6月23日    #175

 

信仰とは権利証書!

 

  「さて、信仰とは望んでいる事柄を確信し、まだ見ていない事実を確認することである。」(ヘブル11章1節)

  聖書で「確信」と訳されている言葉は、ギリシャ語の原典では、「ヒューポスタシス」と言います。その言葉の正確な意味は、何年か前に北イスラエルで、英国の考古学者達が随分昔の宿屋の焼け跡を発掘するまで解明されていませんでした。そこで彼らは、その宿屋が焼けた時にそこに宿泊していたローマの貴婦人の貴重な書類が入った鉄の小箱を発見したのです。彼女は、自分が所有していたあちこちの不動産を調べる目的で旅をしていたようでした。というのも、その小箱の中から発見された書類のほとんどに、大きな字で「ヒューポスタシス」という見出しがついていたからです。その書類は、彼女が土地の所有者であることを証明する権利証書だったのです!

  「さて、信仰とは、望んでいる事柄の権利証書である!」 その婦人は、ローマでその権利証書を買い取ったので、自分の土地はそれまで一度も見たことがなかったかもしれませんが、彼女は権利証書を持っていたので、土地が自分のものであることを知っていたし、自分が所有者だと証明することもできたのです! あなたに信仰があるなら、たとえ、まだ答えを見てなくとも、その権利証書を持っています! あなたが求めたものは、あなたのものです! それにはあなたの名前が書いてあり、いつかそれを自分の目で見るでしょう。権利証書はあなたの手の中にあります! それはすでになされたのです!