宝 P455-457

 

なぜ進化論か!

「愚かな者は、心の内で『神はない』と言う!」−−詩篇14:1

 

  人が神を信じないというのは、 本当にばかげたことです! なぜなら、神が創造された自然を一目見れば、神の存在を信じないわけにはいかないからです! 全くの愚か者ではない限り、少しでもまともな考えを持ち合わせている人なら、創造物を見るだけで、誰かがそれを考案し、計画し、デザインしたということがわかるでしょう。なぜならそれは、実に美しく、秩序正しく、何もかもが完全なる調和の内に動いているからです!

  もし、神がいるということがわからないなら、ただ神の創造物である、海や空、雲、山、谷、木々、花などを見てごらんなさい! 何もかもが、声を大にして、「神はおられる! 神がお造りになった物を見て

みなさい! あなたが住むようにと神が造って下さった素晴らしい世界を見てみなさい!」と言っているかのようです。

  神が存在されるという最大の証拠は、神の創造物です! そして進化論は、全く憎むべきものであり、まさに悪魔に霊感されたものです。なぜなら進化論は、創造は偶然に起きたことであって、神と創造は無関係で、すべてのものがひとりでに寄せ集まってできたとして、神がすべてを創造されたということを言葉巧みに否定しているからです! 

  聖書にはこう書いてあります。「神の見えない性質は、天地創造このかた、被造物において知られていて、明らかに見られるからである。」−−ローマ1:20。目に見えない神の存在は、目に見える神の創造によって証明されています! 神の性質は、神が造られた美しい世界を通じて、「明らかに見られる」のです。ですから、聖書には、「愚かな者は、心の内で『神はない』と言う」(詩篇14:1)とあります。心の内で神は存在しないと本当に信じているのは、全くの愚か者か、どうしようもない馬鹿だけです! 神を信じないと主張する人達のほとんどは、実際には信じているのですが、神に反抗しているのです!

  この世の人々が、神が世界を創造したということを否定したがり、すべては、何の意味もない、混沌とした進化の過程を経てできたと言っているのは、もしこの世界とその中に住むものとが神の創造物であるなら、それらは神の所有物ということになり、それらが神の所有物であるなら、神が彼らの支配者ということになるからです。人々は神が自分達の支配者となることを望まないのです! それで、聖書にはこう書いてあります。「彼らは、その知識において、神を認めることを正しいとしたがらなかった。」−−ローマ1:28。

  「なぜなら、 彼らは神を知っていながら、神としてあがめず、むなしい想像にふけり、愚かな心は暗くなったからである。彼らは自ら知者と称してはいるが、愚か者になった。」 人々は、実に賢くなったので、神なしでもやって行けると考えたのです。けれどもその結果、彼らはどうなったでしょうか? 全くの愚か者になり、「不朽の神の栄光を変えて、 朽ちる人間や鳥や獣や這うものの像に似せた。そして、神の真理を変えて虚偽とし、創造者の代わりに被造物を拝み、これに仕えた」のです。−−ローマ1:21-25。

  ではなぜ、悪魔と人は、進化論という全くばかげた理論体系をでっちあげたのでしょうか? それは、神や神についての知識を取り除いてしまうためでした。「彼らはその教育において、 神を認めることを正しいとしたがらなかった!」のです。 −−ローマ1:28。そして、神と創造と聖書を否定したために、代わりに何か新しいものをでっちあげざるを得ませんでした! 彼らは真理を望まなかったので、大きな嘘を考えださなければならなかったのです! それが、邪悪な進化論です!

  核分裂を解明した偉大な原子物理学者ロバート・A・ミリカン博士はこう言いました。「もし、時計の各部分がひとりでに集まり、ひとりでに時計ができたと言ったら、あなたは気違いだと思われることだろう! すべての時計の各部分が完璧に秩序正しくかみ合っているのは、その背後に時計を作った人がいる証拠である。同じように、宇宙が完璧なる調和の内に動いているのは、その背後に、神聖なる設計者、すなわち創造主がいる証拠である!」

  進化論を証明するものは何もありません! それは、信じなければならないものです。ですから、それは宗教なのです! この偽りの宗教の教祖チャールズ・ダーウィン自身でさえ、「進化論を信じる(信じると言われていることに注意)というのは、現在のところ、全く、概括的で漠然とした理論を基盤としている。事の詳細に及ぶと、われわれは、どの種(しゅ)をとっても、時を経るにつれて変化してきたということを証明することはできない。また、この理論は、一つ一つの変化の過程がその種にとって進化であるという仮定に基づいているが、そのことを証明することもできない。」と認めました。−−こっけいなことではありませんか!

  正しい書物、すなわち聖書の、一番初めの書の、一番初めの章の、まさに一番初めの節には、こう書かれています。「はじめに神は天と地とを創造された!」−−創世記1:1。 ですから、あなたは、神の書の言っていることを信じるか、それとも、嘘つきの言っていることを信じるかのいずれかです!

  「神は自分のかたちに人を創造された。 すなわち神のかたちに創造し、男と女とに創造された。」−−創世記1:27。 そして、神は人を何から造られたのでしょうか? 類人猿? 猿? それとも獣からでしょうか? 「主なる神は土のちりで人を造り、命の息をその鼻に吹き入れられた。そこで人は生きた者となった!」−−創世記2:7。これが、神の言葉にある真実なのです!

  神が世界を創造されたというのは、聖書全体の根本的な土台となっています! もしこれを信じないなら、あなたは聖書のどの部分も信じないことでしょう! なぜなら、聖書の一つの言葉にでも疑問を抱くなら、すぐに聖書全体に疑問を抱くようになるからです! イエスは言われました。「あなたがたがモーセを信じたならば、 わたしをも信じたであろう。しかし、モーセの書いたものを信じないならば、どうしてわたしの言葉を信じるだろうか?」−−ヨハネ5:46,47。ところで、モーセの書いた最初のもの、そして、彼の書いたすべてのものの土台になっているものとは、何でしょうか? それは、創世記、つまり、神による天地創造についての記述です!

  もし人々が、神が天と地を創造されたと書いてある創世記を信じていたなら、彼らはイエス・キリストを救い主として受け入れたことでしょう! そこで悪魔は、人々がイエスを信じないようにと、何をしたのでしょうか? 悪魔は、モーセの書物、ことに創世記、つまり素晴らしい神の創造の物語に対する人々の信仰を崩そうとしたのです! そして、悪魔はそれをどのようにして行なったのでしょうか? どんなひどい嘘をついたのでしょうか?

  進化論です! それこそ、悪魔の最大の嘘であり、最も極悪で狡猾な教えです! 進化論! それはこの世の理論の中でも最も滑稽でばかげたものです。なぜなら、進化論には根拠となる事実など全くないのですから! その証拠は一つもなく、いかなる発見もそれを証明するには至っていません! それは、単なる嘘やたわごとの寄せ集めに過ぎないのです!

  進化論はひどい悪臭を放つ腐った嘘です。そして、聖書は進化論について、こう警告しています。「偽りの『科学』の嘘に気をつけなさい。人々が健全な教えに耐えられなくなり、耳ざわりの良い話をしてもらおうとして、自分勝手な好みにまかせて大勢の教師たちを寄せ集め、そして、真理に耳を背けて、作り話の方にそれていく時が来るであろう。」−−第一テモテ6:20、第二テモテ4:3,4。 その時は、もはや来ており、ここに警告されている時代とは、まさに現代です。今、人々は、真理に耳を傾けず、進化論のような作り話に耳を傾けているのです! 悪魔と、その手下である進化論者たちに欺かれてはいけません! 今日、イエスとイエスの真理のために立ち上がって下さい! あなたに神の祝福がありますように!