宝 P.820-821

 

主のための新しい年!

 

新しい年への祈り!

新しい年が、私の前に本のように置かれている

その表紙には、「私の人生」と書いてある

表紙を開いて中を見ると

どのページも白紙で、何も書かれていない

私が作家で、ペンを握っている

このペンが綴る物語を、人が読むことだろう

私の本はどんなものになるだろうか

他の人が読むためにそこに綴られた私の人生

日々、1ページずつ綴られていく

すべて書き終えた時、それは価値あるものだろうか

主よ、私がそこに綴られた通りの人生を生き

この本が読みがいのあるものとなりますように!

    −−ゲルトゥルード・ローラ・ガスト

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今年も、主を愛する

  私の救い主、力強く、真実なる方

今年も、主をほめる

  勝利に満ちた喜びの歌を歌って

将来に何が待ち受けていようと

  悲しみ、苦難、痛みがあろうと

主の尊い愛は永遠に

  絶えることがない

 

今年もイエスと共に歩む!

  主よ、今日もあなたに感謝します

人生のつらい道のりを行く時も

  あなたは必ずそばにいて下さいます

ああ、あがない主よ、私を導いて下さい

  あなたの御心を行うよう教えて下さい

日々、あなたの全き目的を果たすよう

  どうか私に教えて下さい

     −−エービス・クリスチャンセン

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私達は再び、新しい年の入り口に立つ

  この年の終わりまで旅をする内に

どんな喜びや、嬉しいこと、

  あるいは悲しみや、苦難が訪れることか‥‥

しかし賢明なる神は

  私達にとって何が最善かを知っておられ

それを与えて下さる

  だから私達は安らぎを覚える

         −−トーマス・ウェアリング

 

細心の注意を払ってあらゆる計画を立てた

  将来は明るく輝いていた

希望は大きく、夢もふくらんでいた

  何の陰りも見えなかった

 

一日の終わりに

  いつものようにひざまずいて祈った

「愛する主よ、すべての計画を祝福し

  すべての望みをかなえて下さい」

 

だが、日がたつ内に、どの計画も失敗し

  望みも崩れ去り

野望もすっかり消え去り

  頭の上には失敗者の冠がのっていた

 

私は理解に苦しみ、当惑した

  ひざまずいて祈ったのに‥‥

それなのになぜ、計画も望みもすべて

  捨て去られ、脇にやられたのだろうか?

 

ふと、夜の静けさの内に

  ぼんやりとした暗がりの中から

さとすように語る優しい声を聞いた

  その声は私を主のもとへと呼んだ

 

「わたしに計画させてはどうかね?

  わたしはあなたに何が必要か知っている

将来をわたしの手に託しなさい

  そしてわたしに導かせなさい」

 

私は自分の将来を主の御手に託した

  すると主がすぐそばにいて下さるのを感じた

この一年を通して、主がすべてを

  うまく運んで下さると確信した!

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  大西洋定期船が嵐に見舞われました。2日間、暴風が吹き荒れており、乗客は脅えていました。ついに、不安にかられた一人の乗船客は、必死の思いで、航海士が見える所まで上がって行きました。ところが、他の乗船客の所に戻って来ると、その客は、嬉しい知らせを伝えたのでした。「私達は大丈夫です。船はちゃんと港に着きます。私が航海士を見ると、その人はほほ笑みながら舵をとっていたんですから。」 「偉大なる航海士」が私達の人生を導いて下さっているのですから、どんな嵐に見舞われても、私達はほほ笑みを絶やさず、心を穏やかにしていることができます。