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土着的!−−MWWFL22

DFO 315C  1974年10月

 

  1.この難しい言葉がわからない場合のために説明するが、辞書によると「土着的」とは、原産の、その国に生まれた、その国または土地に自然に取れたもの、という形容詞だ。言い換えれば、それは草の根から直接きているということだ。私達の場合、底辺にいるあなた達一般の人々のことだ!人民の力だ! 底辺にいる、あなた達のことだ!

  2.土着というのは、土着的な状態や性質を表現している名詞だ。または、この性質を持っている、その物や人は、土着的とか、土着能力を有している。原住民、その土地の生まれ、土人、あるいは、その国での原産、底辺レベルでの、底辺からの力なのだ。真のパイオニアをすることだ! または、あなたが開拓し、神の御言葉の種を蒔いたことによって取れた、その国や地域からの原産の実という意味だ!

  3.土着のホームは、私達が原住教会と呼んでいたものだ。そのコミュニティーまたは国出身の者が弟子となった者で構成されている。彼らは自国において、親愛なる最初のパイオニア宣教師達であるあなた達によって神の御言葉の福音の種を手に渡され、心に植えつけられて、弟子となった者達なのだ! アァメン?

  4.まず、最初に農夫が土地を耕し、うねを作る。愛の手と、力のあるすき、愛の交わりをするための彼の道具で、土地を砕き、地を開く。そのようにして土を受けいれやすくして初めて、種を蒔くことができる。その土とは、主の花嫁、主の教会だ! 真の教会、正真正銘の教会、誠実に信じる者、受け入れる者、悔い改めた者(革命的な者)、そして、主の御言葉を実行する者のことだ! これらの者、つまり主の子供は、主の霊に満たされた御言葉の種の放射を受けて受胎した主の花嫁から生まれた!

  5.この柔らかい若い芽、その国で生まれた子供達、自国の土地で生まれ育ち、市民権を受け継ぎ、その国の言語を話し、その国の習慣や人や国を良く知っている、生粋のナショナルの弟子達は、その国で取れた、原産の実であり、土着の教会であり、産地の原産物、その国の自然の環境に生まれたその国の子供達、ローカルの土地で取れた、その現地産の実だ!

  6.しかし、この芽、この子供、柔らかい若草の教会、または子供達は、完全に成長し強くなり、自分で種を実らせるようになるまでは、その両親、その農夫によってやさしく世話をされ、御言葉によって水をまかれ、肥料を撒かれ、愛され守られ続ける必要がある。「種類にしたがって種のある実を結ぶ果樹とを地の上にはえさせよ。」(創世記1:11参照)−自己繁殖だ!

  7.しかし、この原産の木、新しい土地での新しいホームは、自己繁殖し、同じような種類の同じような種、種の複製、同じ言葉の複製を作るだけではなく、農夫からの世話をそれ以上あまり受けることなく生き残り、自立して繁栄するために、自己供給できるようになる必要がある! つまり、農夫の世話に常に頼ることなしに、自分の両足で立ち、根を張って、丈夫な幹を持った実のなる強い枝を延ばす必要がある!

  8.神の御言葉という土にしっかり根づき、良く水をやられ、天からの新鮮な雨によって洗われ、土に流れる小川によって水を与えられ、もっと実を結ぶように、時たま肥料をやったり、異物を取り除いたり、実のならない枝を刈り込んだり、敵の攻撃から守るために、防虫剤をまいたりする世話以外に、そんなに農夫に面倒をかけなくても、丈夫な、新しい若木は、数か月もすれば、どんな嵐にも耐えられるはずだ。アァメン?

  9.だから、農夫が頻繁に、長く不在しても、木は神自身からの導きと指導によって、農夫の助けなしで成長することを学ぶ必要があるだろう。なぜなら、「ある者が植え、ある者が水をそそいだ。しかし、成長させて下さるのは神のみである」(第一コリント3:6) 神は、神御自身が喜ばれる方法、神の思うような方向に成長し、神の選ばれるような、最善だと思われるような方向に、木を成長させて下さる。あるいは、神の監督のもとで、木がその成長する方向を選ぶようになる。

  10.神の導きに従って、ホームは自主運営をすべきだ! あなたの新しい、若いホームは、自分達のリーダーシップのもとで、自分達の信仰と、その土地や環境に良いと思う方法で導かれてことを進めて行く必要がある。農夫を解放し、神に導いてもらい、「神に従え!」のレターの通りに、神の御言葉による、神からの指導だけに導いてもらうようにすべきなのだ!

  11.最終的に、その木の実は農夫と、農夫の家族を養うようになるべきだ。また、木は他の人達のためにも食物を生産する。また、新しい木を増やすため、もっと多くの種を作り出し、より多くの木を植え、もっと多くの実を結び、もっと多くの人達を養うようになる。またもっと多くの木を植える人々を養うために、もっと実をならせるといったような循環になるわけだ! 農夫に世話されても、その木が農夫自身を養わないのだったら、農夫の家族は木の実の分け前がないことから、間もなく飢え死にしてしまうだろう! もし農夫の家族が、豊富な収穫を他の者達と分け合わないなら、じきに農園を離れなくてはならなくなるので、農園は農夫に世話されたり、耕作されることはなくなるだろう。

  12.そういう訳で、あなたがもっと実り豊かになり、それによって農夫がもっと木を植え、自分の家族と世界の両方を養うだけに十分な種を作るために、農夫に農作を続けてもらい、耕作、植え付け、肥料や水をまいたり、守ったり、導いたり、選り抜いたり、刈り込みをしてもらい続けたいのなら、「労苦をする農夫が誰よりも先に、その生産物の分配にあずかるべきである。」(2テモテ2:6)という神の法則に従うべきだ。神と、神の御言葉を警告する人、つまり、預言者が先にくるということだ!−そうすれば、神はあなたをあふれるほど祝福して下さるだろう! アァメン?

  13.農夫の食糧や必要物は生産物の収穫の分け前から受けるのだ。それによって農夫は続けていくことができ、あなた達が実を結ぶ助けとなれるのだ! これで、土着農業または土着教会の循環が完了する。全く土着的だ!−完全に自己繁殖で自給自足の、自主運営の農業であり、神の良作という祝福を、農夫が御言葉に飢えた世界に分け与え、神も報酬として農夫に食べ物を供給して下さる! これは、自然界においても、神の霊の世界においても同じで、神の計画されたことなのだ!−PTL?

  14.あなた達は、種を持つ、神の良い実を作っている自己繁殖のホームか? つまり神の王国のために魂を産ませる御言葉を作っているホームか? もっと魂を増やすための種を生産するような印刷所か? それとも忠実な印刷者がいて、神の御言葉を再製作しているか? あなたは自給して、自分達の労働によって食べ、また農夫をも養っているか? 神が祝福して下さる豊富な実のりを農園の外の人達と分け合っているか? あなたは、頑丈に高く成長し、自分の枝を支えることができ、できるだけ農夫の手間を取らないように、御国の中で自治しているか? 今、本当にそうなっているか? 実際に?

  15.そして、あなたは忘れずに神の良作を、あなたを育ててくれた人、農夫と彼の労働者たちに分け合っているか? あなたは、本当に土着し、自己繁殖し、自給自足で自治しているか? それと同時に、彼の働きのおかげであなたが結んだ実を、その報いとして最初に主人に与えることを覚えているだろうか? もしそうしているのなら、ありがとう、神が祝福されるように! そうでないのなら、下記がそうできる方法だ!

  16.自給自足: 自分の宣伝製品は、自分で製作すること! あなた達の心に植え付け、根づけ、実をならせるようにと、私が送った主の御言葉の種を取り、あなたの印刷機で複製しなさい。あるいは種を渡して、体制の巨大な培養器や大規模な印刷機で、何千万という単位で印刷してもらうのだ! 彼らは、やり方を十分知っているし、そうする為の機械も備えているし、時間も人員もそろっているからだ。しかし、この世界では、あなた達だけが、外に出て耕し、耕作し、種を植えつけ、水をやって成長させる方法を知っているのは、あなた達だけである!

  17.私達のもっているその国々のオフィスやWSは、ただ農夫であり、あなた達農場労働者に種を供給し、植えたり、自分で刈り取ることのノウハウを教えることになる。農夫は、あなたを訓練したり、監督したり、畑を指定してくれ、種モロコシを与え、あなたの質問に答え、問題解決を助けてくれ、情報や豊かな収穫の報告を伝えてくれ、アドバイスをし、良い道具や働き人を、どうやって見つけるか、どのように蒔き、世話をしたらいいか、収穫の仕方などを教えてくれ、最後に、収穫をどのようにして他の人達や農夫と分け合うかについて教えてくれるのだ。それは、手間に対して、収穫の分け前を農夫にお返しするにすぎないのだ! アァメン? これが「物納契約で耕作すること」と呼ばれているものだ! あなたはイエスのために、収穫を分け合うつもりか? PTL!

  18.手初めとして、あなた達のすべての収穫の10%を、農夫と彼の家族、シェパードとスタッフ、大祭司、それにあなた達の燔祭や捧げ物を神に渡し、主の指導を発行してくれるヘッドクオーターのレビ人達に渡すのは、神のオリジナルの基準だ。それに加えて、神があなたの必要以上にふんだんに祝福して下さったら、自分の必要を供給できない人達に分け与え、貧しい人達を助けてあげるのだ。これは、農夫のインターナショナルオフィスの家族をサポートし、シェパードが自分のスタッフと、働き人達をサポートするのを助けることだろう。これらの人達は、種や道具や、アドバイスや土地や働き人、ニュースなどを、農家を基点とした、モービルな情報網で供給しているのだから! アァメン?

  19.これは又、農夫がローカル単位で自分の家族をサポートするだけのために、耕したり、植えたり、栽培したり、収穫したりしなくてよくなり、その代わりに、その時間、道具、働き人、カウンセルや種などをあなた達とあなた達のフィールドのために費やすことができるのだ。農夫はもう、働き人や問題や家や機械や仕事や農家そのものの経費を得ることに時間を取られることがなくなるだろう。そうすれば農家にいるファミリーメンバーの多くは、あなたのフィールドを助けるために出ることができるだろう!

  20.犠牲を払うことによって、神はあなたの生産物を祝福して下さり、そのような中央集権的なコントロールからあなたを解放して下さり、もっと自由と独立を与えて下さる。それによって、必然的に自給自足、自主運営になり、農夫とその家族も解放され、あなたのフィールドで一番必要なものをもっと自由に援助してあげられるようになる。その必要物とは: もっと多くの種、ニュース、カウンセル、道具、働き人、新しいフィールドをパイオニアするためのお金などだ! 土着的になりなさい! アァメン? PTL! あなたにはできる!