宝 699-707

 

人間の不法の法律!

−−神の律法に反している!

 

  あなたは、クリスチャンの伝道者や宣教師が、「法律を破った」とか「違法」行為を行なったと非難されるのを聞くか読むかしたことがあるでしょうか? また、クリスチャンのグループがどこかの国から追放されたと聞いて、「一体どんな悪い事をしたのだろう」と思ったことは? しかし実のところ、彼らは何も悪いことなどせず、ただ神のおきてに従っただけなのかもしれません! 悲しいことに、現代の世界では、人間の定めた実に多くの法律が、神のおきてに完全に反しているのです!

  神のおきてに反している人間の法律がそんなにあると聞くとあなたは驚くかもしれません。現代人は、神とその真理からひどく離れてしまったために、この物質主義的で、神を信じず、人間至上主義の社会の基盤そのものが、道徳的にも、政治的にも、宗教的にも、また司法面でも、神と神の戒めに完全に背いています! 人間のそういった不法な法律は、人々が守れないような法律、または、良心をもって神に仕えている人には従えないような法律になってきているので、正しい人や何の罪のない人でも犯罪人とされてしまうのです!

  聖書には、「おきてをもって、危害をたくらみ」、「相結んで正しい人の魂を責め、罪のない者に死を宣告する」支配者についての記述があります。−−詩篇94:20-21。ローマ13:1-7には、「上に立つ権威に従い」、法の命令に従うようにと書かれているものの、人間の不当な法律が神のおきてに反する場合には、「人間に従うよりは、神に従うべきである」と聖書に書かれています!−−使徒行伝5:29。

  法律の中には、クリスチャンが守ることのできないものが幾つかあります。例えば、イエスはご自分に従う者達に、「全世界に出て行って、すべての造られたものに福音を宣べ伝え‥‥すべての国民に教えよ。」と命令されました。−−マルコ16:15、マタイ28:19。 それは神の御子イエスからの直接の命令です! そして、神から見れば、証しをして魂を勝ち取ることを禁じる人間の法律はどれも不法であり、私達はそれに従う必要はありません。

  現代世界には、証しをしたり、他の人を「改宗させる」ことを法律によって禁じている国が数多くあります。ですから、宣教師が「法律を破った」として国外追放になったと聞いても、驚くべきことでしょうか? クリスチャンには、神のおきてやイエス・キリストの直接の命令に反する法律に従うという道徳的義務はないのです!

  また家族の集まりを除くいかなる集まりをも違法とする国々も多くあります。しかし、聖書はクリスチャンに、「集会をやめることをしてはいけない!」と告げています。−−ヘブル10:25。つまり、それをするのをやめるなということです! 昔からどの時代においても、また現代においても、大勢のクリスチャンが、この法律を破ることを余儀なくされ、ひそかに集会を持ってきました。

  聖書は、「互いに、きよい接吻をもって挨拶をかわしなさい」と信者達に勧めています。(第一コリント16:20、第一テサロニケ5:26、第一ペテロ5:14)しかし、国によっては、人前や通りでキスをすると逮捕されることもあります!

  異教徒や共産主義の国には、聖書を読んだり、公立の学校で祈るのを禁じる法律があります。しかし、「キリスト教国」と言われているアメリカの学校などでも、神や聖書や祈りや証しが禁止され、違法とされていることを知っていましたか? そして、イエス・キリストの福音を違法としている多くの学校や大学が、オカルトやヒンズー教や呪術の科目は認可し、興味のある学生がそれらを学べるようにしているのです!

  それだけではありません。「キリスト教国」のアメリカでは、クリスマス、つまりキリストの誕生を公立学校で祝うのも違法であり、公共の場にキリスト降誕場面の飾り付けをすることさえ、法律に反しているのです! そして学校でクラスメイトに宗教的なクリスマス・カードを手渡すことさえ法律違反なのです!

  ほとんどすべての教会団体は、「日曜には教会に行かなくてはならない」を自分達の宗教上の基本的なおきてとしています! そして、ユダヤ人に与えられた十戒の一つに、「安息日を覚えて、これを聖とせよ」(出エジプト記20:8)とあるので、これは神のおきてであると言うのです。しかし、聖書を研究している人なら誰でも知っていることですが、聖書の定める「安息日」は、実は日曜日ではなく、土曜日なのです! そして、イエスは、教会の建物を建てよとか、巨大な聖職階層機構や「宗派」と呼ばれる組織を設立せよとは一言も言われませんでした! 「日曜には教会に行け」と言われたことも一度もありません! 皆無です!

  教会の建物や礼拝堂は、まさに「神の家」であり、清く聖なるものであるというのが、ほとんどの教会の根本的信条です。しかし、聖書にははっきりと、「いと高き方は、手で造った家の内にはお住みにならない」と指摘してあります!−−使徒行伝7:48、イザヤ66:1-2、列王紀上8:27。真の神の宮とは、主を愛する人々の心のことです。−−第一コリント3:16-17、第二コリント6:16、黙示録3:20。

  カトリック教会には、カトリックの聖職者は結婚せず、一生独身でいなくてはならないというおきてがあります。しかし、「結婚を禁じる」のは、偽りの教えであって、「悪霊の教え」でさえあると、聖書にははっきりと書かれています!−−第一テモテ4:1-3、創世記2:18、第一コリント7:9。旧約聖書時代の祭司達は、宮の最も聖なる場所に入る人々でさえ結婚が許されていました。また、カトリック教徒はペテロを最初の法王とみなしていますが、そのペテロでさえ結婚していました!−−マタイ8:14、第一コリント9:5。 ところが今では、この独身の教えのために、多くの神父達が、神に呪われた男色の罪、つまりホモに走っているのです!

  初期のクリスチャン達は使徒達に献金し、使徒達はそのお金を福音を宣べ伝えるために使うか、貧しい者達に与えるかしました。−−使徒行伝4:34-35,2:45。 イエスはご自分に従う者達に、「地上に宝をたくわえてはならない」(マタイ6:20)とはっきりと言われましたが、現代の教会のほとんどが、まさにその事をしています! たいていの教会では、教会員からの献金の中から、福音を宣べ伝える宣教師に回しているのは、わずか3%だけで、残りのほとんどは、もっと大きくて豪華な教会の建物を建てるためか、あるいは、すでにある建物の維持や改築や「改善」のために費やされるのです!「人々の間で尊ばれるものは、神のみまえでは忌み嫌われる!」−−ルカ16:15。 何百万人もの善良なカトリック教徒が極度の貧困にあえぎながらみすぼらしい生活をしているというのに、カトリック教会は、礼拝堂やその敷地や美術品や骨董品や営利事業などのために何百億ドルも費やしているのです!

  多くの国では、ポケットにお金を持たずして町を歩くことはできません! それは放浪罪と呼ばれているからです。しかし、イエスは、弟子達を福音を宣べ伝えるために送り出される時、お金を一切持たせず、他の人々の慈悲に頼るようにと言われました。−−マタイ10:9-11、マルコ6:8-10。

  それに関連することですが、多くの国では、物乞いは違法とされています。しかし、人々に乞うことは、古くから善しとされている聖書にかなった行為です。そして聖書は信者達に、乞食や貧乏な人々に施すようにと命じています。−−申命記15:11、マタイ5:42。

  近年、女性の組織する強力な圧力団体は、議会に働きかけ、女性に平等の権利−−しばしば男性にも勝る権利−−を与える法律を数多く成立させてきました。しかし、「ウーマン・リブ」運動の考え方自体が、自然の道理や聖書に書かれていることに反しているのです。旧約聖書では、妻達は夫に従うようはっきりと求められていました。そして、この神の御心に沿った方針は、新約聖書の中でも変わってはいません。−−第一コリント11:3,8-9、エペソ5:22-24,33、コロサイ3:18、第一ペテロ3:1,5-6。

  旧約聖書や新約聖書の時代は、父親が家長となって、家や家族を取り仕切っていました。しかし、現代においては、多くの国で、女性が家や子供や家庭経済などを取り仕切ることが合法とされ、それが実践されているのです。例えば、男性が妻と別居するか離婚した場合、西洋のほとんどの国の裁判所は、妻のほうに、家や車や、全部の子供達の親権などを与えます。−−神のおきてに反して!

  中絶は、神の御心に完全に反しています! 旧約聖書の時代には、異教徒達が彼ら流の「産児制限」を行い、いらない赤ん坊を自分達の悪魔の神モレクの像の腹部にある炉に投げ入れ、「子供達を火に焼いてささげて」いました。聖書全体において、このような行為は明確に断固として禁じられ、神はこのような行為を忌み嫌っておられます!−−申命記18:10。(また列王紀下17:17、歴代志下28:3も読んで下さい) 神の御言葉は、「罪なき人の血を流す」ことに真っ向から反対しています!−−列王紀下24:4、エゼキエル16:36,38、23:45。エレミヤ2:34-35の記述は、中絶に対する現代社会の姿勢を鋭く突いています。「あなたの着物のすそには、罪のない貧しい人の命の血がついている。しかしあなたは言う。『わたしは罪がない。わたしは罪を犯さなかった』と!」 しかし、人間の法律が中絶を「合法」としようとも、また、文明が発達した、「進歩的で現代的な」社会がそれを奨励しようとも、中絶が極悪非道で悪質な嬰児殺しであって、神のおきてにあからさまに背いていることには変わりありません!

  いかなる種類の産児制限も、自然の摂理に反しており、聖書の時代には禁じられていました。創世記38:7-10では、オナンが、兄の未亡人が子供を宿すと自分の遺産の分け前を彼女の子供達と分けなくてはならなくなるので、利己的にも、射精の直前にわざと体を離しました。すると主は、彼

を殺されたのです! それが本来の「オナニー」であって、「マスターベーション」のことではありません。マスターベーションは聖書で禁じられてはいません。しかし、産児制限に関しては、それがいかなる種類のものであれ、神は反対しておられます。「自然な」方法と言われているものも含めて。

  不妊手術や家族計画を強制したり、子供の数を制限している国々もあります。しかし聖書にはこう書いてあります。「子供達は神から賜った嗣業であり、胎の実は報いの賜物である。矢の満ちた矢筒(多くの子供達という意味)を持つ人はさいわいである!」−−詩篇127:3-5。

  多くの国では、16歳未満の女性や18歳未満の男性が結婚することは違法とされており、非常に保守的な国では、女性が20代になるまでは、両親の承諾がないと法的に結婚が認められません! これは、全く聖書に反しています! 聖書の時代には、また、現代に至る前はずっと、ほとんどの国で、女性が結婚する年令は13歳か14歳だったのです。

  西洋の法律や文化で「違法」とされている重婚や一夫多妻も、聖書の時代には一般に広く行われており、モーセの律法の下で完全に合法とされていました。アブラハムやモーセやギデオンやダビデなど、聖書に出てくる大勢の英雄達が、二人以上の妻に恵まれていたのです。−−創世記16:1-4、29:16-30、士師記8:29-31、サムエル記上1:1-2、サムエル記下3:3-5,12:8、歴代志上4:5,14:3、歴代志下11:18-21,24:2-3。ただ、7百人も妻がいたソロモン王のように(列王紀上11:3-4)、あまりにも多くの妻をめとることはしないように、というのが唯一の警告でした。(申命記17:17)

  西洋の法律では、一度に妻を何人も持つ重婚は厳しく禁じられているものの、一度に一人しか妻を持たず、毎回、次の妻を持つ前に前の妻と離婚しているなら、次々に、好きなだけ妻を変えるのは許容されているのです。これは、新しい妻をめとるなら、最初の妻を離縁させたり、おろそかにしてはならないという、一夫多妻についての神のおきてに全く反しています!−−出エジプト記21:10、申命記21:15-16。

  妾や愛人を持つことも、旧約聖書では全く合法とされていました。−−創世記16:1-4、30:1-4,9-10。士師記8:31、サムエル記下5:13、15:16、19:5。歴代志上1:32、2:46-48。 これは新約聖書においても行われていましたが、独善的で上品ぶった西洋社会の道徳家達は、それを違法としてしまったのです。

  ソドムの罪、つまり、男性同士のホモ行為は、神の忌み嫌われるものであり、聖書で堅く禁じられていました! 創世記9:20-25、レビ記18:22、20:13、ローマ1:26-28、第一コリント6:9を読んで下さい。しかし、現代では多くの国々において、人間の法律は、それを合法とし、マスコミで宣伝することさえしています! ですから、この場合も、神のおきてが、人間の不正な法律と真っ向から対立しているのです!

  「服装倒錯」とは、男性が女性の恰好をして、女性のような振る舞いをすることですが、これも、聖書の中で禁じられています。−−申命記22:5、第一コリント6:9。 そして、全く自然の摂理に反するのに最近人間が合法とした性転換手術も、聖書で禁じられていることは言うまでもありません。

  アメリカでは、ほんのささいなことが理由で当局が赤ん坊を親から奪っていくことがあります。赤ん坊が産まれる直前に病院に駆け込むなら、「母親として不適格」と言われ、赤ん坊を取り去られることもあるのです。多分、そのような独善的な法律尊重主義者達なら、マリアが馬小屋で赤ん坊を産んだとして、裁判所の命令によって、ヨセフとマリアから赤ん坊を取りあげることさえやりかねなかったことでしょう!−−ルカ2:4-7。

  西洋の多くの国々では、赤ん坊を家庭で自然出産することは違法とされています。たとえ経験ある助産婦がついていてもです。病院で出産しなくてはいけないというのです! 聖書では、家庭での自然出産がならわしとなっており、助産婦が立ち会うことさえ求められていませんでした。−−出エジプト記1:19。

  「キリスト教」諸国と言われる幾つかの国々でも、病人のために祈ると、「無資格治療」とみなされ逮捕されることがあるのです。もしイエスが現代に生きていたなら、病人をいやしたことで刑務所に放り込まれてしまうでしょう!

  アメリカでは、特にカリフォルニア州では、誰かが病気の時に医者を呼ばないことは違法行為です! その人が死んで、その前に医者を呼んでいなかった場合には、殺人罪で刑務所送りになることもあるのです! これは実際に何度も起こっています!

  幾つかの国では、主が自分の世話をし、守って下さると信頼すること(詩篇118:8)は違法です。そして、法律によって特定の保険に入ることが定められています。

  第二テサロニケ3:10には、「働かない者は食べることもしてはならない」と書かれています。しかし、世界中の沢山の産業国家では、何百万もの人達が、働くことを自ら拒否し、福祉手当と失業手当を受けて生活しており、それが合法なのです!

  聖書には、奪ってはならないという戒めが幾つも載っていますが、現代の銀行組織は、合法ながら途方もなく高い利息をつけて、完全にこの戒めに背いています。−−出エジプト記22:25、レビ記25:35-37、ネヘミヤ5:10-11。

  主は、労働法と賃金について幾つかのおきてを定められました(申命記24:14、箴言22:22)が、今日では、おびただしい数の不正な法律が作られ、実際に貧しい労働者を経済的な奴隷にしてしまうことを合法化しています。−−ヤコブ5:1-4。

  金持ちの産業国家で、キリスト教国と言われている国々は、何百万トンもの食糧を無駄にしたり、廃棄したりしています。さらには、わざわざ助成金を出して、農夫達が作物を作らないよう、または作物を廃棄処分にするよう奨励しているのです。それというのも、わざと価格を一定に保って、生活水準を高く保つためです! 貧しい国々では何千万もの人々が飢えているというのに、そういう利己的なことを行っているのです!(エゼキエル16:49を読んで下さい。)

  聖書にはこのように書かれています。「あなたの父と母を敬え」(出エジプト記20:12、レビ記19:3、申命記27:16)そして、「子供達よ、主にあって両親に従いなさい」−−エペソ6:1、コロサイ3:20。不従順で反抗的な子供に対しては非常に厳しい処罰がなされました。−−申命記21:18-21、出エジプト記21:15,17、レビ記20:9。それなのに、現代の幾つかの国々では、反抗的な子供にお仕置きをしたり、体罰を加えることは違法です! 聖書では、両親にそうするようにと命じているというのに!−−箴言13:24,19:18,22:15,23:13-14。

  聖書では、「老人を敬え」、また、「年老いた両親を軽んじてはならない」と言っています。−−レビ記19:32、箴言23:22。子供達は年老いた両親を愛し、敬い、世話するよう求められていました。神のおきてに反して子供が親を「老人ホーム」などに送るのは、現代の利己的な社会においてだけです!−−マルコ7:9-13。

  また、一人の人がそうするようにと言うだけで、誰かを精神病院送りにすることもできる国が幾つかあります。しかし、聖書には、二人または三人の証人によって確認されない限り、どんな法的な行為もなされるべきではないとあります。−−申命記19:15。

  赤ん坊を養うのに、母乳以上に自然で神の御心と聖書にかなっているものはないと言っていいほどなのに、多くの国々では、母親が公共の場で赤ん坊に授乳すると人は顔をしかめます! そして、国によっては、「公然ワイセツ罪」で母親が逮捕されることもありえるのです!

  聖書では、家族の共同生活がならわしとされていました。これは新約聖書(使徒行伝2:44-45)の中でもそうです。しかし、現代の国々の大半では、市の建築条例により、一つの家に住めるのは何人までとか、人数に応じて、寝室は何室、トイレは何か所必要などと定めて、神の定めた共同生活を違法としているのです。

  聖書では、人間の排せつ物は地面に埋めなくてはならないとはっきりと命じています(申命記23:13)が、現代人は、ぞっとするような規模で、無責任にもその排せつ物を汲み上げ、河川や海に捨てています。だから、世界中の河川や海が下水によって汚染されているのです!

  他にも神の御心に沿ったおきてや方針に完全に反する人間の法律は数多くありますが、ここにその全部を列記するのは不可能です。しかし、簡潔に幾つかあげてみましょう。

  一つは、環境を破壊し、汚染する化学薬品やプラスチックを使用していることです。−−エレミヤ2:7、イザヤ24:5。

  レビ記17:10-14では、人間が血を飲むことを禁じていますが、今日の世界では、ブラッド・ソーセージ(多くの豚血を含む黒ずんだソーセージ)などが人気のあるグルメ食品と考えられているし、輸血も非常に盛んです!

  核分裂を起こし、核エネルギー放出させることで、自然物をみだりにもてあそんでいます。

  超大国の核兵器は、全地球を破壊することができます!−−マタイ24:22。

  幾つかの国々では、国民が飢えているというのに、国家予算のほとんどを武器や軍事に費やしています!

  貧しい人々が飢えている一方で、全く金の無駄でしかない宇宙計画に何百億ドルも費やしています!−−オバデヤ1:4。

  産業化を進め、自然の摂理に反する都市生活をし、農業を基盤とする正常な経済体制を捨て、危険な高層ビルなどを建てています! 神はこれらのことに反対しておられるのです!−−創世記11:4-8。

  投票を強制する法律が幾つかの国で施行され、投票しないことを違法としています。

  多くの国には徴兵制がありますが、(ヤコブ4:1) 神の御言葉には、軍事的義務を遂行しないでよい理由がたくさんあげられています。−−申命記20:5-8。

  義務教育制度によって、キリストの教えに反する進化論を教える授業に出席しないことを違法としています!−−第二テモテ4:3,4、第一コリント10:21、コロサイ2:8。

  今日の多くの国々が、重罪に対する死刑を廃止し、その代わりに、犯罪人を一生の間刑務所に入れて、生活の面倒をみてやっています。モーセの律法では、重罪には死刑を定め、投獄は許しませんでした!−−出エジプト記21:12-17,29など。

  裸は、たいていの場所で違法とされていますが、神は男女を裸のままで創造され、その時、彼らは自分達の体を恥じてはいませんでした。−−創世記2:25。

  合法的な薬の常用や強度のアルコール中毒によって、人間は、「聖霊の宮」である自分達の体を虐待しています。−−第一コリント3:16-17。

  ワインは、聖書全体において全く一般的な飲み物で、律法にかなっていたのに、アルコールを全面的に、あるいは部分的に禁じている国が沢山あります。イエスはぶどう酒を造ることさえされたのですが。−−ヨハネ2:1-11。

  人間の不法な法律や行いをあげたらきりがありません。「美容整形」や、日中働く代わりに夜間勤務をすること、現代の悪魔的なロック音楽、いれずみ、アフリカの女性割礼、母乳に代わる人工ミルク、人工的な生命維持装置、全く自然のものではない薬品、予防接種、試験官ベイビー、人口授精などなどです!

  神ご自身、人間の倒錯した法律をしばしば破っておられるため、反抗的で愚かで神に敵対する人間達は、できることなら、即座に逮捕状を出して、神を天の御座から連行して、何百万年も刑務所にぶち込んでおきたいと思っていることでしょう! しかし、法を破っている犯罪人は本当は誰でしょうか?神とその聖なる子供達でしょうか? それとも、不法な法律を定める者達でしょうか? あなたはどう思いますか?