすべて聞いた。挫折感、心配、重荷、心の願いも全部感じ取れる。あなたのことをすべて知っているよ。必要なものも、欠乏しているものも、すべてだ。あなたの心の奥底も、そこにある思いもすべて見える。そして、あなたを深く愛している。

 この温かな胸に、あなたをしっかりと抱きしめたい。二人の鼓動が一つになるその日を、わたしは待ちこがれる。あなたを愛しているから。ただあなたを。遠く離れているかのように感じているわが子よ、どうか知ってほしい。わたしはすぐそばにいる。今まで片時もあなたから離れたことはなかったし、これからも、決して決してあなたを捨てたりしない。

 愛している、ただあなたを。そしてひたすら待っている…あなたを! わたしの腕に駆け寄ってくれないか? この腕の中で、共に生き、愛して、永遠にこの愛に酔いしれよう。永久(とわ)に、いつまでも! 愛している。あなたが必要だ。あなたがほしい!わたしはあなたのものだ。

                                                                             イエス・キリストより