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ダビデの鍵! GP 78 1971年6月

 

  1.(預言) 「ダビデの調べは、あなたをまどろみから目覚まさせるために、私があなたの竪琴を奏でる和音であり、私の子供達が大きな苦難にあう日に、あなたが彼らを助けるように、その調べはあなたへの合図となる。私があなたの竪琴を奏でる調べ、あなたの弦を弾く和音は、あなたへのシグナルを送る音色−−ダビデの調べである!」

  2.私はダビデが眠っている様子を絵像として見ている。その姿は、まるで体制の中に葬られたようだ! 彼の頭上には、神の霊の竪琴がかけられており、それが鳴らされると彼の魂がそれに反応する。 「この竪琴で、主なる神である私は、あなたの心が即座に反応する和音を奏で、あなたに即座に生命を与える。−−その和音は、あなたを甦らせ、人々に仕えさせるシグナルである。私はダビデの調べによって、あなたの目を覚ました。そしてあなたは、私の子供達−−私の民−−を目を覚まさせ、自由へと導いてきた!」

  3.主は、霊において、様々な異なった音符によってなる和音を作り出しておられるようなものだ。それが合わさると、一つの曲の中の調べになるのだ。曲には一定の調べがある。一つ一つの音が合わさって、ハーモニーのある調べを作る。それは和音と呼ばれる。−−ちょうど、プッシュボタン電話機が、特定のキーの音によって作動されているようなものである。それぞれのボタンが特定の音を出すようになっており、ボタンを押すとそれぞれ違った音が出る。違ったシグナルを出しているのだ。

  4.しかしそれは、ただの娯楽や、遊びのために鳴っているのではない。音の組み合わせや、トーンのシグナルは、特定の調べとなり、その調べにチューニングされている遠距離の所にある電話器に、ぴったりと受理されるのだ−−音を組み合わせて作られた調べは、正しい順序で弾かれるなら、その機械の特定の回路を開けることになる。その特定の機械だけを! 一つの機械と同じ音調を持ったものは他にはなく、他の機器はその音調に応答するように整調されてはいない。−−そして、その音調にチューニングされた機械に向けて、その音の順序−−その曲の音調で−−弾かれる時だけ、その機械が作動する。これらの一連の音は、一連の継電器のスイッチを次々に押すのと同じようだ。回路が全開するなら、その機械は活気を得て、作動が始まる。ちょうど電話器はこのように作動する。−−通話のための回路を全開し、それによって通話の相手に用件を伝え、また相手方が会話するという反応によって、交信システムの目的を完了するのである!それはちょうど、主が彼の御霊において、ある一つのトーンシグナルを出しておられるのと同じである。それが私の霊のメカニズムを作動させ、霊の内に命を与えてくれ、私を行動に移らせるのだ!

  5.機械自体は、自分の意志を持っていない。ただ、従うだけだ−−それを作った者の手によって設計された回路の、設定された反応に完全に従うようになっており、製作者の意志のままに応答するように選択され、整調されている。製作者のエネルギーで動かされる以外、それ自体ではエネルギーは持ってはいない。それは自分で曲を選ぶ事ができず、また自分の気まぐれや空想によって音楽を決める事はできない。製作者が設計した特定の周波数による和音を形成する音に、正確に反応するものでなければならない。その製作者の意志通り作動し、製作者が望む通りの作用をしなければならないのだ!−−製作者によって、決定がなされ、機械自身には何の決定権もない。その時は、設計者、作動者である創造者によって定められており、それは製作者の意志を実行に移し、その機械が作られた目的を達成するためなのだ!

  6.簡単なトランジスターラジオも同じ原理で作動する。このような機械は、製作者があらあかじめ選定した周波数を受信するように設計されており、それを扱う者がその周波数を正しくコントロールし、作動するなら、受信できるようになっている。放送局と受信者の双方の側で、同じ周波数を使って送受信する。放送局のほうでは、莫大な電力を使って一定の周波数を作動し、放送する。時には幾つかの周波数を使って放送する。しかしあなた達受信者は、強力な電力もいらないし、電波についての知識もたいして必要ではない。自分自身の小さな動力源、自分自身の小さな電池−−あなた自身の霊−−にスイッチを入れるという最も単純な操作さえ知っていればいいのだ。自分自身の回路を作動させるだけの、ごくわずかなボルトの電池があればいいので、あとは放送局の強力な周波数に合わせるという簡単な操作を覚えるだけで、空から落ちてくる音を受信することができるのだ! 波長を合わせよ、そして神が、すでにあなたの小さなバッテリーを充電されている動力−−あなた自身の霊−−のスイッチを入れよ。そうすれば、あなたの回路は作動し、神の強力な信号を受信することができるのだ!

  7.信仰の手が動力のスイッチを入れ、自分の持っているわずかな力を作動させる。希望の手が期待を持って、神が放送しておられる周波数を探す。そして突然、神の強力な放送局は、その力強く確実な周波数を送り込んで来る。−−メッセージがはっきりと、明確に伝わってくるのだ!

  8.もしあなたが、正確にあなたの周波数を合わせる事に熟練しておらず、神の完全な周波数に正確に合わせておらず−−気をそらされた状態で集中しておらず、−−あるいは何か他のシグナルに惑わされたり、他からの静電気で乱されていたら、神のメッセージは弱くなり、ぶれたり、中断されたり、不明瞭になったり、最悪の場合は、静電気や敵の力によって完全に妨害されるだろう! あなたのバッテリーが、必ず神の力によって完全に充電されているようにし、新鮮で、新しい状態にしておきなさい。−−接続がよく明確で、しっかりしていることを確かめておきなさい−−そしてあなたが、集中して波長を合わせており、必要ならば沈黙の内に、神の信号を待つようしなさい! もし私達が、信仰と忍耐をもって待ち、混信がないのなら、早かれ遅かれ、今まで聞いた事のない最も美しい音楽を受信する事ができるだろう。その最も力強く、感動的な、驚くべきメッセージが入ってくることによって、私達を奮い立たせるので、行動に移さずにはおれなくなるだろう! 私達は、彼の調べにのって踊り、彼のシグナルという命令に従って戦うだろう−−そして、経過がどうであっても、あなたは神の御心を行い、あなたは自分が作られた目的を果たしているのだということを感じることだろう。

  9.それはちょうど、神が金庫を持っておられ、人間にその組み合わせの番号を与えられており、人が信仰の手によってその数字を組み合わせると、神が様々な財宝を保管しておられる金庫を開ける事ができるようなものである。ある特定の音調のある音を奏でる事によって、主の金庫についている錠のタンブラー金具が開き、金庫を開いて中にある富があらわになるのだ。

  10.人間は、その金庫を作らなかった。もちろんその中の財宝も作らなかった。事実、人間はその組み合わせの番号も、あてることさえできなかったのだ! 神が、人間に与えられたのだ!

  11.科学者は、世界の不思議を発見しているのは自分達だと考えている! しかし実際には、神が、御自身の霊で、それらのことを科学者達にあらわしておられ、それは人間達に霊的世界を描写する為に、神が示しておられるのである。人間の役に立つようにと、明かされる、この世界の物質的、自然の秘宝、−−人間にその解き明かしの鍵を与えるのは、神なのだ! 物資の持ち主は神であり、その鍵を持っておられ、神は人間にそれを啓示されだけなのだ。−−しかし、人間は、自分達がそれを考えつき、発見したのだと考えている。実際には、彼らは神からの啓示を受けただけなのだ−−神の霊によって!日の下に新しいものは一つもない。すべては、主のものである。そして、隠れたもので現されないものは一つもない!

  12.あなたは、神の力に接続されているか。神の周波数に合わせているか。神の意志の通りに作動しているか? もしあなたが、神の設計通りに調律されているならそうであろう。そしてあなたは、神があなたを作られた目的を果たすことだろう!

  13.私もある目的のために調律された者だ−−人生の特別な使命のために、あるパターンに合わされるよう、偉大な設計者の設計書に沿うように、そして、この偉大な宇宙の複雑な機構の中で、私の特定な場所と使命を遂行するように、調律されいたのだ。

  14.神が私の鍵を持っておられた。−−すなわち、ダビデの鍵である。そして神が、ついに鍵を回された時、私は激発し始めた。その時以来、あなたたちは、その反響音を聞いているのであり、その強力な連鎖反応は、あなたたちを通して全世界にこだましていくのである。

  15.私は、そうなるように調律されていた! それに従うほかはなかった!−−神が、私の鍵を開けられた時、私は神の力と、神の音量と周波数に、自分を開けたのである!−−そして、その燃えるような結果はあなた達が見ている通りである。神がこれまで使ってこられたすべての火のような預言者に起こったと同じ事が起こっているのだ! 私達は、エレミヤがしたように、体制を激しく非難し、体制の偶像を暴露し、これを粉砕し始め、根こぞぎにし、倒し、それに代わって御言葉の真の種を蒔き、神の子供達の真の宮を建設しようとしているのだ! ハレルヤ!

  16.1950年代に、私は中年に達し、家族を持ち、それまでに殆どあらゆる仕事をやってきた。建築の仕事もし、地方検事事務所にもいた。軍隊にもいたし、心臓病のため服役不能と診断されて除隊を強要された。伝道師、牧師、学校の教師もした。私は、人生の盛りを過ぎようとしていたが、私の生涯に対しての神の完全な御心は何であるかについて、まだわからなかった。−−より大きな力や、より多くの賜物を持って、もっと神に役立つようになりたいと、私は絶望的になった! 私は号泣し、涙を流し、額を地にすりつけて、深い絶望の淵から、神が語られることを泣いて求めた! 私は、神に向き、神に波長を合わせ、そして神はその鍵を開け始められたのだ!

  17.私は、自分が最後に、「やります。」 と答えた時のことを決して忘れない。私はその時、額を床にすりつけ、厚いじゅうたんに私の顔を埋め、ちりと涙でぐしゃぐしゃに濡れていた。それは、古い劇場を使って行っていた、神の霊に導かれた預言者の集会でのことだった。主は私に、私の教派からの資格認定書−−私の労働組合員章のような、徹底的に訓練されてきた仕事−−教会の教務の仕事を返納する決心があるかどうかと聞かれた。それは、まるで免許証や、教職任命証や、労働組合員章や、パスポートや身分証明書を放棄し、その職業に二度と戻ることのないよう、あらゆる可能性から自分自身を切り離し、また他の職業に就く準備もない、ハンディキャップの状態になるようなものだった!

  18.私は言った、 「わかりました。主よ、即座にやります!」 その時、体制からのドロップアウトが始まったのだ! すると直ちに、二つの強い手が私の頭に置かれるのを感じた。そして、若い預言者の一人が私の事を預言し始めたのだ!−−それは聖書の中で、神御自身が預言された事であった。

  19.「耳のある者は、御霊が諸教会に言うことを聞くがよい。」 「フィラデルフィア (兄弟愛の町) の教会の御使いにこう書き送りなさい。聖なる者、まことなる者、ダビデの鍵を持つもの、開けば誰にも閉じられることがなく、閉じれば誰にも開かれることのないものが、次のように言われる。」  「見よ、わたしは、あなたのわざを知っている。見よ、私は、あなたの前に誰も閉じることのできない門を開いておいた。なぜなら、あなたには少ししか力がなかったにもかかわらず、わたしの言葉を守り、わたしの名を否まなかったからである。」

  20. 「見よ、サタンの会堂に属するもの、すなわちユダヤ人と自称してはいるが、その実ユダヤ人ではなくて、偽る者たちにこうしよう。見よ、彼らはあなたの足もとに来て平伏するようにし、そしてわたしがあなたを愛していることを彼らに知らせよう。」 「忍耐についてのわたしの言葉をあなたが守ったから、わたしも地上に住む者たちを試すために、全世界に臨もうとしている試練の時に、あなたを防ぎ守ろう。」 「わたしはすぐに来る。あなたの冠が誰にも奪われないように、自分の持っているものを固く守っていなさい。」 「勝利を得る者を、わたしの神の聖所における柱にしよう。彼らは、決して二度と外に出ることはない。そして彼の上に、わたしの神の御名とわたしの神の都、すなわち天とわたしの神のみもとから下ってくる新しいエルサレムの名と、わたしの新しい名とを書きつけよう。」 「耳のある者は、御霊が諸教会に言うことが聞くがよい。」

  21.私はその場で砕け、泣き出した。なぜなら私が、この同じ預言を受けたのはそれが3度目だったからだ。そして、そのいずれの時も、それ以前に私が一度も合ったことがない人によって、それも私のことを全然知らない人によって預言されたのだ。だから私はそれを語っておられるのは、神だとわかっていた! そして、この特定の章は私自身に関したものであり、それが私の生涯で何らかの方法で成就すべきものであるに違いないとわかったのだ。

  22.もし今日の教会に対するメッセージと、彼らに反する証しがあるとすれば、それは、私達の証しであろう。−− 「耳のある者は、御霊が諸教会に言うことを聞くがよい!」  あなた達の見本自体が、彼らに反する証しなのである。−−兄弟愛の町−−体制からドロップアウトし、分離し、清められ、聖化され、洗われ、新しくされているのだ。あなた達は、もはや古い教会−−ラオデキヤの町−−ではない。あの、太って病み、飽食して自己満足しており、霊的には盲でいる古い町ではなく、兄弟愛の新しい町フィラデルフィアであり、そこには恵みと正義があるのだ!

  23.神は私達に、神に呪われ、裁かれたこの世の体制を非難するように命じられた。私達の口を封じることは、神以外の誰にもできないだろう! 神は、私達の働きを知っておられ、私達の前に大きな効果的な門を開かれた。主要なすべての報道機関という門を開いてくださったのだ。それによって私達の警告の声が全世界で聞かれることになった。今は誰も、私達を無視することはできない! 私達は、ごく小さく、弱いけれども、少なくとも私達は神に従い、神への従順を守ってきた! 悪魔の会堂に属する者、今日の偽りの礼拝体制に対して私達は戦いを挑み、神の真実によって彼らの実態を暴露しようとしており、そのために彼らは私達を殺そうとしているのであるが、きっと彼らは、近い内に、膝まずいて、彼らの嘘や、自分達が神の子だと主張していることに対する神の怒りから、彼らを隠してくれるように、私達の憐れみを乞うことであろう。その時彼らは、神が愛しておられるのは、本当は誰であるかを知るだろう。私達、すなわち真の神の子供である! 私達が神の御言葉を忍耐強く守ってきたので、神も私達をこの終末の時の大きな試練と苦難から救い、世界の残りの人々がそ

の罪のために苦しむ時にでも、私達を守り、私達に必要なものを与えて下さるのである!

  24.主はすぐに来られる! しがみつき続けなさい! あなたの報酬を決して他の者に渡すな! 最後まで忠実でありなさい。もしあなたがこの戦いを勝利に導くことを助けるなら、あなたは神の体である宮−−真の教会−−の人達を助け、強めることだろう! あなたは、永久に神に仕えるだろう。そして、神はあなたに、彼の名を与えること、そしてあなたが彼の名で呼ばれることを恥と思われないだろう。−−神があなたに与えられた名前である。そしてあなたは、新しく、素晴らしい、神の宇宙都市の市民になるだろう。その宇宙都市は、もうすぐ現われるのだ。その時あなたは、神があなたのために用意されている新しい名前を与えられるだろう。

  25.神は、ダビデの鍵を、あなた達を作動するために用いられた! ダビデが神の鍵に応答したことを神に感謝せよ! ハレルヤ!感謝します、イエスよ! イエスがすべてを成された! 私達は彼の道具にすぎない! 彼の作品であり、彼の手の業である! あなたは、神があなたの鍵を回されるための準備はできているか? 神があなたを作動しようとされる時、それに応答するだろうか?