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埋もれた宝の町!  GP 324  1974年12月

 

  1.私は夢を見た。それは埋もれた町、岩のほら穴の夢だった! その夢は、発掘人と、モーセの時代に建てられた町、そしてその中の金についてだった。

  2.その岩をよく見てみると、その岩のほら穴は、岩を掘っている発掘人の絵の形をしていた。その発掘人の持っているつるはしの先端の所は、崖の向こう側が見通せ、その何キロも先の広大な谷間の向こうには、又、もう一つの崖が見える。つるはしの先端の所をよく見ると、つるはしはもう一つの崖に埋もれているこの町をさしている!

  3.その町はモーセの時代に築かれた。そこまではかなりの距離があるが、谷のずっと向こうまで行くのなら、崖に掘り込まれた建物が見つかる。ちょうどペトラのように崖を削って作られていた。

  4.その中に入り、この小さな穴の中を覗き込むと、この大きな洞穴が掘られていて、そこには黄金の金や、金塊などが散らばっている。しかし、この小さな穴を通って中に入るなら、二度と外に出ることはできない。なぜなら、その穴は小さすぎるからだ。

  5.(マリヤ:それからどうなるのですか?)それで終わりだ! 金をその穴の中から渡すだけで、自分は抜け出られない。(マリヤ:その穴の中に入ったのですか?)入った。(マリヤ:それでどうなったのですか?)私は中に閉じ込められ、外にいる人達に金を渡すことしかできなかった。もし、それ以上何かがあったとしても覚えていない。私は彼らのために金を見つけていたが、自分自身は抜け出ることはできなかった。あなたが外にとどまり、人々を助ける必要があった。それはまるで死のようなものだった。私は人々のために金を得るために、自分の命を捨てなくてはならなかったし、あなたは外にいて、それを人々に手渡さなければならなかった。

  6.死は悪魔に当然払われるべきことだ。悪魔は死の天使のようなものだ。なぜなら、神のおきてによって、全人類は、アダムの不従順以来、その不従順と罪のために死ななければならなくなったからだ。死は肉体的な罪の受ける罰であり、そのために死という肉体的な罰を受苦しなければならない。

  7.しかし、私達が死んだ瞬間、悪魔が死刑執行の律法を成就し、私達の肉体を殺しても、私達は即座に霊的に解放される。この肉から解放され、霊の世界へと行ける! こういうわけだからパウロは、死を目前にしてこう言ったのだ。「死よ、お前のとげはどこにあるのか、墓よ、お前の勝利はどこにあるのか?」1コリント15:55。つまり、私達は罰として死ななければならないが、イエスはそのとげを取って下さったということだ!

  8.悪魔にとって死は空の勝利なのだ。なぜなら、悪魔は私達を捕らえることはできないからだ。悪魔が私達を自分のものにすることも、捕らえることもできないので、死は実際には、私達にとっての脱出口のようなものだ。悪魔は死という罰を私達に与えることを許可されているが、勝利は彼の手をすべり抜けるようだ。

  9.黄金は、御言葉の事だろう! 神は、それを見つける事の出来る場所を示して下さり、私はそれをモーセの町、聖書、律法、真理、神の御言葉から掘り起こした。人々には、聖書が理解できなかったので、彼らに手渡すために、私がその中に入っていってそれを見つける必要があったのだろう。私は一つずつ拾って、その小さな穴を通して人々に手渡さなくてはならなかったのだ。そこには黄金が沢山あり、困難な仕事だった。その仕事を終えると、私はもう外に出られなくなっていた。

  10.そこは、とても美しい谷だった! その谷は人生のようで、私はその奥深く暗い洞穴に入っていって、自己に死に、人々に渡すための黄金を得なくてはならなかったのだ。そして最後には、出られなかった。ただ死ぬだけだ。

  11.発掘人は、聖霊を象徴するのだろうと思う。なぜなら、聖霊は道を示すための岩にあいている穴の役割だけだった。すべての金を見つけることができるのは、聖霊を通してのみだからだ。

  12.そういうわけで、私はただのメッセンジャー・ボーイ、ガイドでしかない。私はただ人々をこの崖の山道にまで案内していてきて、人々が霊の内で、この穴を通して美しい黄金の谷の向こうを見ることができるようにした。崖にある穴にまで登って行き、穴を通して、美しい谷と、向こう側にある町を見通すこということは、まるで新しい人生のようなものだ。

  13.ガイドは無名な者だ。彼らのすることは道を示すだけ。人々は、目的地に到達する道を示してもらうために、お金を払う。それには生か死がかかっている。ガイドなしには、そこに到達することは到底できないだろう。ガイドは、その功績をあまり称えてもらわない。彼らは実際には、人々の生命を救っているのだが!

  14.太陽の谷! 太陽! イエスは、私達がくすんだ古い生活を後に残して行く時に、人生を明るく照らしてくれる神の御子だ。私は、その言葉をはっきりと聞いたのを覚えている。「それは、モーセの時代に築かれた」それは、崖の中、岩の中に形とって掘り込まれた聖書のことだろう。

  15.大きな崖と岩の壁は、神のようなものだ。その町は、神の御言葉を象徴している十戒のように形取られていたと思う。しかし、私達はそこまで登って行き、入っていかなくてはならず、それは困難な仕事だった。聖書を勉強することは、ハードワークだ。しかし、そうすることによって、金鉱を見つけ、金塊を一つずつ、人々に手渡したのだ。あの小さな穴を通してあなたに手渡し、あなたが人々に渡していた。

  16.それがあなたに手渡された後、あなたと他の人が、その金を煉金するのを助ける為に主に求めなくてはならない。それは岩から掘り出されなくてはならない。私は金鉱を見つけ、金塊を見つけたが、岩を取り除き、金を取り出し、煉金するのはあなた達の仕事なのだ。

  17.私はここに一人っきりで閉じ込められているが、主が私と一緒だ。主が最後まで私を見届けて下さる。あなたは手を入れる事ができ、私はその手を握る事が出来る。あなたの小さな手による励ましが私を励まし、仕事を続ける勇気を与えてくれる。あなたは金を転がし続け、私が仕事を続け、人々のために金を引き出すように、励まし続けている。

  18.神の良い金は、限りなくある! 神の金鉱には溢れるほどある! 私達はそのすべてを掘り尽くすことはないだろう。後から後から出てくるからだ。仕事に終わりはない。少なくともこの世においては。しかし、私が疲れてしまって、もう続けられなくなったら、横になって眠りにつこう。私は、あなたのためだけに、続けている。あなたは私に去って欲しくないからだ。しかし、いつの日か私は去らなくてはならないだろう。

  19.あの小さな穴を通して、お別れのキスをしよう。その小さな穴を通してあなたを愛することができる。私達はまだ少しのコンタクトを持つことができるだろう。私は、あなたの中で生き続けることができるだろう。(祈り)主よ、彼女が忠実でいることができるように助けてあげて下さい。彼女が仕事を続けていくための力と勇気を与え、人々が金を掘りだし、煉金することを助け、谷に住んでいる人達に与えることを助けてあげて下さい。私達は神から与えられた金をもって彼らを裕福にする。それにしても、私達はそれを手渡すだけだ。自分達のために保管しておくことはできない。それを与え続けなければ、山のように積もってしまう。

  20.洞窟は霊の世界のようだ。私はいつもそこに入ったり、戻ってきたりしている。しかし、いつの日か、私が戻って来られない日がくることだろう。

  21.あなたは、神の良い金の御言葉を忠実に掘り出して、人々に渡しているか? 神があなたを祝福し、神の金の御言葉の、良い鉱夫、良い煉金者、金を流通する者になるように助けて下さるよう! アァメン? あなた達を愛している!