宝 P59-62
チャウさんの保険!
チャウさんは、中国人のクリスチャンでした。ある時、チャウさんは、家を火事から守るために、献金をするように求められました。
お金を出せば、我々の神々は喜ぶから、火事で我々の家が焼けてしまわないように、しっかり守ってくれるよ!
すまないが−−
たったの百ユアンだけだよ!
だが、このお金はどのように使われるんだね?
ああ! 我々の拝んでいる像のために、豪華な供え物を買うんだよ!
すまんが、あんた達も知っている通り、わしはクリスチャンで、偶像など信じてはおらん! イエスがわしの家を火事から安全に守って下さるんじゃ!
だが、チャウ! この村全体で、供え物のために金を出していないのは、あんただけだよ!
それは、偶像ではなく、生きている神だけが、わしの家を火事から守る事が出来ると信じているのは、わしだけだからじゃよ!
チャウさん以外のすべての村人がお金を出し合って、供え物を買い、とても大きな偶像を拝みながら、自分達の家が絶対に火事にならないようにと祈っていた時‥‥
しまった! こぼした油に火がついてしまった!
火事だ! 火事だ!
風が強いから、すぐに火が通りの家全部に燃え移るぞ! 逃げろ! 危ないぞ!
大きな炎は、あっという間に家々を包みました!
偶像よ、私達を救って下さい!
急いで、家財道具を運び出すんだ!
走れ!
チャウさん! 早く家具を家から出さないと!
なんでじゃね? その必要はない!
だが、火事で、通りにある家がもう 120軒も焼けてしまった! あんたの家にもすぐに火が回る!
主イエスよ、私は、あなたが神であることをこれらの不信者が信じるよう、彼らの前で祈ります!
あなたがまことに万軍の主であって、必要とあらば、大災害から私を救うために、大勢の天使を送ることもできるということを、彼らに示して下さい!
しかし依然として、荒れ狂う炎は、またたく間に草ぶき屋根の家々を焼き尽くし、どんどん近づいていた!
チャウさん、逃げろ! 火は隣の家まで来てしまったよ!
しかし、突然、人々は驚いて叫んだ−−
見ろ! 火が止まった! そんなことがあるのか?
風が向きを変えた! 今、炎は反対方向に向かっている!
大きな炎は、消えてしまった!
チャウさんの家は無事だった! あの家には火の粉もかからなかった!
チャウさんの神は何て力強いんでしょう!
そうだ! そして私の神は、家を火事から守ることができるだけではない。あなた達の魂を地獄の火から救うことができるんじゃ!
チャウさん、どうか、私達全員が救われるように、この素晴らしい神のことを、私達に話して下さい!
いいとも! みんな、中に入りなさい! そして神の御子であり、あなた達のために自分の命を犠牲にして下さったイエスの話をしてあげよう!
この実話は、私達が神に信頼するなら、神は決して私達を見捨てられないということをはっきりと教えてくれます。詩篇91:9-10,14-16に書かれているように、「あなたが主を避け所とし、いと高き者をすまいとするなら、悪しきことはあなたに臨まず、災いはあなたの家に近づくことはない。主は言われる。『彼はわたしを愛して離れないゆえに、わたしは彼を助けよう。彼はわが名を知るゆえに、わたしは彼を守る。彼がわたしを呼ぶ時、わたしは彼に答える。わたしは彼の悩みの時に、共にいて、彼を救い、彼に光栄を与えよう。』」
あなたは、主を信頼することで、主を敬っていますか? それなら、主はあなたを安全に守って下さることで、あなたを敬って下さることでしょう!