６８．開 拓
信仰によってアブラハムは、受け継ぐべき地に出ていけとの召しをこうむった時、それに従い、行き先を知らないで出て行った。(ヘブル11:8)
１．開拓者には、他の誰も見ることのできないものを見るビジョンが、他の誰も信じないものを信じる信仰が、それを最初に試みる者となる率先力が、またそれを最後までやり遂げる勇気とガッツとがなければならない！
２．もし祈るなら、毎日何か新しいことを開拓できる！
３．ほとんど王国は、贅沢という柔らかなベッドの上で息をひきとってきた。
４．不可能という文字は、ただ愚かな者たちの辞書の内にのみ見出される－－ナポレオン。
５．リンゴが落ちるのを見た者は、何百万といるが、それを何故かと問いかけたのはアイザック・ニュートンだった。
６．もし首を突き出さないなら (危険を冒さないなら)、あなたは決して群衆の上に抜きん出ることはない。
７．クリスチャンにとって最も居心地の悪い場所とは、居心地の良すぎる場所である。
８．人間は、岸を見失う勇気をもっていない限り、新しい海を発見することはできない。
９．私たちの発明品の大部分は、かなり無学な人たちによって世にもたらされてきた－－もしかしたら彼らは、それをすることができないということを知らなかったのかもしれない。
１０．偉大な探険家であり、クリスチャン開拓者であったデイビッド・リビングストーンは、ある崇高なる文の中にこう書き記した、 「わたしはどこにでも行く－－それが先に進むことであるならば！」
１１．自分自身の信仰に応じて移動し、自分自身のチームを選び、自分自身の目標を定め、自分自身の蒸気でどんどん先へ進んで行きなさい！あなた自身の信仰、率先力、ビジョン、そして勇気に応じて主によって導かれなさい。
１２．世界を変えるには、誰か本当にそれに従事して推し進め、開拓する者が必要である。もうすでに軌道に乗っている事柄は、ひとりでに進んで行く。真に推し進める努力が必要なのは、何か新しいことを始める時である。そしてそれをすることのできる者は、ただ私たちしかない。
１３．踏み固められた道は、打ち負かされた人のもの。しかし山頂は力強い人のもの！－－すなわち力強いな開拓者たちのものである！
１４．ニュースになるのは、ただそれをやり遂げたか、あるいは試みながら死んだ人々だけである。
１５．もしもうすでに獲得した陣地を失ってしまうなら、新しい軍事拠点を開拓し、また手にいれても何の役にも立たない！
１６．ロードに出て祝福をつかみなさい！
１７．野性の鳥は、新しい畑に出て行って歌を歌う忠実な宣教師のようである！ 彼らは、人々の目を覚ます最初の者たちである！
１８．もし手近に十分な収穫物がないなら、私たちは目を上げて外国を見る必要がある。
１９．プロビジョナーとは、開拓者である！
２０．大きな仕事が欲しいか？－－開拓しなさい！－－それはすべての仕事の内でもっとも困難で、もっとも大きなものである！
２１．もしあなたが主に勝ち取った魂が、結局最後に土着的なものにならないなら、あなたは開拓という仕事を、あまり上手に行わなかったということになる。
２２．新しい畑を開拓するために移動していく時、あなたは 「戦い前の陰うつな気分」 に襲われる。つまりあなたは、戦う前の兵士と同じようなものだからである‥‥しかしそこに入って行って戦うなら、あなたは真に勝利を得るのである！
２３．未知の危険があり、なじみのない状況にいる外国の畑の、外国人宣教師として、愛する者よ、あなたは祈らなければならない。神は、あなたが踏みしめる地はことごとくあなたのものになる、と言われる。だからその聖句とその地とを自分のものとして要求し、そこに両足を踏みしめてしっかりと立ち、そこを主のために要求しなさい。また適切な場所を見つけた場合には、その周囲を行進して回り、たとえ悪魔が一体何を告げようと試みても、それを自分のものとして要求しなさい！
２４．私たちは、珍しく、例外的なもの、並はずれたもの、それに開拓を得意とする！
２５．ホームがあまりにも沢山あると、町を損なってしまうことがある。
２６．信仰の人は、はしごのかけられていない壁を登り、海図に載っていない海を航行する。
彼らは囚われ人を解放するために、
あえて因習の制約を越えていく。
２７．神の進歩の法則は、忘れられるべきではない！
もし得続けないなら、自分の持っているものまで、失ってしまうであろう！
２８．神は、異なる宣教の畑のための重荷を、異なる人々に与えられる。そしてその後で神は、その畑の人々に救いの手を差し伸べるための信仰を彼らに与えられる。
２９．たとえ他のすべての人から、気違いだと言われても、あなたは最初のステップを踏み、開拓し、そこに入り込んで行って試みなければならない！ もしかしたら私たちは気違いかもしれないが、私たちのような気違いでも確かに多くのことを成し遂げている！
３０．神から与えられる少しの狂気、何か異なったもの、何か新しいもの、何か少し気違いじみているもの、何か新しい手初め、それに物事を最後までやり遂げるための勇気と信仰とビジョンとをもった人々の故に、神に感謝しよう！
３１．それぞれの新しい国への、新しいステップの一つ一つを、愛情深いステップとし、新しいリーダーの一人一人を愛情深いリーダーとし、新しいホームの一つ一つを愛情深いホームとしなさい！
３２．誰がニュースを作るのか？－－歴史を作る者は誰か？－－それは慣例に従わない者たち、因習打破者、個人主義者、偶像破壊者、拒否された人、離脱者、それに革命家である！
３３．開拓者には、ビジョン－－信仰－－率先力－－勇気－－がなければならない！
３４．谷間で生きるよりは、山の上で死ぬ方が良い！
３５．もしそれを行うための方法がないなら、祈って方法を発明しなさい！
３６．あえて異なる者となれ、体系的な体制中毒者たちが確立した標準から、危険を冒しても異なる者となれ。
３７．真の開拓者が幸せなのは、ただ開拓している時だけである。
３８．開拓することをやめると、バックスライドし始める－－あなたは、前進しているか後退しているか、そのいずれかである！－－止まることはできない！
３９．開拓することは、最も意欲をそそられ、最も胸ときめかせられ、最も栄光に満ち、達成感と満足感とが最も多いものであるが、それはまた世界で最も危険な犠牲を伴うミニストリーである。
４０．地とその中にあるものとはみな、あなたたちのものである。それを受け取りなさい！ もうすでにあなたたちのものであるものを、少しばかり受け取ったり、それを楽しんだりすることを恥じてはならない。
４１．開拓者は、犠牲と奉仕ということを考えて、自分がどこにいたら人々に対して最も有益な者になれるか、どこにいたら最も多くの善を成しうるかを考えなければならない。
４２．あなたが話すひとつひとつの言葉、あなたが行うひとつひとつの類いのショーすべてのことで、思い煩わなければならないほどに閉鎖されている、閉ざされた国々のことは忘れなさい。愛を口にしたり、またイエスどころか神のことを少し口にすることにも耐えられないなら、彼らに宣べ伝えたところで何の役にも立たない。止めてしまいなさい！彼らを地獄に行くに任せなさい！
４３．これらのいわゆる閉ざされた国々に対しては、彼らが福音に対して真に受容的であり、私たちがそれを彼らに与えることができるほど解放されており、また彼らがそれに反応し、私たちが、何らかの成果や実を得ることができるほど、本当に受容的でない限り、私はそれほどの関心はない。
４４．神は、普通私が、神のための新しい任務、あるいは新しいプロジェクトを考慮していたり、また始めようとしているちょうどその時に、最も厳しいテストを与えられるということを、つまり敵が私を最もひどく誘惑し、また試みるのを、 神が許されるということを、私は発見している。神は、いちかばちか、のるかそるか、あえて終わりまでそれをやりぬくつもりが本当にあるかどうかを、またあなたが本当にそれを真剣に取り組んでいるかどうかを知りたいと望まれるので、あなたは最も困難な時を持つのであり、最も困難な試練を味わい、最も厳しいテストを受けるのである。悪魔が最大の攻撃を仕掛けてくるのは、あなたが始める時である。そしてもしそれを始動させてしまうことができるなら、大抵の場合は、最後までそれをやり遂げることができるのである。
４５．準備ができる前に行こうとしてはいけない。大抵の場合は、あなたの準備ができた時に、幾つかの扉を閉じ、他の扉を開く事によって、否定することのできない差し迫った必要によって、反駁することのできない呼びかけ、変えられない重荷によって、さらに時には、迫害や患難によって、神があなたを押し出されるであろう。
４６．神のごく少数の預言者たちの戦術は、大抵の場合警告を与えないで、突然に侵略し、真理でもってこっぴどく攻撃し、囚われ人を解放し、それから敵が目を覚まし、反撃しかけてくる時に逃げて行くという、特別奇襲部隊による襲撃を用いる、襲ってすぐに立ち去るというゲリラ式戦法であった！
４７．より多くを注ぎ出し、より多く証しし、より多く送り、より多く郵便を出しさい。そうすれば神ご自身も、もっと多くのことを、すなわち私たちがこれまでに夢にも見たことのないようなことをして下さるであろう。
４８．普通、私たちが力強く繁栄するような類いの地域－－リベラルな地、若者の国、大都市、すなわち若者たちが、欲していた物をもうすでに持っており、それが満足を与えてくれないということを知っている豊かな社会層－－に固執するようにしなさい－－大学のような場所に！
４９．仕上げることのできないやぐらを建て始めてはいけない。まず座って、その費用を計算しなさい。そうでないと、勝つことのできない戦争を始めてしまうかもしれない。
５０．それが正しいことを確かめて先へ進みなさい－－それが最適な場所、最適な時、最適な人々であり－－神の御心であることを！
５１．偵察するのは結構だが、もしそれによってあなたたちの位置や戦術が敵に漏れてしまうなら、全然偵察しないよりももっと悪いかもしれない。
５２．不意打ちは、成功を収める軍事的戦略の主要要因のひとつである。何によって襲われたのか分かる前に彼らを激しく、また素早く攻撃し、打ち倒しなさい！
５３．敵は、あなたが塹壕の胸壁を越えて攻撃をかけると、常に撃ち始めてくる。それはあなたが敵の急所を攻撃し、何かを成し遂げていることの証拠である。そしてそれは、向きを変えて逃げるべきだという意味ではなく、ますます懸命になって戦い続けるべきだという意味である－－もうそれ以上戦うことができなくなるまで。
５４．あなたが主によって導かれており、またそれが、主の御霊とリーダーシップとによって確証されていることを確かめなさい。そうでないとあなたは、失望、幻滅、さらには恥辱に定められてしまうかもしれない。
５５．まだ熟していないか、あるいはもうすでに収穫がなされていて、少しの落ち穂以外には何も残っていないような畑の中に、無理矢理押し入らないようにしようではないか。束を腕いっぱいに抱えて携えてくることができる畑に行くことができるのに、穀物がほとんど残されていない畑で働き人を無駄にする時間はない！
５６．かつてやっていた方法など、もしそれが今すべき方法でないならば、そんなものには、私は全く関心がない！ もしそれを、明日違った方法で行うべきであるならば、私たちがそれを昨日どのようにしていたなど、私はかまいはしない！
５７．もし何かを始めても、それが順調に行っている間に終えてしまわないなら、それを再び始めることは事実上不可能である。
５８．もしあなたが、最初のところで失敗してやめてしまうなら、あなたはその地域における仕事を損なってしまうかもしれない。
５９．成功ほど物事がうまくいくことはない。また失敗ほど物事がうまくいかないこともない！ パウロは、彼の諸教会がしっかりと確立されているのを確かめるまでは、その畑を立ち去ることをしなかった。そして彼は、再三再四彼の諸教会を点検した。戦いを最後まで見届けることは、非常に重要である。
６０．私は、あなたがひと月に10のホームを開設してそれが全部失敗に終わってしまうのを見るよりは、むしろ一つのホームにまる１年を費やし、そこが確立され、内容も充実して永続するようになり、確信をもって離れ去っていくことができるのを見たいものである。
６１．目新しさや斬新さには、何か人々の心を燃え上がらせるものがある。
６２．最初の攻撃を終えてしまうまで、別の攻撃を始めるべきではない。一つの失敗は別な失敗を引き起こすし、失敗ほど物事がうまくいかないことはない。
６３．他のホームに手をつける前に、確立されているホームをすみずみまで観察し、そのホームが順調にやっていることを見届け、それから他のホームに移りなさい。
６４．私たちがまず最初にリーダーや金持ちに救いの手を差し伸べた所では、最も多くの進歩を遂げている。
６５．開拓をやめるなら、それはあなたが、率先力を失ってしまったことを示している。
６６．勝利をもたらすのは、率先して攻撃に出ることである。
６７．神は、あなたが着手するのを助けるために、ほとんどどんなものでも、あるいは誰でも、あるいはどんな場所でも利用され、そしてそこから、あなたを導いて行かれる。
６８．私たちは常に、リーダーに彼自身の信仰に応じて、彼自身のチーム、時間及び場所を選ばせることを信じている。
６９．もし開拓者が、必要としているものがあるとするならば、それは主によって導かれることである。
７０．私たちには、私たちが始めるすべてのことを、終える責任はない。ただそれを始めることだけが私たちの役割であって、それを引き継いで行い、また仕上げるのは、他の人の仕事かもしれない。
７１．あなたはそれを間違いと呼ぶかもしれないが、間違いと呼ぶ代わりに実験と呼んでみたらどうだろうか。私たちは、 多くの物事を試行錯誤によって行う。科学者が幾つかの異なる実験において、正しい式を見つけられないからというだけで、彼が間違いを犯しているという意味にはならない。彼は試みているところだからである！ それは開拓すること、または探険することのようなものであり、やってみなければならないのである！
７２．もし危険を冒すことをやめるなら、私たちは店じまいをしなければならなくなるであろう！ この世界のすべてのものには、主を別にするなら、いわゆる危険の要素が存在している。
(Ｎo．B, C, 23,24,49,51,59,60,62,68,
101,129,144,150,151,173,180, 182,187,208,
209,211,224,242,253,315C,318,325C,328B,556,
650,659, 669, 673, 726,728, 756,783,806,870,
922,925,927,931,936,951,1003, 1027,1046,1049,
1087,1088,1096,1097,1214,1314,1366,HH3 も参照。)
７３．創世記12:1-3 ときに主は、アブラムに言われた、 「あなたは国を出て親族に別れ、父の家を離れ、わたしが示す地に行きなさい。わたしは、あなたを大いなる国民とし、あなたを祝福し、あなたの名を大きくしよう。あなたは、祝福のもといとなるであろう。あなたを祝福する者をわたしは祝福し、あなたを呪う者をわたしは呪う。地のすべてのやからは、あなたによって祝福される。
７４．創世記13:17 あなたは立って、その地を縦横に行き巡りなさい。わたしはそれをあなたに与えます。
７５．出エジプト23:20 見よ、わたしは使いをあなたの前に遣わし、あなたを道で守らせ、わたしが備えた所に導かせるであろう。
７６．出エジプト33:14,15 主は言われた、 「わたし自身が一緒に行くであろう。そしてあなたに安息を与えるであろう。」 モーセは主に言った、 「もしあなた自身が一緒に行かれないなら、わたしたちをここからあがらせないでください」
７７．民数記13:30b わたしたちはすぐに上って攻め取りましょう。わたしたちは必ず勝つことができます。
７８．民数記14:8 もし主がよしとされるならば、わたしたちをその地に導いて行って、それをわたしたちにくださるでしょう。それは、乳と蜜の流れている地です。
７９．申命記11:24a あなたがたが足の裏で踏むところはみな、あなたがたのものとなる。
８０．箴言24:27 外であなたの仕事を備え、畑で仕事をおのれのために整え、その後あなたの家を建てるがよい。
８１．イザヤ6:8 わたしはまた主の言われる声を聞いた、 「わたしは誰をつかわそうか。誰がわれわれのために行くだろうか。」 その時わたしは言った、 「ここにわたしがおります。わたしをお遣わしください。」
８２．イザヤ45:2,3 わたしは、あなたの前に行ってもろもろの山を平らにし、青銅の扉を壊し、鉄のかんぬきを断ち切り、あなたに暗いところにある財宝と、密かなところに隠した宝物とを与えて、わたしが主、あなたの名を呼んだイスラエルの神であることをあなたに知らせよう。
８３．イザヤ48:17 あなたのあがない主、イスラエルの聖者、主はこう言われる、 「わたしは、あなたの神、主である。わたしは、あなたの利益のためにあなたを教え、あなたを導いてその行くべき道に行かせる。」
８４．マタイ10:11 どの町、どの村に入っても、その中で誰がふさわしい人か尋ね出して、立ち去るまではその人のところにとどまっておれ。
８５．ヨハネ13:20 よくよくあなたがたに言っておく、わたしが遣わす者を受け入れる者は、わたしを受け入れるのである。わたしを受け入れる者は、わたしを遣わされたかたを受け入れるのである。
８６．使徒行伝13:2,3 一同が主に礼拝をささげ、断食をしていると、聖霊が 「さあ、バルナバとサウロとをわたしのために聖別して、彼らに授けておいた仕事にあたらせなさい。」 と告げた。そこで一同は、断食と祈りとをして、手をふたりの上に置いた後出発させた。
８７．Ⅰコリント16:9 有力な働きの門が、わたしのために大きく開かれているし、また敵対する者も多いからである。
(マタイ10:1-25, ヘブル11:8,9,14-16.も参照。)