ポスターを拡大

想像を絶する旅

 

  それはロジャーとジュディーの二人にとって、とても特別な夜でした。夕食をした静かで小さなレストランで、二人はとうとう結婚する決心をしたのです。この特別な日を祝うために何杯か飲み、ロマンチックなスローダンスをかなり踊った後で、二人はつい時のたつのも忘れてしまい、気がついた時には、時間がもうとても遅くなっていました。二人とも、朝は、出勤しなければならないのです。

 

  街なかの一時停止標識や交通信号をさけるために、ロジャーは、町を迂回している旧道を通って、ジュディーを送ることにしました。旧道の方が距離としてはわづかに遠かったのですが、交通量はほとんどなく、停止信号もなく、スピード違反を取り締まる警察も、この時間にはいなかったからです。道路を疾走しながら、 二人はお互いに一緒にいることを楽しみました。また同時に、下に広がる街灯りや、ステレオから流れる二人のお気に入りの曲を楽しんでいました。

 

  しかし接近していた交差点の左側から、猛スピードで突進して来ていた大型トラックに、二人とも気づきませんでした。突然、ジュディーが大声で叫びました。「ロジャー! 危ない!」 トラックが警告のクラクションを鳴らす中、ロジャーはそのままスピードに乗って突き抜けようとしてアクセルを踏みました。ブレーキをかけるには遅過ぎたからです。すさまじい衝突音―タイヤのきしむ音、金属のつぶれる音、ガラスの砕け散る音が夜の静けさを貫きました! そして再び、すべてが静寂に戻ったのです。

 

  目覚めた時、ロジャーはすぐに呼びかけました。「ジュディー! 大丈夫かい?」「ええ、大丈夫みたい。」 ジュディーは答えました。そのような恐ろしい事故から何とか辛うじて生き延びられたことを神に感謝して、二人は互いに固く抱きしめ合ったのです! 二人は、自分たちが当然ぼーっとした、ある種のショック状態にいたことを悟りましたが、互いにしっかりと抱きしめ合った時、違和感が、非常に奇妙な感じが、したのです。

 

  お互いが無事だと知った安堵感に加えて、二人は信じられないほど身軽に感じました。「ロジャー、一体どうなっているの?」とジュディーが尋ねました。「足が...地面に触れてさえいないわ!」「わ...わからない」とロジャーは答えました。「何か上に昇っているみたいだ! こんな風に感じたのは始めてだ...あっ、あれは! 下を見て、道路の、ほら、僕の車の脇を! あの二つの死体、あれは僕らだ! 僕たち...きっと死んでるんだ!」

 

  突然、何かの目に見えない力が二人を捕らえたかのように、ロジャーとジュディーは、高く、さらに高くへと引き上げられて行きました。そしてとうとう二人は、何か長くて、暗いトンネルか、道路のようなものの中にいて、信じられないほどのスピードで飛行しているように思えたのです! やがて、とてもぼんやりとした光が、二人の前方に現れました。そして、二人がトンネルの中を飛び抜けて行くにつれて、その光はどんどん大きく、また明るくなり、ついには目もくらむほどの、まばゆさとなったのでした! でも、奇妙なことに、それは二人の目を痛めはしませんでした!

 

  この目もくらむような光にどんどん近づいて行くにつれて、それが人であること、まばゆいばかりの光の人であることに気づきました! 二人の周囲では、すべての物がまばゆい、暖かな光に包まれており、二人共大いなる愛と憐れみの感動で満たされ、またそれに圧倒されたのでした!

 

  自分たちが死んでしまったのだと悟った時に感じた、あの恐れと懸念が、今ではすっかりなくなりました! 二人は、この暖かい、愛に満ちた光に包まれて、まったくの安楽を感じたため、地球に戻りたいという気持ちを、すっかり失ったのです! 実に素晴らしい、本当に愛されているという気持ちになったからです!

 

  突然、光の人がロジャーとジュディーの二人に、彼らの全人生を詳細に渡って回顧させました! 実際に、自分達がその中にいるようには感じないのですが、二人はまるでフルカラーの立体テレビのようにそれを見て、ちっちゃなヨチヨチ歩きの頃から、この事故が起きた時までの自分たちを見たのです! 兄弟姉妹にしてきたすべての利己的なこと、学校の友達にした不親切な愛のない行ない―すべての細々としたことを! また、すべての良いことも! おもちゃをあげた時のこと、他の人を助けたり、親切にしたりしてあげた時のことなど。―すべてのことをです!

 

  それはまるで、彼ら自身が、彼らの裁判官にされたようなもので、失敗したこと、成功したことをはっきりと正直に見るのです! 否定すべきことは何ひとつなく、すべてが真実であり、すべてが非常に公平なのです。そして彼らの全生涯を、次から次へと一場面ずつ、現在に至るまで回顧したものの、それが終了した時には、それ全体がほんの少しの間しか続かなかったように感じられました!

 

  自分たちのしてきたすべてのことを鮮明に見たり、思い出したりした後で、ためらいがちに光の人の目をのぞき込んだ時、その目はそれでも暖かく、愛情深い同情と理解とに満ちていることを知り、二人は本当に安心しました! それから光の人は二人に歓迎の手を差し延べて、かなたのピラミッド型をした光の都を手で指し示し、こう言ったのです、「恐れるな、小さき子供たちよ、あなたがたに御国(みくに)を賜るのは、あなたがたの父の喜びなのだから! わたしの父の家には住まいがたくさんある。わたしは、あなたがたのために場所を用意した。わたしのおる所に、あなたがたもおらせるためである!」

 

  二人はこの時、この愛に満ちた親切な人がイエスであることに気づき、そして彼が、二人の天国への帰省を歓迎するために来られたのだということがわかりました! 二人が過去におかした悪い事や過ち、欠点や失敗は完全にイエスに知られているものの、イエスはそれでも二人を愛し、両手を広げて二人を受け入れて下さるのです! イエスが二人を抱き締め、慰められる時、感謝の涙が頬をつたい落ち、そしてイエスは二人の目から涙を拭い去って下さいました!

 

  イエスは、愛をこめて、二人にこう思い起こされます。「わたしがあなたがたのために死んだのは、このためなのだ! あなたがたを愛したからだ! そして、あなたがたが自分の罪によって苦しまなくてすむように、私自身、あなたがたの罪を負った! あなたがたは、私を信じ、あなたがたのための私の犠牲を受け入れた。だからあなたがたの罪は、永遠に清められ、許されたのだ! さあ、来なさい。私があなたがたのために用意しておいた御国に入りなさい!」

 

  そう言うと、イエスは二人の手を取り、彼らは、前にトンネルの中をそうしたように、再び飛行を始めました。彼らが接近するにつれてどんどん大きく見えてくる、その巨大な黄金のピラミッドに近づく時、彼らは、まるで宇宙を物凄い速さで突き抜けているようです!

 

  この美しい、水晶のような金で造られた宇宙都市に入る時、二人は、そこで二人を歓迎してくれる人々に心をときめかせていました! ロジャーは、「お帰りなさい!」と背後から呼びかける、あの実になつかしい声を聞いて、自分の耳が本当に信じられません。振り返って見ると、7年も前に病気で死んだ最愛の母親の姿があるのです! 彼女は今、実に美しく見えます。若くて、活気に満ち、しかも健康で輝いています! ロジャーがほんの少年だった頃に覚えていたような、母親の姿です! 二人はしっかりと抱き合い、この素晴らしい再会をイエスに感謝して、喜びの涙を流すのでした!

 

  天国がこんなにも全く美しく、こんなにも素晴らしいものになり得るなんて、ロジャーもジュディーも想像したことさえありませんでした! 誰もが親切で、愛に満ち、よそよそしい扱いをする人など一人もいません! 花で埋もれた庭園、公園、木々や青草、すべてのものがこれまでに地上で見てきたどんなものよりも美しいのです! 天国的な建物と展覧会場とは、二人がかつて見たことのあるどんなものとも比較さえできないほどの、巨大なサイズ、驚くべきデザイン、そしてショッキングなほどに美しい色彩と素材で造られています!

 

  すべての人は、その美しい姿が分かるほどに軽く身をつつみ、キラキラと輝く光の衣をまとっています! あわてたり、急いだりしている人は誰一人いません。ただ、黄金の歩道やみずみずしい青草に沿って漂い歩いているようで、その足はかろうじて地に触れている程度なのです。実際に空を飛び、優雅に、また滑るように空中を飛ぶ人々もいます!

 

  ロジャーとジュディーの「想像を絶する旅」は、単なる途方もない架空の想像ではなく、多くの権威ある調査や書籍において、科学的に実証されてきた、何千もの実際にあった死後の人生の体験に基づいています! 無論、そういったケースのどれにおいても、中には20−30分の間、医学的に死亡と断定されていた人たちもいたのですが、患者たちは意識を回復し、戻って来たのです。彼らは、自分たちの人生を回顧させてくれた光の人が、彼らの体に戻るチャンスを与えて下さったことを証言しています! でも、こういった人々は、例外なのです。ほとんどの人々が死んだ後で戻って来ないことは明白だからです。

 

  あなたは、その想像を絶する旅の用意ができていますか? 高さ、幅、長さがそれぞれ2400キロもある、神の美しい天の都の中に、あなたのための場所があるでしょうか? (黙示録21章) ロジャーとジュディーは、二人共イエスを信じて、心の中にイエスを受け入れていたので、準備ができていました! 「神はそのひとり子(イエス!)を賜(たま)わったほどに、この世(わたしたち!)を愛して下さった。それは御子(イエス)を信じる者がひとりも滅びない(死なない)で、永遠の命を得るためである!」 (ヨハネによる福音書3章16節)

 

  イエスは、あなたを愛しています。そして、ただあなたが祈って、心の中に入って下さるようにイエスにお願いするなら、イエスはあなたのすべての罪を許し、彼の無料の贈り物である天国的な永遠の命を与えて下さるのです。この小さな祈りを祈ることによって、たった今、あなたはイエスを受け入れることができます。

 

  「愛するイエスよ、あなたが神の御子(みこ)であり、私のために死んで下さったことを信じます。でうぞ、私のすべてのあやまちを許して下さい。今、私は心の戸を開きますので、どうぞ中に入って、あなたの無料の贈り物である永遠の命を私に与えて下さい! イエスの御名(みな)によって祈ります。アーメン。」

 

  あなたに神の祝福を! 私たちは、あなたを愛しています。もし下記のアドレスにメールを下さるなら、スリルに満ちた色々な主題に関する情報や、美しいカラーポスターを、喜んでもっとお送りしたいと思います。