輝くひととき 17

 

力強い

神の御言葉!

 

西暦384年、北アフリカ出身の若い教師が修辞学の教師になろうと、イタリアのミラノにやって来ました。そこで若者は自分の罪について悩み、神との正しい関係を取り戻すことを必死に求めていました。

  ある日、自宅の裏庭で、失望のどん底に落ち込んでいた時に、隣りの子供がこう歌っているのを耳にしました。「取って、読んで。取って、読んで。」

  すぐに自分の聖書を手に取って読んでみると、イエス・キリストは罪の完全なゆるしへの道であると書いてあったのです。神の御言葉を読むことで人生が変わり、この若者は歴史に残る偉大なクリスチャンの一人、すなわちヒッポの司教、聖アウグスティヌスとなったのです。

 

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  どんな本も歳月には勝てぬものだが、聖書は別だとクリスチャンは考える。いつの時代にも即しており、聖書の言葉そのものが奇跡を起こしてきた。宣教師が足を踏み入れたこともないような所でも宣教をしてきた。聖書は、19世紀もの試練に耐えてきた。他のいかなる本よりも厳しい非難の炎をくぐってきたが、その霊的真理は一片も焦がされることなく、煙の臭いすらつけずに出てきた。−−W.E.サングスター

 

お互いを信頼し合いながら

主だけを疑うとは奇妙なことだ

人の言葉は信じるのに

主の御言葉は信じないとは

        −−A.B.シンプソン

 

  神が約束をされる。信仰はそれを信じる。希望はその実現を期待する。そして忍耐は静かに待つ!

 

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  「人を生かすものは霊であって、肉はなんの役にも立たない。わたしがあなたがたに話した言葉は霊であり、また命である。」(ヨハネ6章63節)

神の御言葉の効用

 

  いたずらに悪戦苦闘して人生を送る人が大勢いる。御言葉を読むためにほんの少し時間を取るだけで、自分の求める平安や信仰や幸せがもたらされるというのに。

 

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  救いは一度受け入れれば、永遠に清められますが、さらに、毎日御言葉によって、日々の罪から清められる必要があります。

 

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  神の御言葉は、地図のようなもの。生涯を通じて道を見つけるのを手伝ってくれます。

 

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  御言葉に愛着を持ち始め、読んで勉強すればするほど、人はさらに成長していく。御言葉を読むことを通じて、神が声高に、明確で超自然的で奇跡的に、うっとりするような方法で語って下さることがわかってくる。

 

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  神の御言葉を絶えず読んで魂を養っているなら成長します。御言葉こそ、人生のすべての問題への解決策です。

 

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  御言葉をおろそかにしてはいけない。それは魂の糧であり、戦いへの力を与えてくれる! 読んで、勉強し、暗記して、楽しみとしなさい。そうすれば、魂に力が与えられる。−−ファーザー・ダビデ

 

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ああ、涸れることのない流れのような

 

神の御言葉を常に聞きさえしたら!

 

耳はその流れで満たされ、

 

心はいつもその近くに住まう。