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ファミリー

日本における活動レポート―1998年8月

 

  ファミリーのメンバーは、神の愛を皆に知らせ、希望と幸せの光を一人でも多くの人の心に灯そうと、世界の85カ国以上にて日々活動しています。ここでご紹介するのは、そういった私達の活動や体験の幾つかを、日本のファミリー・メンバーからのレポートをもとに編集したものです。

 

カンボジアの恵まれない子供達を助ける

(東京)

 (フィーベと佐々木:) 1970年代の大虐殺によって、6人に一人のカンボジア人が命を落としました。また、何年も他国から支配され、内戦もあったりで、国内情勢はかなりの混乱となりました。その痛手から立ち直るには時間がかかっています。

 私達は、国際的な人道援助団体の招待により、最近カンボジアへ行ってきたところです。プノンペン市内とその周辺へ行きましたが、会う人のほとんどすべてが、自分たちの被った苦難や残虐行為について語ってくれました。私達は、この心砕かれた人々に愛と希望をもたらすという訪問の目的を、より一層深く心に留めました。

 私達は、特に子供達を助けたいと願っていました。そこで、日本の企業や個人の方々から寄贈された、何百キロもの文房具や教材、おもちゃ、衣服、器材などを持っていったのです。中でも、ファミリーが制作した子供向けビデオシリーズ、「キディー・ビディー」と「トレジャー・アティック」は、子供達にとって永続的で良い影響を与えるだろうと考えていました。子供達や施設の皆さんも同感だったようで、このビデオを皆ほしがりました。カンボジアの施設で子供達が見ているビデオは、エイズ予防のビデオだけで、良い教材を本当に探していたのです。

 ただ、一つ問題がありました。私達は、児童養護施設を5ヶ所、ストリート・チルドレンの施設を2ヶ所、病院を2ヶ所、学校を1ヶ所訪れたのですが、ビデオ機材のあるところは少ないのです。しかし、援助者の皆さんのおかげで、一番必要としている施設2ヶ所にビデオ機材、またもう一つの施設にカセットデッキを一台贈ることができました。これらの施設には、合計で34本の「キディー・ビディー」と「トレジャー・アティック」を贈呈しました。

 今回、千人ほどの子供達に手を差し伸べることができましたが、他にも何万もの子供達が愛と希望の光を待っています。私達は再びカンボジアに戻り、神様がどれだけ彼らのことを気にかけておられるか、また、私達も気にかけているんだということを知らせてあげたいと望んでいます。

<写真を入れる。キャプション:> ライブハウスのステージで熱唱するストレンジ・トゥルース

 

 

「優しい笑顔とステキなライブコンサート」

(東京)

  東京渋谷にあるライブハウスで、何人かのファミリーメンバーが結成した「Strange Truth(ストレンジ・トゥルース)」というバンドが、月に一回「スパイス・クラブ」という若者向けのライブコンサートを行なっています。広い会場ではありませんが、いつも熱気に包まれており、毎回50人前後の人が愛と希望でいっぱいのオリジナルの歌に耳を傾けています。

  「スパイス・クラブ」に始めてこられた30代前半のお二人から、コンサートの二日後にこんなお手紙をいただきました。

  「先日はステキなライブコンサートにお招き頂き、ありがとうございました。約二ヶ月半ぶりにお会いしたら、新幹線の中で始めて会った時の優しい笑顔と、英語の全く話せない私たちにも変わらず優しい口調で話しかけてくださったことにも、ありがとうと言いたいです。ありがとうございました。うれしかったです。(中略)

  「言葉がわからなくても、いろんな方に出会えたことが楽しかったです。人の笑顔のステキさと大切さを改めて認識した日でもありました。最初はなんだか緊張してドキドキしていましたが、皆さんの笑顔で少しずつ緊張がほぐれて、リラックスして楽しい時間をすごせました。皆さんの笑顔を見ながらそう感じました。

  「ライブコンサートの感想をほんの少しお話しましょう。二人で『皆すごい歌うまいじゃん』っていうのがまず共通の第一声。歌詞が前向きなことに感心しました。(当たり前のことなのでしょうが…)頭の中でああしたいだとか、こう進みたいとか、こうすれば、ああすればと思うことはあっても、実行するのには勇気やエネルギーが必要なので、今のままでいいかと思って生活している自分に喝(かつ)を入れられた感じでした。曲調も良く、時間の経つのがとても速く感じられました。」

 

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  ファミリーの活動は、心ある皆様からのご援助によって成り立っています。活動などについてお問い合わせのある方、また、ファミリーをご支援いただける方は、下記の宛先までご連絡下さい。

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