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アリスと魔法の園! GP 290 1972年12月

 

  1. (少し前に私達はあるホームで不和の問題があった。何が原因であるかを主に尋ねていたところ、私達は驚くべき答えを得た! あなた達がこれを楽しみ、これから益を受けると知っている。)

  2.私は、 「主よ、そのような反乱が起きている原因は何ですか? その元になっているものは何なのですか? 誰かがそれを扇動しているのですか? その者はまだそれをプロモートしているのですか?」−−しかし主が下さったビジョンでは、彼女はそうしてはいなかった。彼女はそれを止めようと最善を尽くしており、主はこのことを私にはっきりと示して下さった。つまり誰か他の者がそれをプロモートしていた! 私が、これらの問題を引き起こしている人々をどうしたら良いかについて主に尋ねると、その時、突如として以下のことを見た。

  3.私は、昔の男爵や伯爵が住んでいたような大きくて、古い英国の領地のようなものを見た。右には巨大な屋敷があった。そして向こうには農場のような畑があった。

  4.見渡す限り、この長い壁が回りを取り巻いていた。私の後ろ右にはこの大きな門があった。私は前庭にいて、わりと多くの小さな子供達が遊んでいて、赤毛のそばかす顔の6歳くらいの小さな男の子がひざまで来るズボンをはいていた。

  5.私の右側には遊び場があり、何人かの子供達がそこで遊んでいた。そこには、ジョニーとこれから呼ぶことにする小さな男の子がいて、またアリスと呼ぶことにする女の子と何人かのオフィスの女の子達がいた。彼らの殆どがみんな小さかった。

  6.それからそこには、とてもハンサムではあるが、不吉な邪悪な顔付きをした魔法使いがその遊び場のそばに立っていた。彼はアリスの遊び場の監督者のようで、そこでの遊びやゲームを導いていた。彼はスペインの闘牛士がかぶるような平たくて縁の広い黒い帽子をかぶっており、長くて黒いマントをまとっていた。彼はとてもハンサムだったが、とても邪悪な感じであった。彼はそんなに邪悪ではないかもしれないが、ある意味で言えば、彼のしたことからして彼は邪悪に使われていた。

  7.私は、アリスが今起こっていることに対しては何も責任がないことを感じとっていたが、彼女は過去に起こったことに対しては責任があった。なぜなら彼女がその事を始めたからである。彼女は遊び場からダンスして出てきて、このとてもきれいなかわいい花園の前で立ち止まって、甘やかされた子供のように、 「どうして彼女がこのすてきな花園を持つ必要があるのかしら!」とでも言っているかのように、その花園を妬みと嫉妬をもって眺めていた。彼女はその花園が本当に欲しくて、その花園を持っていた自分の妹に嫉妬していた。彼女の妹は明らかにその花園を誇りに思って世話しており、花園の回りに小さなサインを立てて、その一つ一つの花に名前さえつけていた。しかし妹は彼女の父と畑に仕事に出ていて、その小さな花園には誰もおらず、そこを世話する人が誰もいなかった。

  8.ジョニーは今まで、妹の花園を世話するのを助けていた。彼はその花園を気に入っており、草むしりをしたり耕したりするのを助けていた。だからジョニーは、アリスがしていることを見た時、それが気に入らなかった。なぜなら彼は花園のことを誇りに思っていて、何よりも彼はアリスに帰ってきてもらい、彼と一緒に遊んでもらいたかったからだ。

  9.さて、アリスは自分の遊び場を持っていたのだが、同時に彼女はこの花園のことを少しうらやましく思っていた。

  10.このハンサムで邪悪な顔付きをした魔法使いは、彼女が花園をうらやましそうに眺めているのを見て、 「あなたの妹と弟にいたずらしてみたいかね?」とでも言わんばかりに、いたずらっぽく彼女に種が入った袋を渡した。彼は実際には一言も言わなかったが、彼の態度は、 「あなたにもできることがあるよ。−−彼らに面倒をかけることができる!」とでも言っているかのようであった。

  11.だからアリスはその種を取って、こう思った、 「ヒヒヒ! 彼らにいたずらしてやろう!」 それは遊びのようなもので、別にたいしたことではないように思えた。そこで彼女は種を蒔き、いたずらをして雑草が生えるようにした。彼女はいたずらっぽく目を輝かせながら、花園に種を蒔きながらダンスしていた。陽気に歌を歌い、種を蒔き散らしながら。その種には魔法の力があるかのようで、地面に落ちる時、小さな星か火花のように輝いていた。

  12.ジョニーは、彼の小さな王女がもう彼と遊んでくれないので、とても怒っていて、すっかりすねてしまい、意地悪で他の女の子達をからかったり、悩ましたりしていて、彼女達を怒らせたり、たたいたり、泣かせたりしていた。なぜなら、ジョニーは彼女達とは遊びたくなかったからである。それで小さな女の子達が泣き始めた頃、お母さんが家から出てきて、その手で彼をぎゅっとつかみ、彼にお仕置きをし、しかりつけて、大きな建物の方へ引っ張って行ってしまった。そこは小さな男の子達で一杯になっているようであった。

  13.この大きな家が何を象徴しているかを尋ねると、私にはスクール・ルームが見え、中にいる子供達はスクールにいた。そこはホームで、ファミリーであったものの、同時にその建物の主要な目的はスクールであったようで、ファミリー全員がそこに住んでいるようだった。

  14.さて、その花園や遊び場はそのスクールの庭にあった。 (神の御国はある程度この三つのものによってなっており、部分的には遠く離れた畑の仕事も含まれる。)

  15.しかし、すぐにアリスは園の方にダンスして戻って行き、そこで彼女は突如として何か恐ろしいものを見つけた!−−醜い深緑の芽が園の色々なところで生え始めており、物凄い勢いで育ち、まるでみみずがはっているようで、物凄く無気味だったのだ! それらは、トマトの枝にからみつき、トマトを覆ってしまい、すべての小さな優しい緑の芽や花を窒息させ、花園を滅ぼしていた!

  16.アリスは、これを見て恐れおののいてしまった。なぜなら彼女は、その花園を完全にめちゃめちゃにしようなどとは思っていなかったからだ! だから彼女は中に入って、それらの草が生えないように押さえつけようとした。しかしそれらは彼女の指の間をくねくねとすりぬけて行き、彼女の体まであちこちはい始めた! 彼女には全くそれを止めることができなかった! 彼女は邪悪な魔法使いがくれた種を蒔いたのだが、今ではそれを止めることができなくなってしまった! 争いと分裂の種を蒔き、ジョニーに対する憎しみと、妹と弟が始めたものに対する嫉妬心の種を蒔いてしまったわけで、もう止めることができなくなってしまったのだ!

  17.それらは大きな枝または茎となり、空に向けて高く高く伸び始めた! 彼女が恐れをもって、その茎が空高く伸びていく様子を眺めていると、突然にして大きくて巨大な、醜い、邪悪な巨人達が、空から巨大な茎にぶらさがって降りてくるのが見えた。 「ハ、ハ、ハ!−−今、父の領地に入り込むことができるぞ!」 彼らは霊的な悪鬼達のように空から降りてきた!

  18.今や恐れおののいた彼女が助けを求めて叫ぶと、父と兄と妹が畑から駆け付けてきた。

  19.それから突如として、この巨大な手−−人間の手などは及びもしないほど大きくて、超自然的なほど大きい手−−が現れ、私は父の手がこの巨大な旧式の、カーブした刃のついた斧を振っているのだと知っていた。その斧は根に向けて振られた。そしてそれはその幹を切り倒し、根元から切り倒してしまった。その時、とても奇妙なことが起こった。それらは直ちに縮んでしまい、乾き、目に見えない空のかなたに巻き上がってしまい、邪悪な巨人もそれらと一緒に行ってしまった!

  20.それから父と妹と兄はその根を掘り出し、斧で切り刻んだ。まるで、それはまだ生きており、もし彼らがそれをすぐに殺してしまわないなら、すぐにまた芽を出してくるかのようであった。物凄く速く彼らはそれを掘り出し、それをまとめて山積みにした。

  21.その後、父はあたりを見回して、手早くそれらを捨てて焼くことのできる場所を探していた。彼が見つけることのできた最も近い所は、遊び場の中にある砂場だった! そこで彼は、素早くそれを一束一束運んで行き、遊び場にある大きな焚火の中ですぐに焼いてしまった。

  22.私は、魔法使いが背を向け、正面の門からこそこそと逃げていくのを見た。−−彼らは、彼のゲームや楽しみをすべて台なしにしてしまった!

  23.そこで私は遊び場の方を見てこう思った、 「何てことだ! まるでがらくたの山だ! これらの邪悪な雑草すべてを焼いてしまうのはかなりきつい裁きのように思える! 燃やすまでしなくても、それらを切り倒し、根こそぎにし、遊び場に捨ててしまうだけでもかなりひどいことなのに!」

  24.しかし、私がこのことを考えていて、その火を眺めていたその矢先に、私は、主の声が優しく、たしなめるように戒めるのを聞いた。

  25. 「息子よ、恐れてはならない、これは清めだ!」 言い換えると、それらはただ清められているだけであり、かすが焼かれているようなものである。しかし私はこう思った、 「何と恐ろしいことか!−−ただ切り刻まれ、壊され、火に投げ込まれただけではなく、この反乱に参加した人々は皆滅ぼされてしまうということなのか?」−−すると主はこう言われた、 「違う、それはただ清めにすぎない。」

  26.その時、突然灰の中から、これらの邪悪な雑草がはえ出てきたのと同じぐらい奇跡的に、しっかりと、美しく、荘厳に、この美しい、清らかな、白いゆりが生えてきたのだ! そしてそれが次から次へと生え育ち、その遊び場には、それらの恐ろしい邪悪な雑草ではなく、美しくかわいい花の咲いた花壇ができた!

  27.清めの火を通った雑草が、最も美しい花に成長した! 神は、それらの邪悪な雑草を、美しく白い花へと変えて下さった!

  28.みんながダンスし、幸福そうで、花と草と木も幸福で、弟と妹は忙しく働き、再び幸福になった!

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  29.主よ、私達はこの美しい絵像をあなたに感謝します! 終わり良ければすべてよしであり、もし私達があなたに従い、あなたの御心を行うなら、私達の間違いや私達が故意にやろうとした幾つかのことにもかかわらず、私達はいつもハッピー・エンドを持つようになります。TYJ! あなたはすべてのことを解決して下さるのです!

  30.これらのすべてのことは私達にはミステリーですが、あなたにはとてもはっきりとしています。主よ、私達は、あなたが私達に示して下さることを感謝しています。学校のことや、遊び場や、花園や、畑−−主よ、これらすべてはあなたの御国の一部です。私達全員が、主よ、あなたに仕えたいと思っているのであり、あなたの御心を行いたいと思っているのです。だから主よ、イエスの御名で私達を助けて下さい!

  31.あなたはこのように私達を見ておられ、私達を小さな子供達の集まりとして見ておられるのです! 主よ、私達はあなたに感謝します。あなたはこれらの幾つかのことをこのように見ておられ、それは、私達が考えているほどには深刻なものではありません。しかしながらある事柄は時々私達が考えているよりも深刻なものであり、それに対して対処しなくてはなりません。

  32.私達は、あなたの救いの御手を感謝します。またあなたが、私達自ら陥った窮地、自分達で知らず知らずの内に引き起こしてしまった問題から、私達を救って下さったことを感謝します。主よ、あなたが決して失敗されず、あらゆる問題、あらゆる状況に対して常に答えを与えて下さることを心から感謝します。

  33.あなたは、陶器師の手の中で、傷のついた器を壊し、もっと良い器に再び作られたと言われました。主よ、ここにいるのは傷のある者達です。でもあなたには、あなたの懲らしめと清めの火の灰の中から、彼らを再び成長させて美しい花に変えることができます!

  34.どうか、みんなが再び幸福になり、喜び、フェローシップの内に再び団結し、お互いに愛し合い、許し合うようにして下さい。主よ、それがあなたの絵像です。ただあなただけに、そのように事をうまく運ばせることができ、ただあなただけに、これらすべての問題を解決することができるのです。だから私達はそれらをすべてあなたの御手の内に置きます。私達がすべきことを何でもすることができるように助けて下さい。

  35.畑と芝生と花園と遊び場はすべて御国の一部であり、領地の一部であり、誰も、 「あなたは遊び場にいないから御国には属してはいない」または 「あなたはスクールにいないので御国には属していない」とか 「あなたは畑にいるので、遊び場を助けていない」などとは言えない。

  36.これらはすべて、同じミニストリーの中の様々な局面であって、すべてが父の領地の一部だ。雑草でさえもが清められた後、良くなった!

  37.あなたは、父の領地の、あなたのいる部分で問題を抱えているのか? 邪悪な魔法使いはあなたの花園に嫉妬と争いの邪悪な種を蒔いたのだろうか?−−それらは、不満や、争い、苦み、不和という苦々しく、悩ませる雑草に成長しているのだろうか? それらは落胆や、疑いや、恐れや、絶望や、さらには自滅してしまいたいといった思いという、邪悪な巨人達が中に入り込むのを許してしまっているのだろうか?

  38.父に助けを求めなさい。そうすれば 「神はあなたがたの知らない大きな隠されていることをあなたがたに示す!」−−主の御言葉の強くて防御してくれる斧のように、それらすべての邪悪な雑草を切り倒して、滅ぼしてしまい、暗闇と苦みの巨人達を追い払い、あなたの灰をゆりに変えて、また再びあなたを幸福にする!

  39.しかしあなたは、あなたに対して悪いことを犯した者達を許さなければならず、またあなたがした悪いことに対して許しを求めなければならない。そして彼らをあなた達の愛とフェローシップの輪の中に迎えいれ、共に幸福や喜びに満ちた奉仕と楽しみを持つようにし、特にあなた自身の兄弟や姉妹や父や母や子供達や愛する者達とはそうしなければならない!

  40.そして良き父が、御自分の手を持って救って下さったことを、つまり、彼の力強い斧と、時にかなった愛情深い助けとを感謝することを忘れてはならない−−また、主の心と地における、あなたの場所のためにも感謝することを忘れてはならない!−−そして邪悪な魔法使いが再びあなたを惑わすことがないようにしなさい!−−アーメン?−−WLY!