宝 P384-388

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  神の癒しの力はあなたのために!

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  神の癒しに関する8つの率直な質問に対する答え!−−ただ、神の御言葉に信仰を持つなら、あなたは、神が自分のために奇跡を行なって下さると期待できます!

 

  質問:私が病気にかかった時、神には私を癒すことができると信じますか?

  答え:信じます! 私達を造られた方には、絶対に、私達を治し、癒すことができます! 何といっても、神は奇跡を行なう方です。私達の体を造ることができるのだから、その修理もできるはずです! 全宇宙を創造することができるのだから、私達を治すこともできるはずです。神は、大いなる癒しを施す方であり、活力をよみがえらせる力強き方、健康を回復させる全能の方なのです! だから、私達が病気の時、神には私達を治し、癒すことができます!

  質問:でも、神による癒しというのは、聖書が書かれた時代だけのもので、現代のものではないと思っていました。

  答え:奇跡が起こる時代は、過去のものになってしまったわけではありません! 神は癒しの必要な体を、今もなお癒しておられます! 多くの疑い深い人達は、聖書にあるイエスや弟子達についての話を読んで、こう考えます。「まあ確かに、神は昔人々を癒されたが、それは昔々の使徒達の時代のことだ。今の時代にそんなことが起こるものか。」

  けれども、主による奇跡は、今日でも起こり得るし、また実際に起こっているのです! 神は今なお生きておられ、健在で、昔と変わらず、神を信頼する者達のために力強く働いておられます! そして、聖書の書かれた頃と同様、今日でもなお、神には癒すことができるのです! 神は、あなたを愛しているので、癒したいと思っておられるのです!

  もし神を愛し、心も人生も神に捧げるなら、あなたは、祈ることによって、神が、あなたや、またあなたの愛する人達を癒して下さると期待することができます! 神は、「私は主であって、変わることがない。」(マラキ3:6) と言われ、また「イエス・キリストは昨日も今日もいつまでも変わることがない。」(ヘブル13:8)とも言われました。その昔、イエスにそうした奇跡を行なうことが可能であったのなら、イエスには今でも同じ事が行なえるはずです。イエスこそが、癒しという奇跡を行なう方であり、心の中にイエスを受け入れたなら、私達にはイエスの力があるのです! 「あなたもまた、わたしのしているわざ (奇跡) をするであろう!」とイエスは約束されました。(ヨハネ14:12)

  質問:私はイエスを愛していて、イエスを心に受け入れましたが、どうしたら癒しに必要な信仰を持つことができますか?

  答え:ローマ10章17節には、「信仰は神の言葉を聞くことによる。」とあります。神の言葉を読んで勉強するにつれて、私達の信仰は自然と成長するのです。主は、聖書の中で、私達を癒すと明確に述べた約束を沢山されています。ですから、祈る時に、神に対して「あなたはこうした約束をなさいました。」と言い、その聖句を言うのです! また、神には私達を癒すことができるのですが、私達は自分の役割を果たさなければなりません。その役割とは、「神の言葉を信じる」ことです。つまり、神の約束を信じ、神が約束を果たして下さると期待するのです!

  質問:神に癒して下さいと求めても、癒してもらえないこともありますか? もしあるなら、それはどうしてでしょうか?

  答え:神は必ずしも、私達が望むようにすべての祈りに答えられるわけではありません。例えば、75歳の病気のおばあさんの場合、神が彼女を天国という故郷へ連れて行きたいと思っておられるなら、私達は、神に向かって彼女を癒して下さいと言い張るべきではありません。また、利己的な動機から何かを祈って求めるなら、神が答えて下さることはあまり期待できません。ヤコブ4章3節に、「求めても与えられないのは、(動機が間違っていて)悪い求めかたをするからだ。」とある通りです。また、祈りの答えをもらうのに必要な信仰に欠けている場合もあります。

  けれども、第一ヨハネ5章14-15節には、「私達が神に対して抱いている確信はこうである。すなわち、私達が何事でも神の御旨に従って願い求めるなら、神はそれを聞き入れて下さるということである。そして私達が願い求めることは何でも聞き入れて下さるとわかれば、神に願い求めたことはすでにかなえられたことを知るのである。」とあります。ですから、あなたが神を愛し、神に従おうと最善を尽くしているなら、あなたが病気の時に癒されるというのは、御心にかなったことでしょう! 神が癒して下さると信頼しなさい。そうすれば癒して下さいます!

  質問:「信仰による癒し」が今日でも起こることなら、どうして癒しという奇跡はそんなに希にしか起こらないのですか?

  答え:癒しという奇跡は、毎日、そして今この時も行なわれています! 昔の初代教会のクリスチャンのような人々、つまり、ただ神の言葉を信じて心から祈るなら、神は答えられ、自分達を病気から救って下さると信じている人々によって行われているのです。その人達はあなたや私と全く変わらない普通の人々です。救われた主の子供であるなら、あなたも神の癒しの力を要求することができます。神はあなたを本当に愛しておられるので、癒しの力を与えて下さったのです! あなたの魂の救いだけではなく、体の癒しも与えて下さったわけです! 何という素晴らしい愛でしょうか! ただ神を信じ、信頼し、癒しのために祈り、奇跡を期待するなら、あなたにも癒しという奇跡が起こるのです! 神は今なお奇跡を行なう方であり、奇跡は今でも起こり得るのです! あなたが神を信じ、神に信頼するなら!

  質問:でも、私には、イエスの弟子達のように大きな信仰があるとは思えません。だから、神はどうやって私を癒すことができるのですか?

  答え:あなたが「ものすごく霊的な人」とか、癒しを行なう福音伝道者とか、狂信的信者といった人ではなくても、神が祈りに答えて下さると信じることはできます! あなたに必要なのは、ただ神の言葉をそのまま信じるだけの信仰、つまり、御言葉の中で神が語られ、癒しの約束をされた時に、神は本当にそうするつもりで約束されたと信じるだけの信仰なのです!「わたしは主であって、あなたを癒すものである。」「イエス・キリストがあなたを癒して下さるのだ。」という聖書の言葉を、あなたは信じますか? (出エジプト15:26、使徒行伝9:34)

  あなたは、それらの約束が、あなたのためにされたものだということを信じますか? 信じるなら、あなたには、神の癒しという奇跡的な力を要求するに十分なだけの信仰があると言えるのです! 今すぐには、イエスがされたように死んだ人をよみがえらせたり、ペテロやパウロがしたように足の悪い人を癒すための信仰はないかもしれませんが、あなたの頭痛や消化不良などの軽い病気を癒してもらうのに、神の癒しの力を信頼することは、きっとできると思います。

  質問:信仰を持ちたいのですが、本当にあまりないのです。どうしたらもっと信仰を持つことができるでしょうか?

  答え:主に呼ばわって、正直に、もっと信仰を下さいと祈り求めるのです。ちょうど、昔ある男が、「信じます。不信仰な私をお助け下さい!」と言ったように。また、イエスの弟子達が「私達の信仰を増して下さい!」と言ったようにです。(マルコ9:24、ルカ17:5)  そうすれば主は、信仰を与えて下さいます。主は、あなたの信仰を増すために、まず最初に、あなたに御言葉を読むようにと念を押されることでしょう。信仰は御言葉から来るからです。信仰は神の言葉を聞くことから来るのです! (ローマ10:17)

  信仰は、神の言葉を聞く事によって芽生え、ゆっくりですが確実に成長します! たいていの場合、突然に信仰が備わるとか、瞬間的に啓示を受けて、突然信仰を持つようになるというわけではないのです。信仰とは、忍耐強く、祈りをこめて神の言葉を読み、勉強し、心の中に取り入れるに従って、築かれるものなのです。だから、「ああ、神が私を癒して下さるという信仰が、どうしても持てない。」と感じるとしたら、それは、神の言葉を十分に知らないからなのでしょう。私達の信仰は神の言葉から来るのです!  ですから、信仰の欠如というのはしばしば、神の言葉を十分読まず、それを実現して下さいと神に要求していないためなのです。主は、御言葉の中で沢山の素晴らしく尊い約束をして下さいました。それらの約束を、心を開いて素直な気持ちで読むなら、そしてイエスが言われたように「この言葉をしっかりと耳に入れておく」(ルカ9:44) なら、あなたの信仰は成長します。でも、神の言葉を読まず、それを勉強せず、信じないなら、必要な時になっても、確信を持って、神の約束を試み、神に約束をかなえて下さいと頼むことができません!

  第二ペテロ1章4節には、「尊く、大いなる約束が、私達に与えられている。それは、それらのもの (神の約束) によって、あなたがたが、神の性質にあずかる者となるためである。」とあります。言いかえると、私達に約束が与えられているのは、私達が生きていく上で、癒しのためであれ何のためであれ、神の力にあずかるための信仰を持つためである、ということです!

  質問:ということは、私が心から信じ、聖書の節の通りにして下さるよう求め、「イエスよ、この節であなたは私を癒して下さると約束されました。だから、御言葉を守って下さい!」と言えばよいということですか?

  答え:その通りです! あなたに信仰があるなら、そして誠実に、正しい動機から求めているのなら、神は答えなくてはならないのです! あなたはまた、神の定めた、健康のための常識的なきまりに従い、神にいくらか協力しなくてはいけません。例えば、自分の体を大事にせず、そもそも風邪をひく原因となったことを改めようとしないなら、神があなたのひどい風邪を癒して下さると期待することは、まずできません。また、胃の調子が悪かったり、肌に問題があったりしても、一日中栄養のない物ばかり食べているなら、神がそれを癒して下さると期待することはできません。

  確かに主は、癒すことができるし、実際に癒されます。でも、ラザロの話を読むとわかるように、イエスは、死人をよみがえらせるという奇跡的、超自然的な行ない−−明らかに人々にはできないこと−−をされましたが、イエスはまず最初に人々に、彼らのできること−−墓にはめてあった石を取りのけること−−をするように求められました。イエスは、「あなたがたは、石を取りのけなさい。」と言われました。 (ヨハネ11:39) 神に従い、自分にできることをしたなら、その時、自分の役目を果たしたことになるので、神が奇跡を、つまり自分にはできないことを行なって下さると信頼することができるのです。

  神の大いなる力はすべて、昔と変わらず、今も現実に存在しており、神が御言葉の中でなされたあらゆる約束を果たしています。「主は、その良き約束は皆一つもたがわなかった。」(列王紀上8:56)  天にある豊かなたくわえはすべて、私達の意のままになるのです! ですから、神の言葉をそのまま信じ、神は祈りに答え、私達の必要を満たして下さると信じることによって、そのたくわえを利用しましょう!

  あなたには癒しが必要でしょうか? ピリピ4章19節には、「私の神は、ご自身の栄光の富の中から、あなたがたの一切の必要を、キリスト・イエスにあって満たして下さるであろう!」とあります。神は、私達を癒すことができるだけではなく、癒したいのです!哀れならい病人がイエスのところに来て、「主よ、御心でしたら、清めていただけるのですが。」と言うと、「イエスは手を伸ばして彼にさわり、『そうしてあげよう、清くなれ。』と言われました。すると、らい病は直ちに清められた」と聖書に書いてあります。(マタイ8章2,3節) 主の与えたいという思いは、私達の受け取りたいという思い以上のものなのです!

  主が私達から求めておられるのは、私達が主を敬って主に信仰を持ち、その御言葉、神の約束を信じることだけです。「信仰がなくては、神に喜ばれることはできない。なぜなら、神に来る者は、神のいますことと、ご自身を熱心に求める者に報いて下さることとを、必ず信じなければならないからである。」 (ヘブル11:6) つまり、祈りに対する答えを得るには、まず第一に、「神のいますこと」、つまり神が実在することを信じなければなりません。そして次に、祈り、誠実に主に求めるなら、主はその報いとして祈りに答えて下さると信じなければなりません!

  信仰−−癒しや祈りの答えを受け取るのに必要な信仰−−は御言葉の上に築かれているということを覚えておいて下さい。だから、祈りを込めて御言葉を読み、神に、信仰を強めて下さいと求めなさい。そうすれば、神は答えて下さいます!

 

神に実現を要求できる、聖書からの約束の数々:

  「主は言われる、わたしはあなたの健康を回復させ、あなたの傷を癒す。」−−エレミヤ30:17前半  「主はあなたのすべての不義を許し、あなたのすべての病を癒す。」−−詩篇103:3

  「そして、願い求めるものは、何でもいただけるのである。それは、私達が神の戒めを守り、御心にかなうことを行なっているからである。」−−第一ヨハネ3:22