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賢いリーダーと賢くないリーダー! GP 263 1973年8月

 

  1.良いエグゼクティブ (執行委員)はボスではなく、しもべである! イエスが、 「あなたがたの内でいちばん偉い者は、仕える人でなければならない!」と言われた時、彼は、ただ御自分の弟子達に謙虚さを教えようとされていたのではなかった! 良いエグゼクティブは独裁者ではない! 彼は自分の人々を集め、彼らと話し、彼らがどう思うかを聞き出し、かなり、彼らの言うことに基づいて判断する。もし彼らのアイディアがいいと思うなら、彼のすることはただ、 「OK」と言うことだけである!

  2.良いエグゼクティブは、実際にはしもべである! 彼は自分の従業員に耳を傾ける! トップにいる者達が自分達の共働者達とコミュニケーションを取らないなら、当然ながら、彼らの下で働いている人達の問題を理解できるはずがない。

  3.あなた達は、自分と共に働いている者達に対して、彼らの言うことに耳を傾けようという態度を持つべきである! リーダー達は責任を取るという役目があり、最終的決断を下さなければならないが、良いエグゼクティブとは、全てのアイディアや相談や色々考えなくてはならないことを自分だけでして、それからすべての決断を下さなければならないというわけではない。良いエグゼクティブであるというのは、自分の働き人達を集め、話し合い、他の人に耳を傾けるということである。

  4.彼らの方が、多分あなたよりもっと良く知っている事だろう!良い秘書であれば誰でも、自分のボスの仕事について、彼本人よりも良く知っている。秘書はそうあるべきだ! なぜなら、彼はそれら全ての細かい事で煩わされているべきではないからだ。彼は彼女に聞く必要がある! 私の秘書は、為されるべき事に関して多くの提案をするし、何をしなくてはならないかとか、しばしばそのやり方について彼女が考えている事などを提案する。多くの最初の提案は彼女からのものである。

  5.私はエグゼクティブとして、また最終の決断を下す者として、彼女が私に持ち出すこれらの選択のどれを取るかを決めなくてはならない。彼女はそれぞれの代案を私に話し、どうしてそうしなくてはならないかと思うかを私に説明する。彼女は弁護士のようで、私は裁判官のようであり、彼女が正しいかどうかの最終的決断を下さなければならない。殆どの時、私は彼女の意見を採用する。なぜなら彼女は実状を心得ているからである。彼女の方は仕事に精通しており、どのくらい緊急であるかやその必要性などを心得ているので、私は普通彼女の提案を採用する。

  6.だから実際的の事となると、リーダーは自分の助け手達の言うことに耳を傾けるべきである! 何か霊的なことであれば、あなたはそのようなことを扱うことが得意なはずである。そうでないなら、あなたはリーダーであるべきではない! しかし実際的な事となると、彼らの方が多分あなたよりもっと良く知っている! (使徒行伝6:1-4を読みなさい) あなたが決断を下し、自分の働き人達の提案に賛成し、それらを受け入れ、彼らがしなくてはならない事やしたい事に許可を与えるならば、あなたはそれをするために一緒になって賛成し合う必要がある。

  7.私は、自分が直接主から受け取るものを除けば、ただの裁判官である。私は神のしもべか、あなたのしもべであり、あるいはその両方であり、あなた達や主が私にするようにと言われることをしているにすぎない! あなたが決断を下し、あるプロジェクトを承認し許可を与えた後は、もうあなたは自分の共働者に任せて、彼らがベストだと思う方法でやらせるべきである。あなたはただ、彼らが深刻な間違いを犯していないことや、彼らが実を結んでいることを確認するだけでよく、その後は、出来上がったものにOKを与えるだけで良い。

  8.どのような将校でも、将軍でも、自分の下で働く将軍達に耳を傾けたり、自分の部下達に注意を払ったりしないでいると問題に陥ることになる! 良い王なら誰でも、自分のまわりに、自分に何をすべきかを告げるくれる多くの相談役を抱えている! 神でさえそのようにして働かれる事を知っていたかね?−−主は、御自分の顧問や霊達や天使達の長を集められるのであり、 「この事についてどうしたら良いと思うかね?」と彼らに尋ねられる。主は彼らの異なった計画や提案に耳を傾けられるのであり、その後、主には誰が正しいかを見分ける知恵がおありになり、その選択を下される! もしあなたがその事を信じないのなら創世記1:26;列王紀上22:19-22;ヨブ記1:6-12などを読みなさい!

  9.全く、神ご自身でさえ、私達のためにすべて考えて下さるわけではなく、いくらかは私達が自分で考えるよう求めておられるのだから、あらゆる決断を下し、何もかも考え、あらゆる命令を出し、おまけにそれらをすべて実行しようとするとは、私達は一体、何様だというのか? 私達は実際のところ、真の政府、新しい国、王国、ビジネス−−神のビジネス−−になり始めるという段階にさしかかっており、それは正しい方法で運営されなければならないのだ!

  10.初期の頃でさえ、私はすべてのリーダーを呼び集めたり、彼らに選択すべきものを与えたり、彼らがそれについてどう思うかなどを聞くことなしに決断を下したことはない。私にアイディアや提案がある時には、彼らにその最終的な承認を与えてもらい、彼らが主から何かアイディアを得るなら、彼らは私の所に来て承認を得る。

  11.あなたは一人で運営することはできない! リーダーシップの孤立は極端になり得る! さて、セキュリティーのこととなると話は別だが。リーダーは他の者達から離れていて、人々から、また特に、外部の人々から守られていなくてはならない。彼らのトップリーダーを除く、すべての人達から離れ、守られていなければならないのだ。しかし仕事を成し遂げることや、仕事のこととなると、もしトップリーダー達が自分のスタッフを集める方法を知らず、彼らに話しをさせて、トップリーダーである自分はただその話し合いを導いていくといったようなやり方を知らないなら、彼らは問題を抱え込むことになりうる!

  12.物事を常に順調に動かしていき、物事を絶えずプッシュする力となること、それこそエグゼクティブの仕事である。−−しかし彼は、自分の部下達に仕事をさせ、仕事を勧めさせ、仕事を始めさせ、また絶対に、彼らに仕事を成し遂げさせるべきである!

  13.全ての事を自分でまかない、全ての事に関してボスになりたがり、人々に強要し、すべき事を言いつけたがるのは、新米の、なったばかりでまだ尻の青い、未経験のエグゼクティブだ! それは、私達のトップリーダー達の何人かが持ってきた問題である。彼らは以前にエグゼクティブになった事がなく、そのような責任についた事もなく、情況をどのように扱って良いのかを知らず、何をして良いのかを知らない。

  14.彼らは当惑し、何をして良いのか、どのようにしたらよいのかを知らない! だから彼らは自分の玉座に座し、権威者として言明したり、自分でもあまり良く知らないことを命令したりする。彼らは、自分達がしていることを良く知っているふりをするのだ。そのようなやり方をするのは、ひどく愚かな王、エグゼクティブ、大統領、あるいはボスである!

  15.なぜなら賢く知恵のある王は、一日の仕事をやり遂げたいと思う時、彼の相談役や、賢人を呼び集め、彼らがどう思うかに耳を傾けるものであり、彼らに話させる。それから彼は、誰のアドバイスが最も良いかを選ぶ。それから彼はその仕事を実行させるのに誰を選ぶのかね?−−別の計画を持っていた男を選ぶのかね?−−勿論そうではない!−−そのアイディアを最初から持っていて、それに重荷のあった人にその仕事を頼むのだ!

  16.さて合衆国政府を例にあげてみよう。法案を提出するのは、普通は議会の一人一人の議員である。しかしその法案は、議会全体によって、またその国家の首脳によって承認されるまでは法律にはならない。−−最初に相談役の承認が必要とされる。合衆国政府の場合は、議会の他の議員達の承認であり、投票によって彼らの大多数が賛成しなければならない。ということはつまり、ある計画や方法をそれ以上進めていくには、王の相談役達の大多数がそのことに同意しなくてはならないということだ。

  17.内閣のメンバーであれ、国会であれ、上院であれ、それは相談役からなる立法府であり、提案は、法案という形でその立法府に提出される。そしてその法案が国家の首脳に提出されるには、まず、議員の大多数がその法案に賛成しなくてはならない! 彼らこそ、それを提案した者達であり、普通彼らのアイディアだ。だから、彼らこそ、それをやりたがる者達である!

  18.王や、女王、大統領、総理大臣など、国家の首脳は、ただ単にゴムのスタンプにすぎず、了解のスタンプを押す者に過ぎない! 勿論そのゴムのスタンプや王の証印を持っている者は、かなりの、権力という武器を振るっている。なぜなら最終的な決断を下すのは彼だからである。彼もまた法案を提出することができるが、議員達の承認が必要なのである!

  19.しかし自分の相談役達と話し合うこともせずに、自分勝手に決断を下す首脳は、国中を、もしくは世界中をめちゃくちゃにしてしまうことだろう!−−そして私達についても同じことが言える。もし私が上からすべての決断を下し、すべてのルールを提案し、すべての選択をし、すべてのアイディアを持ち、神と人間のどちらとも、また誰とも相談することなしにすべてを運営しようとするなら、私はこの御国において一番のまぬけとなっていることだろう!

  20.だからどのようなホームのエグゼクティブでも、ホームをそのように運営しようとするなら、同じことになる!−−もし彼らが、話し合うことなしに、また、人々に意見を述べさせたり、相談役達にアイディアを持ってこさせたり、下で働いている者達に提案をさせたりすることなしに自分のホームを運営しようとするなら、彼らはそのホームで一番のまぬけ者達なのだ! エグゼクティブの頭 (かしら)にとって最善のことは、単にアイディアをくみ出すということだ。つまり相談や、提案、話し合いという形で彼の下にいる人々からアイディアをくみ出すということである。私は人々の力を信じている!

  21.賢いエグゼクティブは人々の力をくみ出す!−−彼はポンプや水やバケツになろうとはしない! 彼は単にハンドルをつかみ、その全体を操作し、くみあげる人となる!−−言っておくが、もしそうするなら、人々が行動するようになる! 人々の井戸と、神の雨の貯水池に水を供給させなさい!相談役というポンプに、自分のところまで水を運ばせ、その後、自分の放出口から水が自分のバケツに流れ込むようにするのだ。彼一人ですべてのことをしようとするのではなく!

  22.ポンプを動かす人がすることと言ったら、ただポンプが順調に動き続けるようにすることだけだ。それだけである! 評議会というポンプが真空を作り出すと、人々の代表である相談役達は、提案を流し入れるための水路を開くようになる。評議会というポンプは、彼の相談役、助言機関、委員会などといったものから成っており、提案という水は、地そのものから供給される。つまり、神の雨をためている井戸である人々から供給されるのだ!−−アーメン?

  23.評議会というポンプは単に、その提案という水を、ポンプでくみ出す人の見える所まで運んできて、ポンプでくみ出す人が指定したバケツの中に、その水を流れ込ませるだけである。−−彼がするのはただそれだけだ!

  24.エグゼクティブは単なる手に過ぎない。彼は、単に物事を動かし続けるモーターに過ぎない! 彼はポンプの取っ手 (トップの評議会)を動かし続けるだけであり、それによってポンプ (デパートメントの評議会)を動かし、それが水 (神の霊感や提案やアイディアの雨)を動かし、それによって放出口 (各デパートメントの長)は、実際に人々にその水を運んでいくそれぞれの働き人のバケツに水を入れ続ける! 人々の力をポンプでくみ出しなさい! エグゼクティブの手は、ただ単に人々の力をポンプでくみ出するのを助ける力にすぎない!

  25.エグゼクティブのモーターであるあなたは、神がポンプを作動する上で使われる道具に過ぎない。あなたの助言機関や相談役達は真空、つまり吸引力を造りだし、それが、コミュニケーションというパイプを通して、下にある地、つまり人々である井戸 (真実の貯蔵所、あなたの働き人達の考え)から水をくみ上げる!

  26.あなたは神ではない! あなたが雨を降らせることはない!雨を送られるのは神だ! 神が水を造られるのであり、神ご自身、地上から水を得られる。そして、純化し、浄化し、蒸留するために水を天に送り、雨という形でまた地上に送り返される!

  27.雨を受け取るのはいつも王だとは限らない! 雨を受け取るのは普通、地、つまり人々である。それから彼らは、それが一番必要とされていて、役に立つところへと流れるようにする。天と地から流れて来た水が、ダムであれ、貯水池であれ、運河であれ、井戸やプールであれ、何らかの形で運ばれ、役に立つ所へと流れて、正しいバケツに流れていくように確認するのが王の仕事である。

  28.王は、人々が正しいバケツを供給し、水が正しく使われることを確かめる。王は単に導く人にすぎない。エグゼクティブの頭 (かしら)やリーダーは、単に導く人にすぎず、彼自身も、神によって導かれている。私達のエグゼクティブの頭や羊飼い達が忘れてしまっているように思えることがあるが、それは、自分達が小さな神か独裁者でもあるかのように神によってのみ導かれるべきではなく、おもに、人々によっても導かれるべきだということだ!

  29.あなた達が少し驚くかもしれないようなことを言おう:政権には神だけによって治められる神権政治や、また王だけによって治められる君主政権や、金持ちの貴族や金持ち達によって治められる専制政治や、民衆による民衆政治がある。

  30.さて、あなた達を驚かせるかも知れないが、私は、そして神も、そのどれもそれ一つだけではうまくいかないと信じている! 事の真実とは、神はそれらすべてが共に一緒になって働くようにさせられるのであり、もしその中の一つが完全で、絶対的なコントロールを得るなら、物事はめちゃくちゃになってしまう! もしその内のどの二つでさえ、完全なコントロールを握り、他の政治形態を締め出し、完全に退けてしまうなら、その政府は物凄い混乱状態に陥ることになるであろう!もしあなた達がどのような政府でも一つか二つか三つの部門があって、共に働くのではなく、政府の他の部門と対抗し合うなら、あなた達は必ず問題を抱えることになる。

  31.もし頭の脳みそが神に聞くことを拒み、手が頭に聞くことを拒み、あるいは取っ手が手のすることに応じず、取っ手がポンプと働くことを拒み、あるいはポンプが取っ手のすることに応じず、水をくみ出すことをせず、また地が蓄えた分の水を与えることを拒み、雨が降ることを拒み、井戸が乾ききり、バケツが水を受け入れることを拒むなら、水と命の御言葉に対する飢きんが訪れるであろう!

  32.政府の首脳部の間での協調がないために、また政府と人々との間での協調の欠如のゆえに、人々は腹を空かし、飢え、王国は死に絶えてしまう!

  33.なぜなら、それは相互に働くからである:政府は人々と協調する必要があり、人々は政府と協力する必要がある。王は神に耳を傾ける必要があり、王はまた神によって霊感を受けている人々に耳を傾ける必要がある! 王は彼の相談役達に耳を傾ける必要があり、相談役達は人々に耳を傾ける必要があり、人々は相談役達に耳を傾ける必要がある。

  34.全員が全員の意見を聞いた後は、何をすべきかの決断において共に同意すべきである。誰か一人が、あるいは二人または三人が、発言権を独占してはならない。誰も、絶対君主や独裁者になって、他の誰にも耳を傾けないようなことがあってはならない。−−神ですらそのようなことはされない!

  35.神はただ御自分の天国の相談役達や、霊達や、天使達に耳を傾けられるだけではなく、忘れてはいけないのは、神は私達にさえ耳を傾けられるということであり、私達が神にやって下さいと尋ねることもして下さる! しかし私達のリーダー達の何人かは、自分が神よりも優れていると考えているようで、自分達の相談役や人々に耳を傾ける必要はないと思っているようである。

  36.しかし独裁的な霊は、リーダーを悪魔のような者にする。悪魔は独裁者になろうとした最初の者であり、神や他の天使達に耳を傾けることをしたくなかった! 彼らのほとんどが、悪魔の反逆に反対していたことは明らかだ。なぜなら、悪魔が患難期の初めに天国を去る時、彼は天使の三分の一だけを率いて行くからである!

  37.神や大多数の天使達のどれにも聞き従うことを拒む悪魔は、何をするのか? 彼は服従し、降参し、 「ごめんなさい、私が間違っていました。」と言うだろうか。いや、彼は気が狂い、自分だけは思う通りにする権力があると言って叫ぶ!

  38.彼はすべての政府やすべての人々に反対して戦うのであり、悪魔、サタンになるのであり、世界や、すべての人々や、すべての政府や神に対してさえ戦争をする者となる! 彼は反抗者の中の反抗者であり、テロリストの中のテロリストであり、背教者の中の背教者であり、非行者の中の非行者であり、犯罪者の中の犯罪者であり、すべての時代を通して最悪の怪獣なのである!

  39.彼は、自分は義なるルールや人々には拘束されないと宣言し、世界中で悪行をして回り、どのようにあるべきではなく、何をすべきではないかを示す、とても悪い見本となった! だから地上は地獄のようなのであり、来たるべき患難やラプチャーの後の神の怒りにおいて、神が完全に悪魔や彼のすべての悪鬼達を退治されるまでは、現在の天の領域にある霊の世界においてさえも地獄がいくらかはあるのだ。

  40.あなたも、そんなふうになるのか? あなたも、神にも、政府にも、人々にも、誰にも耳を傾けないために、悪魔や彼の一団とかかわりを持つことになってしまうのであろうか? もしあなたが神の政府におけるこれらの部門のカウンセルのどれをも拒むなら−−それが神であれ、王であれ、評議会であれ、ビショップであれ、羊飼いであろうと人々であろうと−−もしあなたがこれらの中の一つでも完全に、また無分別に拒み、自分のやり方を強要するなら、あなたは問題を抱えることになる!

  41.多数派が少数派に耳を傾けることをしないなら、多数派は問題を抱えることになる! すべての政府は少数派の声にも耳を傾ける必要がある。成功した王国を持つには、多数派だけを喜ばそうと努めるべきではなく、少数派も喜ばし、彼らもできる限り幸せに保とうとすべきだからだ。

  42.言い換えると、あなたは全員を幸せに保とうとすべきである。なぜなら、全員が幸せになり、必要を満たされる権利を持っており、また、神の御心の中にいてその仕事に適任で資格があるなら、自分が好きでやりたいと思っている仕事をする権利を持っているからである。

  43.だから、私達全員は共に働く必要があり、お互いに耳を傾け合い、共に相談し、共に同意し、共に決断し、共に協調し合い働く必要がある。もし私達が効果的な体でいたいのなら、すべての部分は他の部分と働く必要があり、−−たった一人や、幾人かや、多数派だけでさえなく、すべての者達が共に一つの体として働く必要がある。それは、キリストが御自分の体、つまり教会として言っておられるのであり、彼御自身がその頭であられるのである。

  44.私達は、一つの小さな部分なんて必要ですらないとは言えない! すべての内臓や手足が必要であるのと同様、すべての指の爪やすべての細胞も必要である。だから、あなた達は全員、神の栄光のために共に協調して働く必要がある!

  45.だから神のゆえに、あなたがたリーダーたちは、主や私に耳を傾けるのと同様に、人々にも耳を傾けるようにしなさい。そして私たち全員が、ともに最善だと思うことをやろうではないか。他の部分を必要としないほど、そんなにも独立的な者にならないようにしよう!

  46.すべてのメンバーは必要とされていて、すべての人が重要なのである。身分の低い者達から権力者に至るまで、また最も重要でない者から一見最も重要だと見なされている者達まで、また無名の者から有名な者、またキッチンの舞台裏やエグゼクティブの机の裏にある王座まで、すべての人に自分達の仕事があり、みんなが必要とされており、全員が団結とハーモニーと同意のもとに協調して共に働かなくてはならない。

  47.だから再び言わせてもらうが、共に働きなさい! 神のゆえに、そしてあなた達のゆえに、共に働きなさい!−−共に話し合い、共に相談し合い、共にカウンセルし合い、共に同意し合い、共に決断し合い、共に愛し合い、共に行き、共にやり、共に重荷を負い合い、思いやりを示し合い、共に成長し、共に仕事をし、共に私達の仕事の実を享受しなさい!

  48.神があなた達を祝福し、あなた達が共にいるように保たれんことを−−たとえあなた達が離れていたとしても! 霊の内で共にいることができないほど離れてしまってはいけない。この戦争に勝つ唯一の方法は共に戦うことであり、お互いに敵対し合ったりすることではなく、敵に対して共に戦うことである!

  49.共に勝利を叫び、最後には共に神と顔を合わせるために、共に戦おうではないか! ハレルヤ? 神をほめたたえよ! ILY! 共に働き、いつもすべてのことにおいて全員が共にいよう−−いつも一緒に! アーメン?−−そうするなら、そしてそうした場合にのみ、あなたは賢いリーダー、かつ良いエグゼクティブになれる!