DB624

 

小鳥と種!  DFO 316A  1974年10月

 

  1.これを読む頃には、「土着的」(NO.315C)を読んだことだと思う。だから、私達がこれからしようとしていることがわかると思う!再び! 主をほめたたえます! これは、世界中に散らばっている私達の若者のための、4回目か5回目の独立宣言のようなものだ。ある人達は、それがうまく行かないのではないかと言い、私達の運動が砕け散る原因になると言った者もいる! あなた達の中のある者達は、私達が爆発し、その結果として単に拡張され、より強く成長し、もっと広く拡がるのではなく、ばらばらになってしまうのではないかと恐れていた!

  2.それどころか、新しい爆発がある毎に、若者達はもっと解放されて、自分達の信仰とローカルの状況に沿って、主の直接の指導の元に仕事をするようになった。私達よりも彼らの方が、ローカルの状況をよく把握できるからだ! 地を震わせるような一つ一つの爆発は、あなた達の中の何人かの者達を脅えさせたのだが、突破して以前に私達が知らなかったような新しい泉の口を開き、下にある力を吹き上げるようになったのだ! 毎回の爆発ごとに、神の御言葉という水がもっと自由に流れるようになった! 各々の爆発が、小さな細い流れを力強い噴流に変え、全く新しい水路をあけ、神の御言葉の強い大きな流れは、抑えられないほどの勢いで、全く新しいフィールドに流れ込んでいった!

  3.神の力と神の御言葉の爆発の一つ一つは、彼らを縛っていた鎖を壊し、牢獄の扉の錠を粉々に砕き、まわりの壁を崩壊して、その教義で地を洪水のように満たすように、彼らを解放した! それは、私達の構造を弱めるどころか、この一つ一つの解放は、敵の対抗力と、神が私達に望んでおられる仕事を止める敵の勢力を、打ち壊すことになったのだ!

  4.これらのレターの大部分では、個人の自由や、一人でもロードに出掛け、新しい地域、新しい国、真新しい世界に出ていく信仰があり、新しい土地に新しい種を蒔き、それによって、もっと新しい、受容的な肥えた土地、違ったフィールドに、新しい植物を植えるための信仰を持っている者達を、自由にそうさせてあげることを書いている! これにより、私達がコロニー方式を全く廃止しているのだという意味を受け取った者もいるが、実際には古いビンやブロッブを散らそうとして、もっと広く、より小さい個々のホームを作り、もっと独立し、土着のホームで、今まで以上に、もっと多くの場所にいるもっと多くの人達に奉仕するという意味なのだ!

  5.何人かの者達はこれを極端に取り、私達がコロニーを全く廃止してしまうのだと思い込んだ。そしてコロニーならいかなるものでも反対するという論議を説いている者達がいるが、それは私達の意図していることでは全くないし、そのような結果にもなっていない。私達は、人数ばかり膨れあがって、身動きもできないようになってしまった大きなブロッブを分散させ、小さなユニット、より効果的な家族として、もっと世界中に散らそうとしているのだ!

  6.このコロニ−化の方法が効果的だったということは、その成果として現在、世界中に散在しているコロニ−に明瞭に現れているだろう。何千という新しい弟子達が、各大陸の、数多くの新しい国に設置された、何百という新しいホームに住み、何十か国語の言語を話し、何千万という数のレターを世界中の何億という人達のためにに出版しているのだ!

  7.しかし、あなた達の何人かは、まるで聖書のあの男のように、穀物を外部の飢えていて、餓死している大衆に分け与えるよりも、もっと多くの穀物を入れるためのもっと大きな倉を建てようとしているようだ!−−ルカ12:18。

  8.それとも、庭に、華やかに大きく咲き誇っている花のように、見せびらかしているだけなのか。そうでなく、枯れて花びらを失い、種になり、その種を鳥に他の場所に運んでもらい、新しい花に育つことを望まないのか。花の結実、それが花の元々の目的なのだ! 花は他を生かすために死ななければならない! それが花の実であり、繁殖の方法であり、花の真の存在目的と意図なのだ。植物全体を保持するために、花は種や実を結び、それによって多くの若木、もっと多くの種や実を再生産できる!

  9.鳥は、神の子供のように、見かけの花びらをつついて、種をほじくり、その種をくわえて飛び去り、そのふんを落とすことによって、種を蒔く。新しい島や荒れた地でさえ、この同じ種類から、全く新しい草木、新しい花、新しい実をならせるのだ! 古いものは絶え間なく死んで行く。だから新しい、若いものは、引き続いて再生産し、新しい、生きている世界があるように日々成長していかなければならない! 「一粒の麦が地に落ちて死ななければ、それはただ一粒のままである。しかし、もし死んだなら、豊かに実を結ぶようになる!」−−ヨハネ12:24。

  10.花は色あせ、しおれて死ななければならない。それによって花の種は落ち、風で散らされたり運ばれたりして、新しい地に植えられ、その地で死ぬことによって、新しい植物が生えてくる。こうして、古きは死に、幾倍にもなって増えていく! これが自然界全体に対する、生命と成長と強さ、再生産、そして繁殖のための、神の法則なのだ!

  11.新しいものに譲るためには、古いものは死ななければならない。両親は若者のために、傷みや別離、死さえ苦しまなければならない。それによってこれらすべてのものが日々再創造され、繁殖され、地を広がる! 地上自体も、いつの日か新しい世界を生み出すために、死ななければならない! だから、永遠のものを除けば、いつかすべてのものには終わりがなければならない! すべてのものは、他のものを生かすために、遅かれ早かれ死ななければならいのだ!

  12.鳥は卵を産み、ひなを増やすために、しばらくの間、巣を作らなければならない。しかし、そのひな達はすぐに、自力で飛び立ち、自分を自分で養うために、巣から追い出されなければならない。そして、そのひな達も又、ひな達を作って飛び立たせるために、巣を作る。それは無限の循環だ! ひな達は、どこか他の所に巣を作るために散らされ、もとの巣を空にしなくてはならない!

  13.しかし、あなた達の多くは、数が増えても巣から離れたくないようだ。あなた達は、もっと大きな巣を作って、ひな達を集め、近くにいる人達だけに聞こえるようにエンターテイメントのために、栄光の歌を歌う多くのひなの合唱隊が欲しいのだろう。残りの世界はそれを聞くために、死ぬような思いをして待っているというのに!

  14.それともある人達は、以前見たことのあるあの漫画のようだ。成長しすぎた大きなひなが、巣を占領して、巣離れするのを拒否してこう言っている絵だった。「いやだ、僕は巣から離れたくない。ここにとどまって問題児になりたいんだ!」。あなたが全世界に出て行かないのだったら、その絵の通りになるのだ!

  15.神と共に私達は、何通も何通ものレターを出して、あなた達が大きなブロッブに集まらないで、世界中に出て行くようにと乞うてきたはずだ。そのような大きなブロッブは頭痛の種でしかない。大きくなりすぎた巣、はちきれそうな倉、バベルの塔の混乱だ! 神自らが、あなた達を散らさなくてはならないだろうか?

  16.歴史を通じて神は、自分の民が預言者の再三再四にも渡る、行きなさいという警告を拒否した時、彼らを散らさなくてはならなかったようだ! 神の方法は、時代の始まりから変わってはいない。もし、巣を飛び去ることを拒むなら、巣は風に吹き飛ばされてしまう! 倉の中にある物を分け合うことを拒むなら、倉は打ち壊されてしまう! もし、花が種を散らすようになるために、死ぬことを拒むのなら、花びらは鳥にくいちぎられてしまい、厭がおうでも種を遠くに運ばれてしまう! 分散して征服するのだ! そうでないなら、世界があなた達を散らし、あなた達を征服するようになるだろう! それが神の方法だ。もしあなたがそうしないのなら、悪魔がそうするだろう!

  17.あなたが大きなブロッブを持ち、大勢の人数を一か所に集めているのなら、神があなたの代わりに悪魔を使って散らす前に、どうか散ってほしい! その市、または地域で、さらには世界のヘッドクォーターでさえも大きすぎるのなら、神が大災難や混乱や迫害や貧窮、困難を下される前に、たった今分散させることだ。そうしないのなら、神があなたをどこか他の場所に移すために、今ある建物を失ったり、居住権やそこで配布する権利を失ったり、市や国での出版権を失ったり、文書が禁止されたり、あなた達自身が国から追い払ったりするかもしれない!

  18.小さなホームにいて、少しのリットネスができる方が、全くできないよりはいいだろう! いつになったら学ぶのか? 神は、強いものを辱めるために、弱いものを選び、知者を辱めるために、愚かな者を選び、有力な者を、あるいは有力だと思っている者を、無力な者にするために、身分の低い者や、一見して無きに等しい者をあえて選ばれたのである。神はこの世で身分の低い者や軽んじられている者を選ばれた。ちょうどあなたと私と、私達の小さなホームのような! 1コリント1:27-28。 もし私達のホームが自慢するほど大きくなっているのだったら、気をつけなさい! 高ぶりは、滅びの前に来る。そうやってあなたは破滅してしまうのだ!

  19.だから、悪魔にあなたの代わりになってされる前に、そうしてはどうか! 大きなホームのほとんどは、大きな仕事のための基点になっており、もっと細かい仕事に分けられるはずだ。部門別や特定のミニストリー別に分けて、違った場所におくのだ。私がよく言っていることだが、良いリーダーというのは、誰か他の人にしてもらうことのできる仕事は、絶対彼らにさせる! そしてあなたにしかできないこと、あなたのみがすべきことだけする!

  20.荷が重くなり過ぎて、2人とも倒れてしまう前に、後からはしごを登ってきている人に、その荷の一部を受け渡しなさい! 荷を分担して、より多くの人の肩に持たせれば、重さでつぶされる人は誰もいなくなるだろう!

  21.あなた達の中には、自分がどこから来ているかを忘れ、どうやって名もない人達と一緒に小さな仕事をし、自分も低くあり、誰でも操作できるように小さくとどまり、簡単な方法を取るかを忘れている人達がいる。あなた達は、そうする代わりに、巨大で複雑で高性能な機械のようなものになっており、誰にも操作することができなくなってしまったのだ。壊れでもしたら、それをどのように直せるか、何が必要なのか、誰にもわからないだろう!

  22.削減しなさい! 広がりなさい! 小さくとどまりなさい!シンプルでありなさい! そうすれば誰にでも操作できる。どんな小さな、単純な頭を持った人にでも! 世界で一番著名な新聞でさえ、何百万という単純な新聞配達の少年によって、街角や、自転車などで配られている。「小さいことの日をいやしめてはならない!」ゼカリヤ4:10。アァメン?

  23.新聞少年は、新聞を書いたり作ったり印刷したりはしない。彼らは体制にその仕事をしてもらう! しかし、世界で一番大きな新聞会社でさえ、新聞少年や、足を運ぶ身分の低い配達人なしでは、やっていけない! あなたの脳がいかに大きくても、足がなければそこに行くことはできず、手がなければ仕事をすることはできないだろう! 管理や、機械も、働き人がなければ何の意味もなさない! 収穫は実に多いが、働き人が常にあまりにも少ない!

  24.もし、職がないとしたら、それは仕事やするべきことが少ないのではない。管理側が種を供給して、働き人をフィールドに送り、種の蒔き方や、栽培の仕方や収穫や、土地から取れたもので生活することを教えてやらないのは、働き人のせいではない! 不況は、貧困階級ではなく、富裕階級によって引き起こされる! あなたのホームは大きくて裕福になり、貧乏な者達から必要物をかすめ取っているのか? あなたは、世界から働き人をかすめ取っているほど、そんなにも利己的なのか?

  25.増やすべきなのは、新聞配達の少年の数の方だ。成長しすぎのスタッフや、膨れすぎになったホームにいる、管理側の数ではない! オリジナルのものを複製するために、小数の有能なスタッフだったら、プロダクションを簡素化してスピードアップすることになる。しかし、大きなブロッブのあまり必要でない仕事に足を取られ、他の部門や余分な人員がお互いの邪魔になっていたり、その為にもっと大きな住居が必要になったり、問題がありすぎ経費がかかりすぎているのなら、あなた達は、元々そうだった新聞配達少年として、路上に戻った方が良いと思う!

  26.大きなブロッブ怪物に気をつけなさい! 世界中は、この怪物に足を取られている! 大きなブロッブの仕事は、少数が食べるとうもろこしにしかならず、何億という人達のための、何千万という缶づめのコーンになることはないだろう! もし、あなたの複雑な機械が、とうもろこしを芯からはずし缶に入れて、この飢えている世界の台所に送ることができないなら、自分の手を使ってやったらどうか。ちょうどイエスがされたように。そして、以前私達がやっていたように! そうすれば、大物ぶりたいものが、たいそうな機械の使い方をああだこうだと検討している間に、少なくとも、何千人もの小さな人達に、何千という仕事をさせることができるだろうに!

  27.「土着化的」のレターで、すでに説明したと思うが、フィールドにいるあなた達小さな人達が、こつこつと掘り起こす仕事の大部分を扱い、自分達のローカルの宛て先が載っているリットをローカルの印刷所で印刷し、自分の地域で配布するようにする。あなた達の多くはすでにこのようにしている。それに加えて、自分のローカルの手紙にも返答し、自分達の友人をフォローアップし、自分達の成果を刈り取っているべきだ!

  28.私達が、とうもろこし種を送り続けることができるように、そのお返しとして少し送ってもらいたい。あなたがその種についてどのように思っていようが、飢えた何千万という人達はそれを、食べつくしているのだ! アァメン? 狂ったように大きくなってきている! ハレルヤ!

  29.世界中にあるすべての小さなホーム単位、少なくとも、その地域や地方オフィスが、すべてのローカル・メイルをできるだけ早く扱うことになるだろう。だから、インターナショナル・オフィスの、大衆に対するメイルミニストリーは、あなた達がローカル・メイルミニストリーを始めるにつれ、しだいに廃止することになる。

  30.「小鳥と種」のことと、「小さきことの日をいやしめてはならない」ということを忘れないように! つまり、あなた達のために、主からもらった御言葉を! アァメン? 今、散らすのだ!